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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

緑風に憩う 


『 風 は 嵐 』

『 三月ばかりの夕暮れに ゆるく吹きたる雨風

  八、九月ばかりに 雨にまじりて吹きたる風 いとあはれなり 』


清少納言は『枕草子』の中で、春・夏・秋と雨を友にした風に風情を感じると・・・

2011-10-08 華2704

今朝は胃の具合が少々重苦しく、スーパーへの買い物のお供を終え、「香澄公園」に”らら”を連れて散歩に。

『緑風』と云えば、青葉の上を吹き渡っていく南風(はえ)。初夏の爽やかな優しい風。

『青嵐』と云えば、青葉を心地よく揺ら清々しい風。

風の吹く様は目には見えないが、色なき風とでも言えようか。

日々移り変わる様々な風の色に、興を覚えた長閑な散歩だった。

『 萌 黄 』

2011-10-08 華2706

春から初夏にかけて、木間の小道はとても優しい表情を見せてくれる。

萌えいずる若葉の清々しい緑色のせいだ。

新緑が少しずつ深みを増していくグラデーション、季節もその色と共に移り変わる。

『 ペットはリードを付けて!!』

2011-10-08 華2705

ボール投げに興じる犬がいた。

どこの公園でも、『ペットは放さないで!!』の看板がある。

危険性があるので致し方ない事は判るが、

誰一人として人のいない広い芝生の広場。誰がどう考えても危険性は見当たらない。

画一的に物事を判断するのはどうしたものか?

確かに、「自分だけが良ければ、それでイイ」的な考え方には反対だが・・・

『 道のべに 清水流るる柳陰 しばしとてこそ立ちどまりつれ 』

2011-10-08 華2707

心地よい風に誘われ、清らかなせせらぎにそよぐ柳の陰で、しばし休息と思っていたが、

あまりの心地よさについ長居をしたものだ・・・西行法師の歌である。

『香澄公園』にも、中央付近に数百メートルに亘り、せせらぎの小川が設えてある。

水面に映える木々の葉に見とれながら佇めば、思わぬ時間が過ぎ去っていく。

雨上がりの花菖蒲が鮮やかに咲き誇っていた。

東京も昨日に梅雨入り宣言が出された。雨に打たれる青梅も少しづつ赤味を帯び出した。

田圃では蛙の鳴き声が聴こえる頃となっただろうか?

『 古艸の さらさら雨や なく蛙 』   小林一茶

四季折々の変化に青葉のそよぎに色を感じ、蛙の鳴き声にも風情を感じる。

こんな自由な時間を持てば、日本人として生を享けた有難さをひしひしと感じる。

日本人の機微を感じる感性って、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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進化とは・・・ 

『 イモリか? ヤモリか? どっちだ~ 』

2011-10-08 華2699

「千葉県立中央博物館」の展示室の一角に、こんな質問が投げ掛けられていた。

答えは「ヤモリ」とは解かったが、果たして「ヤモリ」と「イモリ」の違いは?と調べてみたら、

     「ヤモリ」                「イモリ」

  トカゲ・ヘビと同じく爬虫類       カエルと同じ両生類
  前肢・後肢ともに5本          前肢4本 後肢5本
  陸上のみ生息              水中・陸上で生息
  背も腹もベージュ色           背は黒褐色 腹は赤色

ヤモリは、

家の蚊や蛾を食べてくれるので「家を守る」でヤモリと言われ、

ヤモリが壁やガラスに張り付くのは、実は足の吸盤では無く、足の裏に生えている毛は、

非常に細かく壁やガラスとの接点が多くなるので、

毛を構成している分子と壁やガラスを構成している分子が、互いに引き合う。分子間力という現象が働く。

空気の必要な吸盤吸着ではないので、空気が無い宇宙での活動での応用に期待がもたれている。

いわゆる『ヤモリテープ』と呼ばれる研究である。

片やイモリは、

イモリはフグと同じ成分の毒を持っていて、お腹の赤色は他の生物に毒を持っている事を知らせる警戒色。

井戸で害虫を食べてくれる事から「井戸を守る」で、イモリと名が付いたと言う。

イモリは、体のあらゆる部分を失っても再生出来る。

手足をはじめ、眼・心臓や骨までも再生出来るという。

イモリの「再生芽に変化させる物質」が判明すれば、将来ヒトでも臓器移植が不要になるかも・・・と。


『 身近にいる鳥・・・』

田舎育ちの子供の頃、小川でヤモリやトカケ・ヘビなどを捕え、学校に持って行き、

先生の教机の中に入れて置く。やがて其れを見た女教師は大慌て!!何とも楽しかった想い出だ。

2011-10-08 華2703

身近に感じる鳥と云えば、先ずスズメだろう。

親から離れた幼鳥スズメを拾ってきて、スポイドで餌を与えれば懐いてくる。

親から放してやりなさいと言われ、しぶしぶ放した事を想い出す。

また、竹製の小さなザルを割り箸に立て掛け、中にお米を蒔けばスズメが近寄ってくるが、

敵もさる者・・・思うようには捕獲できなかった事も。

大学生の頃、童謡で御馴染みの 『すずめのお宿』 の近くに下宿していた事もあった。

20年程前の事、近くを通りかかった折に其の”お宿”をみれば、なんと小さなこんもりとした丘だった。

『 ハトに猫餌を・・・』

2011-10-08 華2701

近くの公園には沢山の鳩たちが屯している。

芝生に潜む虫や餌を啄む鳩をめがけて、”らら” は追いかける。

ハトに軽くあしらわれている事とも知らないで・・・

この公園には以前、数匹の野良猫がいたが、公園課の職員が蒔かれた餌などを掃除するので、

最近は姿を見せないようになったが、先日期せずして一匹の愛想の良い黒猫に出会えた。

以後、餌を持って行くがあの時を最後に遭えなくなった。

余っている餌をハトにやれば手元にまで近寄って来るが、果たして猫餌をハトに与えて大丈夫なのか?

『 嫌われ者とは云うけれど・・・』

2011-10-08 華2700

ゴミ置き場での苦情で一番多いのが、「カラスによる被害」と言われる。

自然の動物から彼らの生活圏を破壊し、餌場を取り上げたのは誰だ!!我々に他ならない。

鹿や猪・熊の被害がしばしば報道されるが、人間が犯した自業自得の結果ではなかろうか?

