Admin New entry Up load All archives

こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

”菊” と ”葵” 

『 ”菊” は咲く咲く、”葵” は枯れる 』

L1000998.jpg
                  五稜郭展望台より俯瞰

「五稜郭」 で有名な志士は ”土方歳三” であろう。

文久三年、幕府が募集した浪士隊に近藤 勇らと参加し、尊王攘夷の嵐が吹き荒れる京都で新撰組を結成、

「池田屋事件」 などの討幕派浪士に対する徹底した取り締まりと同時に、”鬼の副隊長” として新撰組を

厳しく統率し人々から恐れられた。

鳥羽伏見の戦いや甲州勝沼の戦での敗北、さらに新撰組局長であり朋友である近藤 勇が処刑された後も、

榎本武揚率いる旧幕府艦隊に合流し蝦夷地に渡った。

五稜郭を本拠地とした旧幕府軍による暫定政権では陸軍奉行並・箱館市中取締の要職を務める。

「人に慕われることは、あたかも赤ん坊が母親を慕うかのようだ」 と伝えられるほど温厚な土方の人気だった。

新政府軍による攻撃に際しては、自ら最前線で兵を励まし奮戦し、押し寄せる敵を撃退した。

しかし明治二年、新政府軍の総攻撃により孤立した友軍を援護する為に出撃し、

一本木関門で銃撃を受け敢え無く35年の生涯を閉じる。

「 ”菊” は咲く・咲く、”葵” は枯れる 」 、こんな歌が流行る混乱の時代だった。

『 ”菊” の御紋を皇室に献上したのは・・・』

L1001001.jpg
                  五稜郭の戦い図

日本仏教の母山と言われる天台宗では、十六菊の中央に三つの星をあしらった三諦星紋を宗章としている。

三諦星とは、実相の真理(空諦・仮諦・中諦)を表わし、十六菊を用いるのは、

「天台宗の皇室を守護する役割を表わす為」 で、誇り高き日本の仏教宗派 「天台宗」 なのである。

その為か? 聖朝安穏・天下安楽・五穀豊穣を祈願する宗派で、今でも檀家の法要祈願に主目は置かない。

皇室が菊紋を用いるようになったのは、天台宗開祖・伝教大師 最澄 が、桓武天皇に菊紋を献上したからで、

後になり、後鳥羽朝以降は天皇家は菊紋を用いる事と相成った。

『 ”葵” の御紋と、”桐” の紋は・・・』

L1001002.jpg
                  ”菊” の御紋と、”葵” の御紋

薩長先遣隊の ”菊” の御旗。 海軍伝習士官隊の ”葵” の御旗。

”菊” の御紋は尊王派。 ”葵” の御紋は幕府派。 では ”桐” の御紋は誰の紋?

鳳凰の止まる木として、古代中国では神聖視された ”桐”。

此れに倣って、日本でも嵯峨天皇の頃から、天皇の衣類の紋様に用いれるようになり、

”桐” 紋は、”菊” 紋に次ぐ格式高い紋章となった。

後に、足利尊氏や豊臣秀吉なども、天皇から下賜され、”桐” 紋を使うようになる。

ただ ”桐” 紋の使用を断った将軍がいる。 それは、徳川家康だった。

徳川幕府時代になり、庶民も ”桐” 紋を使用するようになり・・・

”桐” 紋は、今では貸衣装の代表的な紋と相成った。

『 武器は、”大人のオモチャ” なのか?』

L1001003.jpg
                      カノン砲の模型

徳川幕府海軍の軍艦 「開様」 に搭載されていた、30ポンド短カノン砲。

幕府がオランダに発注して建造した軍艦 「開陽」 には、当初26門が、後に9門が追加され35門が装備。

「開陽」 は、函館戦争での松前藩攻撃に際して、江差沖で暴風に遭遇座礁した。

後に、三万点に及ぶ遺品が回収された。

三枚目の写真の銅像は、

戦場から凱旋した土方歳三が、乗馬用の鞭を片手に五稜郭に降り立った姿を再現したもの。

三年振りに北海道に・・・五稜郭見たさに。 土方歳三に逢いたくて。

尊王派にしても、幕府派にしても、幕末の志士たちの信念と行動には学ぶべき点が多い。

「決断と行動は、もっとも高貴な精神である」

五稜郭に ”尊敬に値する値打ち” を見たって、「こんなもんなの~?」


スポンサーサイト

category: 雑感

CM: 6 TB: --   

日本人考 

『 諸悪莫作 諸善奉行 』

L1000980.jpg
               羽田空港 手荷物検査場風景

” 良い事はするが、悪い事はしない日本人 ” って本当なの~?