幾ら智慧あるカラスと言えども、身勝手な人間の考え方には着いて行けない事だろう。

餌を漁るのは彼らの権利でもあり、子供を育てるには餌も漁る必要がありそうだ。

以前、瀬戸内海の或る島での出来事。

細く曲がりくねった石段を降りていると、「こんにちは~、こんにちは~」と声が聞える。

鶏小屋に住んで居るカラスの声だった。

オームやインコのようにではないが、色々な言葉を喋るカラスだった。

益鳥か?害鳥?かは、人間が如何に捉えるか?に依る。

カラスを邪魔者扱いにする必要もないのであろうか、考え方一つと言う事だろう。

『 よんでる口笛 もずの声・・・』

2011-10-08 華2702

サトウ ハチロー作詞 「ちいさい秋みつけた」の一部に、秋を境に離れていくモズの声が出てくる。

何とも可愛らしい詩で、さぞかし百舌鳥は可愛い鳥だろうと思う事だが・・・

春まだ浅き如月の頃、繁殖のさえずりは聞こえる。

他の鳥の鳴き真似が大変上手で、ホトトギスやウグイス等の多くの鳥の鳴き真似をする。

さながら身の回りに色々な鳥たちがいるような錯覚さえ覚える程だ。

百舌鳥は鋭い嘴をもち大変獰猛な鳥でもある。

狙った獲物を有刺鉄線や小枝に突き刺す行動をよく目にもする。

それにしても、見た目には本当に美しく可愛い鳥「モズ」だ。

思い出すのは中学生の時、中学校は小高い丘の上に建っていた。

曲がりくねった坂道の途中には池があり、ヤマモモがたわわに実を付けていた。

学生服のポケット一杯に採ると、赤い汁で汚れ母からよく叱られたものだ。

丘の中腹に恰も段々畑のように校舎が立てられ、一番高い所が運動場だった。

校舎の回りが木立の多い遊び場にもってこいの場所だった。

此処でカスミ網でもってメジロを摂っていたが、偶に百舌鳥が来てカスミ網を破る事があった。

やはりモズは獰猛な鳥だったのだろう・・・

『 鳥たちの繁殖方法は・・・』

福岡伸一博士の著書に、『動的平衡』がある。其の中で知った事であるが、

太古の昔、大絶滅を生き延びて繁栄したのは哺乳類だけではない。

翼を持ち、空を飛ぶことが出来たの鳥たちも成功者だった。

彼ら彼女らは、飛ぶ為に特化された身体を持つように至った。

何かを溜めて体重が重くなることを極力避けるため、膀胱と大腸の殆どを無くした。

鳥は、ウンチとオシッコが同じ穴から忽ちに出てくる。其れだけではない、

メスなら卵を産む管、オスなら精子を出す管も、この同じ穴と合一している。

だから鳥は全ての事を単一の穴で行う(総排泄口)。

そして殆どの鳥にはペニスが無い。交尾はオスとメスとが協力して総排泄口をくっつけ合う行為となる。

生物の多様性を知る事、其処にこそ目を瞠るようなワンダーがある・・・と。

何十億年もの間に育み続けられた、そんな端っこに人類はしがみ付いているに過ぎない。

どんな事態が起ころうとも、生物は必ずや生き延びるであろう。

生命の時間軸と其の流れに想いを馳せる事が、生物多様性を考える事だと、博士は教える。

鳥でも我々に「生き方・生き延び方」を教えるって、「こんなもんなの~?」

 

category: 雑感

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リスクは常に・・・ 

『 航空科学博物館 』

2011-10-08 華2697

成田国際空港の南端側に、航空機の歴史が学べる博物館がある。

館内は、1Fにはボーイング747-400の大型模型

    2Fには航空機の模型や歩みが展示され、

    3Fは成田空港を離着陸するジェット機を間近に望める展望台がり、迫力あるエンジン音が楽しめる。

    4Fは展望レストランになっていて、食事(美味くはないが)も楽しめる。

『 科学の粋を集めた管制室 』

2011-10-08 華2694

2011-10-08 華2695

カット写真の管制室は少しばかり古い機器であろうが、現状は多くの最新鋭機器が装備されている筈である。

とは言え、機器類を操作するのは管制官である。

人は時たま人為的ミスを犯すのが常である。離着陸の指示ミスを偶には耳にする。

『 野外展示場 』

2011-10-08 華2696

館外前は「航空機と多目的広場」となっていて、古の名機が展示され芝生広場では子供達が見学に来ていた。

有料ではあるが、機内に入り体験装置で遊ぶ(学ぶ?)事も出来、子供達の興味を引いていた。

『 ジェット機を知り、シミュレーターを体験 』

2011-10-08 華2692

館内には空港模型やライブラリーの充実もあり、太平洋戦争時のゼロ戦も展示されている。

航空機の仕組みを知り、何故飛行出来るのか?原理を学び、DC-8シミュレーターで遊べば、

スマホやゲーム機器では学べない、大切な学習が出来る。

『 芝山 風和里とんぼ 』

2011-10-08 華2693

怒賀 茂氏・作詞 と書かれた立札があるが、どんな詩なのか?調べるが判らない。

駐車場から館へ向かう小さな木立の中に、ひっそりと置かれている。

鉄製の為か錆びついたように見え、少々寂しさを感じる。

『 全ての事物に、リスク有り! 』

先日、ボーイング787なる最先端の航空機がANAやJALに納入された。

日本の最先端の技術や製品も納められ、鳴り物入りで採用されたものであるが、

バッテリーから煙が発生という事態を起こし、飛行禁止の憂き目に遇っていた。

このバッテリーは日本製という事で、気をもんだ人も多かった事であろうが、

正確な原因は不明のまま、また飛行許可が下りた。

考えられうる最先端の知能と機器を以てしても、リスクは完全には避けられないのが事実。

安全性100%を高らかに謳い上げた原発。

想定外の津波に福島原発は大事故に見舞われた。現実には、想定外という詭弁で逃げただけであるが・・・。

人知を尽くしても避ける事ができないリスクを余りにも甘く見た結果だ。

利益の為ならリスクも厭わないという企業精神の陰で泣くのは、いつの世も一般大衆であろう。

一度に多くの犠牲者が出る航空機事故に限った事ではないが、

現代人はリスクを余りにも軽視しているのではなかろうか?