「諸悪莫作 諸善奉行」 とは肝心要の仏教の教えである。

良い事は進んでしろ!! 悪い事はするな!! であるが、果たして自分の行動を振り返って見れば?

引っ手繰り、強盗、放火、殺人と、数えれば限が無い程この手の事件は日常茶飯事と化している。

空港での手荷物監査も一層厳しくなるのも、”なるほどね~” と感心する昨今である。

『 ”勤勉” で、”几帳面” 』

L1000982.jpg
                   駐機場 作業風景

” 真面目で、良く働く日本人 ” って本当なの~?

検査・整備に関しては航空機ほど厳しい検査も少ないであろうが・・・

それでも、上に上がったものは、必ず下に落ちる。 航空機もご多分に漏れず。

墜落事故で何百人の命が散ったとの報道に、心痛める事もしばしばである。

忙しそうに手際良さそうに、テキパキと動いている作業人を見ていると、

「シッカリ頼むよ!!」 と声を掛けたくなる。

『 ”潔い” が、日本人 』

L1000983.jpg
                    JAL の翼に乗って

” 潔癖で潔い日本人 ” って本当なの~?

地上は曇天でも、空高く舞い上がれば、そこは一面の青空。

真っ白な雲海に抜ける青空。 翼に描かれた 「日の丸」 が目に眩しい。

世界中には数えられない程の国旗があるが、「日の丸」 以上に簡単明瞭な国旗も見当たらない。

鎌倉時代から江戸時代までの武士の精神、”葉隠” などの武士道の ”潔さ” を、「日の丸」 に見る思いがする。

日本人の大好きな桜の、パッと咲き パッと散る様の ”潔さ” は、何処かに消え去ったのか。

現在の日本を振り返れば、老若男女に此の ”潔さ” が喪失しているのでは? と思わざるを得ない。

久し振りに北海道に行く事となり、航空機を利用する事となった。

翼の 「日の丸」 を小さな窓越しに見ていて思う事は・・・いやぁ~、「日の丸」 って本当にイイな~。

日本人って、本当に ”悪い事はしない” ? ”勤勉で几帳面” ? ”高潔で潔い” ? って、思わざるを得ない。

「日の丸」 の効用って、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 3 TB: --   

自然の叡智 

『 人類の生活は、犠牲のもとに・・・』

L1000978.jpg
ラムサール条約加盟 ・ ”谷津干潟” 公園

「知に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を飛ばせば窮屈だ とかくに人の世は住みにくい」

夏目漱石・「草枕」 の書き出し部分だが・・・

利潤追求・快楽追求・物欲追及を至上と考え、露見さえしなければ、それで良いと言う風潮が蔓延し、

人間が人間である為の心の砦である、倫理観は風前の灯と化している。

自然をはじめ全ての生きとし生けるものたちが、人類の行為の犠牲になっている事に気付くべきである。

『 無限に進む、人類の破壊活動 』

L1000977.jpg
立派なコンクリート造りの休憩所 兼 野鳥観察所

破壊活動が進み過ぎた事に気付き、環境を全面に押し出し、”自然の叡知” を叫び出してはいるが、

そもそも人類の自然破壊は、農耕や牧畜を始めた時代から始まっている。

火の発見と鉄器の発明により、大量の木材と水が必要となった。

神聖な森林も資源として伐採利用される事により、自然破壊は進み、

生き物たちは其の生息域を追い出される憂き目に遭っているのである。

『 反省と後悔の心の無い、人類の先行きは・・・』

L1000974.jpg
自然に馴染む木造つくりの、大きな野鳥観察所

世界四大文明も資源を使い果たした結果、ことごとく消滅の道を辿って来た。

現代人も、かつて人類が経験した誤りを、再び犯しつつある事に戦慄を覚えるべきであろう。

『 ”らしく” を捨てた人類 』

L1000972.jpg
木陰で読書を自由気儘に楽しむ・・・

ラムサール条約をはじめ様々な条約があるが、人間は元来必要でないものを作り続けてきた。

全ての生き物の存在を脅かしてきた現在に及んで、

人類が犯してきた罪へのせめてもの反省とでも言うが如く・・・

”自然の叡知” を叫び始めたが、”叡知” とは「人間が人間らしく、生き物たちが生き物らしくある事」 なのだが・・・

人類が歩んで来た無智の道を振り返えれば、考えれば考えるほど気が滅入るね~!!