最先端技術と言えども完全無比という事は無い。リスクは何処にでも潜んでいる。

自信過剰の犠牲って、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

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風花雪月 

『 風花之瀟洒 雪月之空清 唯静者為之主。

          水木之栄枯 竹石之消長 獨閒者操其權 』


2011-10-08 華2687

そよぐ風、咲く花の、爽やかで綺麗な様、積もる雪や煌々とてる月の、清々しく清らかな様は、

ただ閑静な心の持ち主だけが、其の風情を楽しむ事が出来る。

水の流れや草木の変化する姿、長い竹や石の佇まいに盛衰の趣を感じられるは、

独り閑静な心の持ち主だけが、其の風情を楽しむ事が出来る。

『菜根譚』は斯く教えている。

緑の森の中に佇む一軒の日本家屋に出会った。江戸時代の豪農の宅だったのか。

『 田舎暮らしに、憧れて・・・』

2011-10-08 華2689

山里の家に生を享けた訳でもなく、小さな炭坑町に育った者には、田舎暮らしは憧れである。

高校まで片田舎とは言え、何不自由も無い街で、大学からは東京での生活を送るようになった。

駅まで6分。ショッピング・センターまで8分・公園まで8分、マンション生活は至極便利なものである。

仕事に打ち込む年齢もとっくに過ぎ、今は余生を楽しむ時となった。

人生三度は家を造れ!!と言われるが、其れは叶わぬ事であっても、

騒々しい都会を離れ、片田舎で静かに残りの人生を楽しむのも、悪くないとかねがね思っていた。

古い町並みや、田舎に興味を惹かれる所以は、そのあたりにあるのだろう。

『 栽花種竹 玩鶴観魚 亦要有段自得処。

                若徒留連光景 玩弄物華 有何佳趣 』


2011-10-08 華2690

花や竹を植えたり、鶴と遊び魚を見るにつけても、一つ心に悟るところがなければならない。

いたずらに眼前の光景だけに溺れ、風景だけを弄ぶと言うのであれば、何の妙味があろうか?

三人の子供を育て、其々が社会人となり配偶者を得、親の手も掛らなくなった。

”大黒柱” とまでは行かなかった我が人生だが、振り返れば人並みの生活だったと思う。

余生をそれ程苦慮しなくても済みそうな今、頭を持ち上げるのは「田舎暮らし」の事である。

「一つ心に悟るところがなければ・・・」 と 『菜根譚』 は警鐘を鳴らす。

駅は近いか? 買い物に不自由はしないか? 病院に近いか?・・・なんて心配ごとが多いとは、

「悟る・・・」 所は全くない、所詮私は 「田舎暮らし」 不適格者なのであろう。

『 幸福の中の、不自由なのか?』

2011-10-08 華2691

利便性も良く、経済的も過不足は無く、狭いながらも楽しい我が家?

考えれば、「一ダースの幸福」 な生活と思うが、どんな時でも必要以上の欲望を抱くのが凡人なのだ。

不幸の中にも ”幸福感” を見つける人もいれば、幸福の中にも ”不幸を感じる” 人もいる。

「田舎暮らし」に憧れを持つ私は、常に心に不平不満を抱く事しか出来ないのであろうか?

『菜根譚』 の言う 「一つ心に悟ところがなければ」 に、痛い所を突かれたな~と反省しきり。

身近に咲く花々に、身にそよぐ初夏の風に、幸福感を感じるとしましょうか。

『菜根譚』 に学ぶ事って、「こんなもんなの~?」


category: 雑感

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畏怖と祈り 


『 生命をつなぐ智慧 』

2011-10-08 華2674

はるか昔より、我々の遠い先祖たちは豊かな自然の中で、その生命を育み大いなる恩恵を受けた。

先祖達は、自然の中に神々を見出し、崇め敬い感謝と共に暮らしてきた。

偉大なる大自然は、時には大地と我々の生命に牙をも剥き出した。

荒ぶる自然に向き合い、畏れ慄き人の営みが平穏で豊かである事を祈り続けてきた。

先祖達は ”死” を恐れた。

受け入れがたい出来事に混乱し悲しみ、再び肉体と魂が一つになって、

此の世に甦る事を願い、懸命に祈りを捧げた。

『 術を子孫に 』

2011-10-08 華2675

太古の昔より、族の中から統率するに秀でた人間に導かれ、

自然に学び自然を利用して、更なる繁栄を築く術を身に付けてきた。

リーダーとなる首長は、絶対の霊力を先祖から受け継ぎ、神々に近い存在として従い敬った。

やがて弱まる霊力は、肉体から離れ死んだように見えても、

その霊は、新たな首長のなかで蘇り、此の地に留まり、部族と國を守り続けた。

『 古墳と埴輪造り 』

2011-10-08 華2681

首長の死を嘆き悲しむと同時に、新しい首長の霊が、部族と國の繁栄を護り、

平和で幸せが、未来永劫に続いて欲しいとの願いから、墳墓と埴輪を築いた。

死への畏怖の念と、祈りの形であった。

『 古代人の霊魂觀 』

死は身近な日常茶飯事であった。老若男女、身内の死を常日頃から目の当たりにして来た。

縄文時代は狩猟採集の生活を送り、死者は集落の中に埋葬されてきた。

弥生時代になると水稲農業が中心となり、集落の外に墓域を造り埋葬した。

死は現代のような心臓死や脳死ではなく、死は、肉体と霊魂が分離する事と考えた。

人が死ぬと残された者は、必死に霊魂と肉体の再生を願い、祈りと儀式を行った。

祈り願い続けても蘇生再生しない時に、初めて死を確認し埋葬した。

この願いこそ、今に続く「殯(もがり)」の風習である。

『 畏怖と祈り 』

2011-10-08 華2686

狩猟・漁撈・採集などにより暮らしを営んだ縄文時代の人々は、

厳しい自然な中に知恵を貯えてきた。自然に依存し、自然の厳しさに耐え、

集団生活を維持して行く上で、生活技術を開発し、信仰生活では精霊などの呪力を信じ、

禍を防ぎ、幸いをもたらす事を期待した。

代表的な土偶は、「信仰の始原」であった。

『 不合理なるが故に、我信ぜず 』

2011-10-08 華2685

信仰と霊的なるもの、神的なるものに対する安心感・信頼の心情、

人間的な知識ではなく、知識を超えた不合理な要素のため、「不合理なるが故に、我信ぜず」となる。

科学が発達した現代では、古代の営みを振り返る事に、其の意味を解しない方もあろう。

諸々の物が、春に芽吹き、夏には花が実になり、秋には豊かな実りを届けてくれる。

そして、やがて冬になれば枯れ果てていく、この自然の循環の中に人は死生観を抱き、

自然の営みの偉大さに、畏怖の念と感謝の念を抱いた事だろう。

農耕民族である我々の先祖は、更に祈りの心を豊かに育ててきた。

先日、「千葉県立中央博物館」での思い。

古代人は、畏怖の念と、感謝の念と、祈りの心。

現代人は、自分にとってのご利益・ご利益!!ばかり・・・

畏敬の念も祈りの念も忘れた現代人。

こんな生き方の将来に、果たして本当の幸せが待っているのか?

古代人と現代人との、生き方の違いって、「こんなもんなの~?」


category: 雑感

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祝 35周年 

『 祝 成田国際空港・開港35周年 』

2011-10-08 華2668

日本を代表するハブ空港として開業し、早や35周年を迎えた。

航空自由化に伴い国際競争も熾烈を極め、またLCCの参入もあり、

成田は大きく変貌を遂げざるを得ない現状に立たされている。

『 憧れのスチュワーデス 』

2011-10-08 華2671

ハブ空港とは成り得なかったが、世界の航空会社83社が乗り入れる日本の代表空港だ。

騒音対策の事情からか離発着を24時間体制にする事は難しく、世界の代表的空港とは競争力の点で劣る。

スチュワーデスの採用も時代のご多分に漏れず契約社員制度が普及し、彼女たちの収入も激減していると言う。

以前は芸能人やスポーツ選手などが、美貌と容姿が良くマナーも心得、そして外国語が話せる彼女たちを、

「お嫁さん候補」としたい職業、突出して第一位だった。

当然、一般人にとっては ”高嶺の花” でもあった。

『 このスマイルに・・・』

2011-10-08 華2670

此の笑顔で迎えられれば、誰とて悪い気はしない。

普段、家に於いては妻から不機嫌な顔をされ、娘からは邪慳にされれば、

地獄で女神でも出会った気持ちになった事だろう。

『 狭い職場 』

2011-10-08 華2672

客の無理難題にも笑顔で対応し、細やかな心使いを余儀なくされ、其の挙句、

作業するパントリーは、此の狭さ。

『 昔のスチュワーデスは・・・』

憧れだった昔のスチュワーデスは、眉目秀麗を絵に描いたようだったが、

最近は、どの飛行機に搭乗しても、「お嫁さんにしたい!!」 と思う女性に出会った事がない。

それだけ現在の女性が皆美しくなったという事なのか?

『 おぉ~、モウレツ !! 』

2011-10-08 華2669

マリリン・モンローの「七年目の浮気」を思い出す、エア・フランスの昔のポスター。

捲れたスカートに目が留まるのか? カモシカのような脚線美に見とれるのか?

いすれにしても人目を引いた事だろう。

昔、シームレス・ストッキングを開発した ”アツギ・ストッキング ”が、

拡販の為に選んだのは、スチュワーデスだった。

脚線の美しい彼女たちがシームレス・ストッキングを履いて機内で客にサービスを。

嫌が上にも目立ち、世の女性も挙って買い求めたという事だ。

世の女性の誰もが、彼女たちの様な脚線美とは思わないのだが・・・

『 空港内ソラナカに客は・・・』

成田空港は、今一つ狙い通りに行っているとは思えないが、空港内にある260店舗の売り上げは想像以上だ。

「エキナカ」を手掛けた社長が、『ソラナカ』に注力。来店者は年間3000万人と成功を収めている。

一年前には「東京スカイツリー」のショッピングモールが捩って、『ソラマチ』などと真似をしているほどだ。

前途多難な成田国際空港だろうが、なにはともあれ35周年を迎え、更なる発展を期待するばかりだ。

願わくば、機内サービスに携わるスチュワーデス(アテンダント?)の美貌と容姿にも期待する。

手に取る事も触る出来ない花だが、男心って、「こんなもんなの~?」



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香澄公園 

『 青梅の 酸(す)にとほくより 責められて 』  秋元不死男(句)

2011-10-08 華2666

日本画家・宇田荻邨の「緑雨」と言う画題の掛け軸を観た事がある。

雨上がりに梅の実が実に清々しく描かれた一幅の軸であった。

そんな想い出を楽しみながら青梅を観ていた。

古来、日本では塩漬けにした梅干しは保存食だった。

葉と同様に青々と堅く締まった実を眺めれば、酸っぱい物が嫌いな私は、

味を思い浮べて自然と口の中に生唾が湧いてくる。

五月雨を受けながら次第に黄色く熟していくのだろう。

「青梅雨」とは実によく表現したものだ。

『 久しぶりに・・・』

犬の散歩も、何時もの所では面白くないので、車で 『香澄公園』 まで出掛けた。

2011-10-08 華2664
僅かに残ったツツジが水面を少しばかり彩っていた。

「香澄公園」は、谷津干潟の保全を図るために設置された、緩衝緑地の一部である。

樹林地と芝生の広場を造り、ショウブや紫陽花、更に水遊び用のジャブジャブ池、

流れのせせらぎが楽しめ、小さな滝まで設えてある。

『 飛石の散歩道 』

2011-10-08 華2665

舗装された散歩道の両側は、瑞々しく青々とした苔に落ち葉が降り積もり、情緒タップリである。

そんな小道を一寸外れると、飛石の小道が現れる。

木漏れ陽の中、爽やかな初夏の風を身に受け歩けば、身も心も癒される。

『 砦 の 丘 』

2011-10-08 華2663

アスレチックとまではいかないが、「砦の丘」と命名された広場には子供用の遊具が設けてある。

「ターザン・ロープ」と言う遊具で、二人の小学生が楽しんでいた。

『 香りの広場 』

公園の一角に、「香りの広場」があり、沢山の薬草・ハーブが育てられている。

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「チャイブ」 という名のハーブ。

葉は長ネギのように中空で、茎の先に淡い紫色の小花をつける。

花はサラダに散らしたり、葉な肉や魚料理の香味として使われ、消化促進の効果があるという。

『 習志野の 万緑に馨る ハーブかな 』

近年、ハーブとか薬草とか言われ、人間の暮らしに役立つ植物として広く普及している。

中国漢方もそうであるが、アロマテラピーとかデトックス効果にと、持て囃されている。

安眠・風邪・花粉症・鎮静・疲労に、はたまた便秘やペットのまで、ハーブ・ハーブと・・・

臨済宗の禅僧・栄西が日本に初めて持ち帰った”茶” も、薬用としてだった。

野良仕事の一段落に、縁側で沢庵を食べ番茶を飲めば、疲れも吹っ飛んだ事だろう。

其のお茶も時代と共に変わり、茶道なるものまで出来た。

路地を通り、東屋で小休止。おもむろにくぐり戸から茶室へ。

満たされる効果は、心の落ち着きなのか? 