”自然の叡智” が稀薄な結果なんて、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 3 TB: --   

人災は厳禁 

『 街並観光は、”MAYU” で・・・』

L1000916.jpg

「人の世は、好事ばかりにして立ち往くものに非ず。 

地震・雷・火事・水害。 種々の災難も皆人の世に備わりし事」 江戸時代の高僧・慧澄和尚の言葉。

天災はさて置き、人災にも目をつむる事が出来ない時代となった。

最大の人災は、四年前の東日本大震災時の福島・東電原発事故であろう。

”安全” の安売りをする事が其の原因で、結果起きた事故の被害者が泣きを見るだけの事であった。

科学技術の恩恵にどっぷり浸っているうちに、災害は人の力によって克服出来るものと過信してしまう。

電力不足で快適な生活が出来ない事を過大に報じ、今でも原発の稼働を政府は推進する。

一方、民間では将来を見据えて電力の事に知恵を絞り、自然エネルギーの開発に取り組んでもいる。

私も、車はハイブリッド仕様を五年前から使用しているが・・・

先日、桐生探訪の際に出会った車は、”MAYU” という低速電動コミュニティー・バス。

八輪駆動の100%電動バスで、最高時速は20㎞/h。 街中をノンビリと進んで行く。

全国的に注目を集めていて、此処には色違いで四台が観光客を待っている。

市内観光コースは四種類あり、私も其の一つのコースを此のバスで楽しんだ。 料金は ”無料” である。

近年、地球温暖化の所為なのか? 天候不順続きである。

人災は、技術の進歩によって、自然を克服しようとする人間の浅はかな知恵の産んだ悲劇である。

巨大なダムを作ったり、ありとあらゆる自然改造をするが、自然から見れば破壊行為でありテロである。

人間の利益になると考えての行為が、人間にも自然の為にもならないと言う事に気付く事である。

”MAYU” バスに搭乗させてもらい市内観光を楽しんだのであるが・・・

電力について改めて考えさせられ、自然環境重視の視点を持つ事の重要性を・・・

旅に学ぶって、「こんなもんなの~?」
 


category: 雑感

CM: 3 TB: --   

幸せは・・・ 

『 ”幸せ” なんて・・・』

L1000917.jpg

『 富めると言えども・・・』

向日葵の花は天を指すと雖も、やがては頭を垂れ、紫陽花の花は光に応じて変化し、有為天変の姿を伝う。

朗々たる秋の月も暗雲来りて闇夜と化し、紅葉且つ散る山の姿も有為転変の姿を伝う。

誠に娑婆世界には楽しむべき処なし。名利栄華も萬代に久しからず。富めると雖も必ずしも長寿ならず。

昔の面影が色濃く残る街裏を歩いていて、ふと懐古心が頭を持ち上げた。

『 見えない物もある 』

妻とよく東急ハンズに行く事がある。

文房具売り場を歩いていて妻が 「地球儀を買おうか?」 と・・・

子どもの頃に、学校近くの文房具店の窓ガラス越しに大きな地球儀が置いてあった。

長い事日差しに晒され、外から見える側はひどく色褪せていた。

直射日光に晒されない裏側(向こう側)は、未だに鮮やかな色彩がそのまま保たれているのでは?

子供達の誰も気づかないでいる地球儀の裏側の ”新鮮な色彩” に、

秘密を見た思いで”幸せ”をみたような気持ちになったものである。

子どもの頃の生活環境は、道も路地裏も全て舗装は無く、細く凸凹の土の道だった。

”クギねんぼう” や”パッチン” や ”独楽回し” で日暮れまで遊んだものである。

撮影中に出会った自転車のおばさん・・・どこか文房具店のおばちゃんに似ていた。

シャッターを切ると同時に、昔みた地球儀の想い出が色鮮やかに浮かび上がった。

日常の中から、突然として思いもよらぬ現実が浮かび上がった事に、閉塞感からの解放を覚えた。

突然の感情の変化・・・

”見えないもの” もあれば、”気が付かないこと” もある。

目の前の覇気を失った風景に、倦怠感に満ちた空気の中に、過去の清新な存在は浮かび上がるのである。

過去の時間がはっきりと見える瞬間が有り得るのである。

この瞬間に、私は ”幸福の手触り” を、ほんの少しばかり味わったのであった。

幸福なんて様々あろうが、私の幸福なんて、「こんなもんなの~?」




category: 雑感

CM: 3 TB: --   

手軽に楽しむ 

『 造 花 は、”造 華” 』

L1000969.jpg
造られた花でも、部屋は華やぐ

バラや紫陽花が咲き誇るシーズンですが・・・

生の生花が一番なのでしょうが、造花でも楽しむ事が出来る。

花瓶で楽しみ、ばらばらにしても、アレンジ次第では又楽しめる。

『造花は、造華』 の楽しみ方って、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 4 TB: --   

YES or NO ? 

『 船橋オートレースの廃止は・・・』

L1000841_201506111047297bd.jpg
先日開催のG1レース、梅内レーサーも出場したのか?

昨年八月に、施設の維持費用負担額が余りにも多く、閉鎖に追い込まれた現状を県と市が発表。

先日の船橋市議選挙の折、一人の現役レーサー梅内氏が立候補し、見事に選出された。

梅内氏は今回の市議会本会議で初めて一般質問に立ち、廃止決定の取り消しを訴えたが・・・果たして?

彼は船橋オートに所属し、G1を制した事もあり、通算600勝以上を挙げたベテランレーサーだ。

今回の選挙では、73人中22位の3021票を獲得し初当選したという。

市側の答弁では、「オートレース発祥の地として存続を探ったが、継続は難しいと決断した。

            ファンに対する配慮を十分にしていきたい」 と・・・

『 盛り上がるファン・サービスで・・・』

L1000836_20150611104737394.jpg
リングではプロレスラーたちが一暴れ、喜ぶファンが見守る

梅内レーサーは会議後、「市役所に理詰めで言われると、尻込みするところもあるが、言える事は言えたと思う

                終わりありきで進められ、残された時間も短いが、諦める積りはない」 と。

騒音問題で迷惑を蒙っている2000世帯の住人にとっては、廃止は願っても無い事である。

余りにもの騒音に、窓はペア・ガラスを二重にするも煩くて電話の声すら聞き取り難いのが現状だ。

補償は無く、バイクの消音にも取り組まず、迷惑の賭け放題とはね~。

”人には、迷惑をかけるな!!” とは、親から何度も言われた言葉だが。

『 ”ギャンブルの功罪” を考え直す・・・』

L1000840_20150611104744e27.jpg
ファン・サービスなのだが、今一つ不人気な観覧風景? 

江戸時代には ”富くじ” という一種のギャンブルもあったが、

戦後には、パチンコを始め競馬・競輪・ボート・レース・コート・レースと多種多様に。

2020年の東京オリンピックにはカジノ計画も画策されている。

ギャンブルの功罪を考え直す時期に来ているのではなかろうか?