それとも、茶道を嗜んでいるという満足感なのか?

ハーブの一種である、お茶の効用って、「こんなもんなの~?」



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心の花? 


『 笑吉工房にて 』

2011-10-08 華2658

足を止めた「笑吉工房」では、希望者に似顔絵を描いてくれる。

話を聞けば、指人形が絵筆を取るとの事だった。

何となく面白そうなので一筆お願いした。

緋毛氈の演壇の向こうから御簾越しに人形が現れた。

此の演壇は、人形劇が演じられる壇で、演目は

「笑い上戸」「酔っぱらい」「朝帰り」等など粋なパフォーマンスが繰り広げられる。

『 素描の指人形 』

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羽織を着込み、マーカーペンを持った人形が先ず素描を描く。

実は、人形使いの露木画伯(?)が、御簾の向こうから見ながら筆を運んでいる。

髪の毛を始めに、眼を鼻を口をと、手際よく筆を動かしていく。

描写は結構細かく、チェックの服なども丁寧に・・・

『 彩色は、お任せ!』

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素描が終わると、また別の彩色専門の老画伯が・・・

筆を巧みに使い、口紅から淡彩を施していく。

思った以上に丁寧に絵具を塗り重ね、チェックの模様にも細かく彩色を施す。

『 一汗かいて・・・』

2011-10-08 華2661

芸が細かいね~!!

15分ばかり健闘すれば、一汗も二汗も・・・

おもむろに日本手ぬぐいで額を一拭き。「あぁ~、疲れたな~」と言うところか?

『 似顔絵は、心の花? 』

似顔絵を描いてもらう間は、「遊び種(くさ)」

遊びで描いてくれる画伯は「遊び種」? その種からは、きっと暮らしを豊かにしてくれる種が育つのか。

「語り種(ぐさ)」・・・似顔絵を見て、生前の人柄が偲ばれ、”人を幸せにした女性”だったと・・・

            そんな記憶の「語り種」になればイイね。

「笑い種(ぐさ)」・・・蔑み笑いを「笑い種」と言うが、「頭痛の種」よりは「笑いの種」の方がまだマシ。

            似顔絵に似て、「微笑みの種」となりたいものだね。

「想い種(ぐさ)」・・・「想い種」と呼ばれる草花は多く、女琅花・すすき・紫苑・さくら・りんどう

            撫子・つゆ草など等多いが、

            草花を見るたびに想い出せる女性に、そんな事を似顔絵に託して。

2011-10-08 華2662

『 今更に 何をか思はむ うちなびき

       こころは君に 寄りにしものを 』
 安倍女郎(和歌)

若き時、初めて知り合い、「この恋、今更何を悩もうか・・・」と思った時もあった。

似顔絵は〇〇歳は若く見える。そう云えば、昔は二人も若かった。

若気の至りか? 喩え火の中・水の中・・・地獄の底までとは思わなかったが。

そんな昔の事を想い出させてくれる似顔絵だった。

似顔絵の効用って、「こんなもんなの~?」


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猫のいる下町 

『 汚れ猫 それでも妻は 持ちにけり 』

2011-10-08 華2655

五十二歳になって初めて妻を娶った小林一茶。

野良猫さえ妻と所帯(を持つか?持たないのか?判らないが)を持ち、子供を産み産ませるのに、

此の歳に成るまで妻を持てなかった己のだらしなさ(?)を嘆き、野良に嫉妬しているのか・・・

江戸で暮らしていた時は、自分も野良猫同然だった。そのせいか?「乞食首領一茶」と名乗った。

汚れでも野良でも妻を持つ能力があるのに、何て自分は・・・野良にも敵わない。

とは言え、一茶は猫に関しては童心で付き合っていたようだ。

子猫の可愛らしい仕種を見ていると、一時でも憂さを忘れられそうだ。

そんな猫が沢山いる下町・谷中に心を遊ばせた。

『 指人形 笑吉 』

千駄木駅から三崎坂を少しばかり上り、”よみせ通り” 方面に曲がった所で、

『指人形 笑吉工房』という看板が目に止まる。

2011-10-08 華2651

自宅入り口をショーウインドーにし、沢山の指人形を展示している。

作者は、露木光明氏。

日本テレビ:「ぶらり途中下車の旅」 

テレビ朝日:「ちい散歩」 

テレビ東京:「出没!アド街ック天国」  など多くのテレビでも紹介された有名人だ。

『 笑いとユーモア 』

人生を明るく・楽しく・愉快に・・・と思えば、笑いとユーモアが大切だろう。

思わず笑いが出そうな指人形が処狭しと並べてある。

2011-10-08 華2652

上の棚には有名人が建ち並ぶ。

実によく特徴を捉えているので、思わず笑みがこぼれるが、

中には、ご本人は果たして気に入っているの?と言いたいような極端な表現の人形もあり実に楽しい。

カット写真、左下の老夫婦の人形の表情と動きが楽しい。

思い当る事が無ければ良いのだが・・・

『 婆さんや~、今でも愛してるよ~ 』

2011-10-08 華2653

一寸ばかり恥ずかしそうに、ラブレターを差し出すお爺さんに、

「まぁ、今更そんな事を云って~お爺さん!」 と照れ笑いのお婆さん。

『 一度の浮気ぐらい・・・』

2011-10-08 華2654

「まぁ~、お爺さん! 誰からの恋文」 隠し持っていたラブレターが、お婆さんにバレて。

「ゴメン・ゴメン、一度の浮気ぐらい許してよ~!」 とお爺さんは・・・

こんな仕種が楽しめるのは、実は人形の中は針金で作ってあり、自由に曲げる事が出来るから。

作者・笑吉さんは、日大芸術学部を卒業後、一時は画家を目指し美術協会展に入選もしたが、

谷中で主に子供を対象に絵画教室を開き、その間、指人形制作に興味を覚え、

13年前に、「指人形・笑吉」 を発表、今日に至る。

今では、ホテルをはじめデパートや美術館など多方面でイベント&ライブに活躍。

キミはかわいい 僕の黒いネコ

    赤いリボンが よく似合うよ・・・
  皆川おさむ(歌)