職業の一種ではあるが、主催者側の利益追求も其の原因の一つであろう。

「酒と女とギャンブル」 には、手を出すな!!人生の破滅につながると教えられもした。

戦後の神武景気と騒がれた時代には、クリスマスには三角帽子を被り、クラッカーを打ち鳴らし、

夜の繁華街を騒ぎまわる酔っぱらいの御仁が街中を闊歩するこうけいが、家族の事は無視をしてまで。

現在でも夜の新宿繁華街では、ホステス目当てに客引きに誘われ ”ぼったくりバー” で泣きを見、

レース場では、なけなしの金を撒き上げられ・・・

自己破産の憂き目に遭い、其の挙句に一家離散とはね~。

「他人に迷惑をかけるな!!」 先祖からの此の教えを守る事の難しさを一考させられる。

”世界一、幸せな國、ブータン” 、ギャンブルなんて無くても、”世界一幸せな國” と言われる。

ギャンブルの廃止に YES or NO ?と聞かれれば・・・私は、YES と答える。

人をして、不幸に陥れる事は、ギャンブルだけに限る事では無いのだがね~・・・

ギャンブルの罪作りって、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 3 TB: --   

お土産は・・・ 

『 貰って嬉し、贈って楽し 』

L1000932.jpg

「お土産は、無事でいいのよ、お父さん」 なんて標語が一時流行った事がある。

昨今の自動車事故の多さ、ドライバーの無責任さには驚く。

「加害者になるより、被害者に・・・」 とも言われるが、

常識はずれのドライバーのマナーの悪さと無責任さには、被害者だけにはなりたくない。

先日、手土産にと小さな袋を頂いた。 開けてみれば、四国は松山市の ”山田屋まんじゅう” だった。

上品な箱には、和紙に包まれた可愛い饅頭が。 梅の紋とは天満宮と関係が?とふと思う。

天野祐吉氏はコラムの最後で・・・

「一子相伝」 「慶應三年創業」 と書いてあったが、時間がたっぷり詰まっていると言うのは、

歴史の長さだけではなく、漉し餡を薄い皮で包んだ小さな饅頭だが、

洗練と品位のなかに、黙々と作り続けた職人の時間が、ぎっしり詰まっていると言う事なのか・・・と。

『 ぜいたくな時間に出会う 』

L1000938.jpg

コラムニストで雑誌「広告批評」を主宰し、朝日新聞連載コラム「天野祐吉のCM天気図」でも知られた、

故・天野祐吉氏が寄稿した文には、 「江戸時代末期の家並みがひっそりと遺っている。

7・8分も歩けば通り抜けてしまうような、十数軒の家並みである。

そこには、たっぷりと時間がつまっていて、その時間のなかに身をひたしていると、

通り抜けてしまうのが惜しいような、そんな贅沢な気分になってしまう。

家並みの外れにお茶屋風の店があり、小さな饅頭が並んでいた。 あまりの美味しさに三つ食べた。

一口で食べてしまえる小さなその形の中には、家並みと同じくたっぷり時間が詰まっている。

口に入れてそっと噛むと、その時間が口の中一杯に、ゆっくりと広がっていく」 ・・・と、

最高の材料に誠意を込めて作り上げた、小さな饅頭だが・・・

味の良さは想像を遥かに超えたもので、「時間がたっぷりと詰まっている」 とは此の事なのか。

一口大の小さな饅頭。 「貰って嬉し、贈って楽しい」 とは、「こんなもんなの~?」






category: 雑感

CM: 3 TB: --   

教会かと? 

『 厳粛で、華やか・・・』

L1000903.jpg
群馬大学・工学部 同窓記念会館

煉瓦造りの門柱の正面4上部には、ゴシック風のポーチコを付け、門燈を備えている。

門扉も当時のまま残り、東京大学・本郷キャンパスの煉瓦塀に似た門として知られる。

大正4年に桐生高等染織学校として創設された建物。

木造構造で、建材は主に国産杉が使われ、土台はレンガ積み、外壁は下見板張りにペンキ塗りである。


L1000910.jpg
チューダー様式を取り入れた、破風の装飾や玄関アーチ


『 TVドラマのロケ現場は・・・』

L1000905.jpg
”花子とアン” は、何を話してたの?