2011-10-08 華2657

日本画家・菱田春草の名画に、「黒き猫」 がある。

猫は犬と違い、自尊心が強く・自我も強いそうだ。そして気品をも備えている。

此の黒き猫を観ていると、春草の名画を想い出さずにはいられなかった。

家族運に恵まれなかった小林一茶。心の寂しさを埋める為に小動物を愛したのである。

孤独感に耐える為に俳諧に没頭もした事だろう。

一茶は猫を、「野良猫」「うかれ猫」「泥棒猫」「寝ぼけ猫」「田舎猫」「ばか猫」と、言いたい放題。

人に要求こそすれ、おもねる事もしない猫。

人が猫に教えられる事は多々あるような気こそする。

気品とプライド、猫に見習う点って、「こんなもんなの~?」




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心一杯のプレゼント 

『 母の日に・・・』

2011-10-08 華2648

『 人の心を糧として よろづの言の葉とぞなれりける 』 古今和歌集・冒頭の文

人は一人では生きて行けない。この世に生を享けられたのも母への恩。

心を伝える言葉に変え、感謝の気持ちを贈り物としたものであろう。

贈り物は、心一杯の表現として、最も相応しいものである。

『 浅草田甫 草津亭 』

g078700v[1]  HPより拝借

明治5年、駒込神明町で産声を上げた。江戸饗応料理の伝統を今に受け継ぐ老舗である。

明治18年、信仰厚い創業者が善光寺詣りの投宿先で、夢枕に大黒天が現れ、

「汝、草津温泉の湯の花を持ち帰り温泉を開業せよ!必ず繁昌する。夢々疑う事莫れ」とのお告げ。

初代は早速草津温泉に立ち寄り、湯の花を持ち帰り、割烹を始めたところ、

広大な庭園と温泉気分が大評判となり、江戸以来の本格的会席料理とも相まって、大盛況となった。

”草津亭”の由来は、料亭の辺り一面は田甫であったところから、”田甫”との連名で命名された。

『 母の日の、夕食にと・・・』

2011-10-08 華2649

料理右上の 「プリザード」 は、次女からの母の日のプレゼント。

2011-10-08 華2650

夫婦二人の普段の生活では、こんな上品なお料理を口にすることはめったにない。

淡いピンクの包も美しく、華やかなお料理に目を奪われた。

先日、長女より、「京料理が好き?江戸料理が好き?」と聞かれた事があったが、

まさかこんな上品で美しいお料理が ”母の日” に届くなんて・・・

お蔭で母でもない私が、ご相伴に与かったのであるが。

おまけに食後のデザートとして、大粒の苺 ”とちおとめ” まで添えて。

『 母になれない女 』

2011-10-08 華2646

午前中に私用を終え、日差しの強い中 ”らら” を連れ散歩に出かけた。

芝生一面にクローバーが咲き乱れ、初夏の薫りをぷんぷんと漂わしている。

日に一度、60分の散歩が大好きなので、リード解いてやると走り回って喜ぶ。

2011-10-08 華2647

生後6ヶ月過ぎに不妊手術を受け、卵巣・子宮摘出。

術後、其れを見せて貰ったが、その時に思った。

「人間って、本当に身勝手な生き物だな」と・・・

一度は子供を出産した後に手術をとも考えたのだが。

「母になれない女」にしてしまった事に、罪の意識を持たないのが人間の人間たる所以なのか?

反省し、後悔し、懺悔するのが大切とは、言わずもがなと知りつつも、

人間は思わぬところで罪を作るものである。

生きて行く上で人は多くの罪を作り重ねると言われるが、

「母になれない女」 にしてしまった事は、罪なのか?

母の日に、ふとこんな事を散歩の途中で思ったものだ。

人が罪を作るって、「こんなもんなの~?」


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上野の お山は・・・ 

『 東比叡山・寛永寺 』

2011-10-08 華2640
               東叡山・寛永寺の「根本中堂」

江戸城の鬼門を護る為に、此処上野のお山に東叡山・円頓院を、比叡山・延暦寺に倣って建立される。

徳川幕府の菩提寺として繁栄し、日光山・輪王寺や比叡山をも支配下に置いていた。

江戸時代には、天台宗の事実上の総本山として機能していた。

『 黒衣の宰相 天海大僧正 』

家康・秀忠・家光と、徳川三代にわたり指南役として務めた傑僧。

家康との知遇を得、江戸幕府の枢機に与かる。

埼玉県川越市の「喜多院」などを再興した天台宗の傑僧。

天海大僧正を偲びながら、広々とした寛永寺を散策した。

『 蟲 塚 』

2011-10-08 華2641

伊勢長島藩主である増山雪齋の遺志により建立されたもの。

江戸の文人や大阪の豪商など広く文人墨客との交流があり、

自ら文雅風流を愛し、写実的画風に長じ、多くの花鳥画を描いた。

中でも虫類写生図譜「蟲豸帖」は、その精緻さと本草学に則った正確さにおいて特に有名である。

『 尾形乾山墓碑・乾山深省蹟 』

2011-10-08 華2642

日本画琳派の大家・尾形光琳の実弟。

画業の他にも書・茶をよくし、作陶家として特に有名である。

京より江戸に入り入谷に作陶釜を開き、その作品は「入谷乾山」と呼ばれ人気を博した。

乾山顕彰碑である「乾山深省蹟」は、後の琳派の中心的画家・酒井抱一画伯により建立された。

『 了翁禅師塔碑 』

2011-10-08 華2643

江戸時代前期の黄檗宗の禅僧。幼くして仏門に入り、後に隠元禅師に師事した。

隠元禅師は、黄檗宗の開祖であるが、日本に初めて茶の木を持ちこんだ事でも有名である。

了翁は諸国を巡るうち、霊薬の処方を夢に見て妙薬を開発。「錦袋円」と命名した。

不忍池付近に薬屋を開業し、甥に経営させる。

「錦袋円」は人気を呼び、その利益でもって難民救済や寛永寺に ”勧学院” の設置などを行った。

『 山 門 不 幸 』

2011-10-08 華2645

しばし寛永寺の境内で足を止め、根津へとそぞろ歩き。

途中の寺院で、『山門不幸』の看板が目に止まる。

思わず、”えっ!” と声が出そうになる文字だ。

此の門から入ると不幸になるの?

いやいや、そうでは無く、住職が遷化された事のお知らせ看板なのです。

寺院では、住職や家族が無くなった時、山門に此の立札を立てるのです。

期間は寺によりまちまちだが、一般的には本葬儀が終わるまで。

『 不幸は不幸でも・・・』

仏教の教えは、どうせ四苦八苦の此の世だけど、如何に悲しまず・苦しまず、明るく・楽しく、

どうすれば生きられるのか?を説いているのだろうが、

最近のニュースでは、欲を張り利殖投資で数十億円の損失を出したり、

何処やらのビルを落札し、裏で金儲けを企んでいるのか?

こんな事では、仏教界そのものが不幸だよね。

天台宗の悲劇? 否、庶民の悲劇・・・葬儀とお盆の供養

寛永寺は天海大僧正が開いた、天台宗の東の本山である。

ところが、この天海が罪作りをしたものだ。

徳川幕府に、寺請制度を設けさせ、キリスト教信者摘発の為に、菩提寺・檀家制度を敷き、

一般庶民は死者が出た時には、菩提寺で葬儀を行えと・・・

そして又、同じくキリスト教信者摘発の為に、盆には盆棚をつくり僧侶に読経を頼め、

隠れキリシタン摘発の為に、庶民は否応なしに葬儀・盆供養を強いられたのである。

寺と僧侶が ”有難い・有難い” と思っていた時代は過ぎ去ったのか?

寺離れがこれ以上進まない内に、寺と僧侶は良心を取り戻す必要があるのでは?

寛永寺を散策しながら、色々思う事があった。

寺と僧侶なんて、「こんなもんなの~?」





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銀座で、お買い物・・・ 

『 銀座は銀座でも・・・』

外出には、もって来いの日和なので、久しぶりに ”銀座” に出掛けた。

とは云え、あの日本一地価の高い銀座ではありませんよ。

2011-10-08 華2639

東京でも、最も庶民的な事で有名な ”谷中ぎんざ” へ・・・

此処は、沢山の猫がたむろする「夕焼けだんだん」と呼ばれる、夕陽が綺麗に見える坂のある場所だ。

『 お婆ちゃんの ”銀座”?』

2011-10-08 華2635

何となくそんな雰囲気が漂う庶民的な商店街だ。

食料品店が沢山並び、洋品店をはじめどの店もモダンとは無縁の場所だ。

行き交う買い物客もお婆ちゃんたちで一杯。

其の中で、この場の雰囲気を楽しみにと、よそ者たちがそぞろ歩き。

『 有名なのは、メンチカツ!!』

2011-10-08 華2637

「元気 いっぱい。元祖メンチカツ」 と言う看板が目に入る。

5・6人の客が此のメンチカツを買い求めるのに並んでいた。

あぁ、此処が有名なお店なのか?と @150のマンチカツを2個買い求めた。

”すぐ食べますか? 持ち帰りますか?”の問いに、”持ち帰ります”と、

昔の日本人なら、食べ歩きなんて、不謹慎極まりない事だったが、今では・・・

『 メンチカツ、2つ! 』

数軒先まで歩くと、また行列の出来ている店先へ。

テレビなどで再々報道される店は、こちらなのか?と。

思わず「メンチ、2つ」 と、買い求めた。 こちらは@200 

家に持ち帰り冷めたメンチカツを4個を、誰が食べるのか? 

案の定、レンジで温めてもパリパリ感が失われ、なにも谷中で買わなくても・・・と後悔が???

『 草履を一足 』

2011-10-08 華2636

履物屋の店先に ”草履” が吊り下げられていた。

和服の時に履く草履は、浅草で買っていたが、

此の店の草履の底は、滑り止めのギザギザ模様が施してあった。

滑り難そうだし値段も安いので、一足買い求めた。

『 猫のたまり場 』

2011-10-08 華2638

「夕焼け だんだん」と親しまれている此の階段は、猫のたまり場でも有名。

何匹かの猫がのんびりと寝そべっていた。

其の中の一匹、白い猫にカメラを向ける若者がいた。

鼻先まで近づいても猫は知らん顔!! 此処の猫たちはモデル馴れしているのだろう。

日が暮れて、店先の裸電球の風情を撮影したかったが、夕焼けになる前に引き上げる事とした。

帰りに、日暮里駅の連絡歩道でインド人経営のカレーの店で足が止まった。

二人で食べた金額が¥2000だったが、

会計の計算が出来ないのか?不慣れなのか?・・・時間ばかり掛る。

計算能力は世界一のインド人と言う。何処の国の人が経営しているのか?疑問が残る。

全国いたる所に「銀座」と言う場所がある。

東京の銀座は日本一の高級な所。地価も店も商品価格も・・・

一般大衆の「谷中ぎんざ」って、「こんなもんなの~?」


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5月5日は・・・ 


『 実は、女の子のお祭り 』

恵まれた人には、10連休のゴールデンウィークも早や終盤となった暖かい日に、

チワワの ”らら” を連れて散歩に出かけた。

2011-10-08 華2631

直ぐ傍の団地の植え込みに、菖蒲が数本綺麗な花を付けていた。

そう云えば、5月5日は、『端午の節句』 だ。

この日には、チマキや柏餅を食べ、菖蒲湯に入り、邪気を払い明日への健康を祝ったものだ。

元々は、端午の節句は ”女の子のお祭り” だった。

「五月忌み」と云って、早乙女たちが田の神の為に小さな小屋や神社などに籠ってケガレを祓い清めたのだ。

田植えが始まる前の、田の神に対する女性の厄払いの行事だった。

平安時代になり、流鏑馬や競馬などの勇壮な行事が始まり、端午の節句に使われるショウブが、

武道に通じる ”尚武” や ”勝負” を意味すると考え、

男の子がショウブを頭や体に着けたり、ショウで作った兜で遊ぶようになった。

この頃から、「女の子のお祭り」五月忌みは、男の子を祝う行事へと変わって行くようになった。

『 春すぎて 夏きにけらししろたえの 衣ほすてふ天の香具山 』 持統天皇

近年、地球の異常気象を耳にする事が多くなった。

今年も、真夏日の報道を聴いたかとおもえば、北海道では5月に入っても雪で悩まされているらしい。

2011-10-08 華2632

冬眠から目覚めた蛙たちは、恋の季節となったのか、甘い囁きの大合唱を・・・

眼や耳の無い ”ミミズ” たちも、夏を感じ始め土の中から・・・

散歩が大好きな ”らら” は、草叢をハシャギ回り・・・

2011-10-08 華2633

走り疲れたのか?ツツジの陰で一休み。

『 取り寄りや愛し 手繰り寄りや愛し 

      糸より細い腰締むれば いとどなほ愛し 』
   (宗安小歌集)

2011-10-08 華2634

引き寄せても愛しい 手繰り寄せても愛しい。

糸より細い腰を抱き締めたら ますます愛しいことよ・・・

” 歌の文句にあるじゃ~ないか~ ” 、仄々とする光景だね~!!

2011-10-08 華2630

建屋の日陰にヒッソリと咲く ”すずらん”。

昔の若者達は、人目を憚りひっそりと逢瀬を楽しんだものだが、

其れにひかえ、今の若者達は幸せだね~。

人目を忍ぶ逢瀬より、誰はばかる事なく楽しむ交際の方が、清々しさを感じるものである。

スズランを見ながら、清々しい男女の逢瀬とが重なって見えた昼の散歩だった。

恋愛結婚した昔の若者達も 「こんなもんなの~」 




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心、痛む出来事だった 

『 南 極 物 語 』

東京タワーの足許に、「南極観測で働いたカラフト犬の記念像」がある。(財)日本動物愛護協会・建立

2011-10-08 華2626

氷の大地・南極が白砂で表現され、15匹のカラフト犬の像が並べられている。

青銅製であろうが、少しばかり緑青が吹いた姿は、何となく哀しさを帯びている様に見受けられる。

1956年11月 南極観測にソリ犬として同伴し、その功績は大きかった。

1958年 2月 観測隊の引き上げの時、15頭は鎖に繋がれたまま置き去りにされた。

1959年 1月 第三次観測隊が奇跡的に生存していた ”タロ” と ”シロ” の二頭を発見したが、

          他の13頭は餓死したものと思われる。

『 ”タロ” と ”シロ” と ”サブロ ”』

2011-10-08 華2627

この三匹は兄弟犬であるが、”サブロ” は、稚内で訓練中に病死をし、観測隊には不参加となった。

犬ソリの先導犬として活躍した、”シロ” と ”ジロ” であるが、

役目を終えた観測隊が日本に帰還する折に、事情で一緒に連れて帰る事が出来なくなり、

氷点下の下、基地で首輪に繋がれたまま置き去りの憂き目となった。

15頭の内、7頭の犬は首輪に繋がれたまま餓死を遂げ息絶えていた。

他の6頭は、消息不明のまま発見されず、非業の死を遂げたのであろう。

『 首 輪 抜 け 』

2011-10-08 華2628

何匹かの犬は「首輪抜け」が上手であった。

”シロ” と ”タロ” は、特に此の「首輪抜け」が得意であったようだ。

アザラシの糞や、ペンギンを食べて、生き延びてきたのだろうと推測されている。

『 問題提起の南極犬 』

2011-10-08 華2629

後々に映画「南極物語」で有名になったカラフト犬たちであるが、

15頭のソリ犬たちを鎖に繋いだまま、置き去りにしたと言う事で、

南極観測に携わった人々への激しい批判が全国に巻き起こった。

一方、地球環境保護の観点からは、犬の群れが放置される事で野生化し、

ペンギン等を食料として大量に消費し、南極の自然や生態系を乱してしまう結果になると・・・

『 助けて~、との嘆きの叫び 』

此のカットの犬が ”シロ” か?”ジロ” か? は判らないが、

遠くに眼差しをやり、悲しげな叫び声を上げている様に思えてならない。

事情を知っているせいか、どの犬の顔も一つとして歓び顔は見せない。

只々、立ちつくし見入るだけだった。

2011-10-08 華2625

モニュメントは各所に建立されているが、

ソリ犬たちの悲哀物語の記念像が、この観光客で賑わうタワーの足許に在る事は、嬉しい事である。

この事件は、人間側からの視点で見れば美談であろうが、

ペンギンたちの立場から見れば、獰猛な肉食動物を人間が放置したため、

大被害を受けたと言う事ではないか? と、あるSF作家は警告を発してもいる。

事実、現在では、生態系保護の為、南極に犬など外来動物の持ち込みは禁止になっている。

一昨年3月11日の東日本大震災では、多くの家畜や愛玩動物との非業の別れを強いられた人も多かった。

太古の昔より、人間は野生動物を家畜化し労役などを担わしてきた。

最近では動物を改良に改良を重ねペット化し、愛玩動物として家庭で飼うようになった。

動物を人間の為に訓練し、盲導犬や麻薬犬などに仕立てるのはまだ良いとしても、

可愛い・可愛いと、無責任に犬や猫などをペット化するのは、どんなものか? 一考を要する。

『 動物と、人間の在り方 』

カラフト犬を、感傷的に思うのではない。

人間にとっても、動物にとっても、より良き関係とは? 改めて考えさせられる。

カラフト犬たちが投げ掛ける問題って、 「こんなもんなの~?」



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久々に 


『 東 京 タ ワ ー 』

2011-10-08 華2624

何年ぶりの事だろうか? タワー観光三回目。

孫達が田舎から上京したので、ゴールデンウィーク中だから人出が想像に難くない事は判っているが、

7年振りにタワー見物に出かけた。

『 エレベーター、待ち時間 』

2011-10-08 華2621

大展望台へのエレベーター待ち時間が、何と60分。

スカイツリーでは、恐らく120分は待たされる事だろうから、60分なら早いと云えば早いのか。

『 大展望台の観覧客 』

2011-10-08 華2623

親子連れや、孫連れに混じり、若い恋人たちが250mからの大パノラマを楽しんでいた。

意外だったのは、外人の観光客が少なかった事だ。

少しばかり霞んで見えるが、遠くに行き交う舟や橋が望め、遥か彼方には幕張やアクアラインまで見渡せる。

『 神 殿 創 建 』

2011-10-08 華2619

祭神は、天照皇大神。

東京タワー創立20周年を記念し、大展望台に宮処と撰定神殿を造営したもので、光華明彩・六合に照徹する。

御神殿を朝夕に拝し、日々の来塔者の安全・心願成就、放送事業・観光事業、および東京タワーの係る

すべての者の安全と事業の隆昌繁栄を祈願している。そのお蔭で無事故で今日まで来たのであろうか。

『 世界卓球 2013:パリ 』

2011-10-08 華2620

5月14~20日、パリで開催される世界卓球選手権。

日本でのテレビ放送は、此の大展望台1Fから連日放映される。

案内ポスターの下には、参加選手たちの名前がラケットと共に表示されている。

『 混雑するエレベーター内 』

2011-10-08 華2622

待ち時間と同じぐらいの、展望台からの観覧を楽しみ、エレベーターで1階のお土産売り場へ。

天井が鏡張りのエレベーター。

電飾の美しさと混雑で疲れ気味の観覧者。

スカイツリーの完成で、東京タワーの客は減るのでは?との心配もよそに、

減るどころか逆に増えたのではないだろうか?

国内観光の好況はアベノミクスの恩恵と言われるが、

景気が上向き、所得増加の影響なんて、「こんなもんなの~?」

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