NHK 朝ドラ 「花子とアン」 の撮影が行われた階段踊り場。

玄関を入ると、吹き抜けのホールを通じて講堂に繋がっている。

ホールの階段を登ると広々とした踊り場があり、ロケは此処で行われた。

『 装飾的な壁龕を背に・・・』

L1000906.jpg
高い吹き抜けの三方は、桟敷が取り囲み

講堂演壇は壁龕を背に、整然と並べられた長椅子が恰も古式な教会を彷彿とさせる。

平屋造りの講堂は、天井の高さは三階に匹敵するほどの大空間であり、

古き良き時代の建物は、荘厳な空気を感じさせる。


L1000909.jpg
差し込む柔らかな日差しが美しい

ハンマービームと呼ばれる独特の屋根構造を持つ講堂は、

内外装をはじめ、金具・調度品に至るまで建築当初の姿を残している。

モダンな近代建築も良いが、古き良き時代の特徴的な木造建築を・・・

桐生大学・工学部は、”同窓記念会館” として今も利用している。

新しい物ほど良いとは限らない。「温故知新」 とも言うではないか。

記念館に思う事って、「こんなもんなの~?」





category: 雑感

CM: 4 TB: --   

煉瓦じゃ~、ないよ 

『 小腹が空いたら、此処がお勧め 』

L1000893.jpg
木立の奥の瀟洒な和風レストラン ”恋瓦” で一休み

”織物記念館” ”有鄰館” ”有鄰館” と古き良き時代の建造物を楽しみながら歩けば、小腹も空いてくる。

そんな時には、”ベーカリー・レンガ” の隣の ”恋瓦(レンガ)” で足を休めお昼とするのもまた楽しい。

『 古き良き桐生を想う・・・』

L1000897.jpg
シックな室内で一時を楽しむ

大正8年に建築され、煉瓦塀をもつノコギリ屋根工場として、国の有形文化財となった旧・金谷レース工業跡。

昭和初期に屋敷として建造された、その当時の面影をそのままレストランとして再生。

高級織物の産地として栄華を極めた、在りし日の姿が今に残る。

『 桐生名物 ”桐生ふぎそば・うどん” に舌鼓 』

L1000894.jpg

桐生織物の張を持たせる為に使用されていた ”布海苔” 養蚕に欠かせない 「桑の葉」・・・

布海苔を繋ぎに使用する事により、弾力とコシが生まれ、

桑の葉を練り込む事により、香ばしい独特の風味が生まれる。

その蕎麦を美しく一口ずつ食べ易いように、織物の糸を撚り紡いだ ”かせぐり” に似た

”手振り” と呼ばれる動作により、織物に模して並べてゆく。 

織物文化から生まれた「桐生へぎそば・うどん」 は、是非一度は味わってみたいものである。

『 ”天へぎそば” は、桑の葉 (桑茶) のみを使用 』

L1000898.jpg
御簾越しに、ガラス戸越しに、蕎麦を味わう

「天ふぎそば」 ・・・金、1,200円

天ぷら五種 (茄子・かぼちゃ・海老・さつま芋・季節物一種)。 その他、小鉢が・・・

何と云っても驚くのは、蕎麦(桑茶練り込み) の量の多い事である。一般的な二三倍は盛り付けてある。

小腹でなく、大腹が空いていても、十分すぎるほどの大盛りだった。

桑の葉の効用としては、糖尿病の予防に、高血圧の改善等などの効用が・・・

美味しく頂き、その上、身体にとって嬉しい効果が期待できるとはね~!!

『 こんな物、見っつけた~ 』

L1000902.jpg

”天そば” の味を楽しみ、部屋の造りを見ていて、御簾の架かった周り廊下の角に・・・

「 魔除けの秘符 」 が貼り付けてあった。 ” 凶運を吉運にする秘符 ” と書いてある。

”秘符” は、”封符” により包み祈念する事により、より高く験増すと言う。

”封符” は ”秘符” を加護する霊符なのである。

”秘符” は、詳細な願望を叶えてくれるものであり、

”凶” を ”吉” にする ”符” なんて、何とも大雑把な ”符” ですね~。

「天そば」 に舌鼓した後、庭でも散策すれば、疲れた足も軽やかに。

旅の楽しみ方は色々あるって、「こんなものなの~?」






category: 雑感

CM: 3 TB: --   

ちょっと一杯、一休み 

『 街路景観の良きアクセントに・・・』

L1000885.jpg
(国登録) 森合資会社事務所・藏店

大正期の創建当初の商店建築物として高い価値を持つ。

白磁タイル張りの擬洋風建築と、隣接する店藏と共に和様一体となる珍しい建築様式。

玄関上部にペディメントを掲げ、銅板製の軒蛇腹を巡らし、外壁を白化粧煉瓦張りで仕上げ、

入り口と庇は反りをもち、垂木を見せる和風仕上げとしたものである。



L1000886.jpg
天然染色研究所

草木染、手織り作品、作家用に染糸(絹・綿・麻など)の販売。

観光客でも草木染の体験を楽しむ事が出来、通える人には手織り教室で布を織り、作品作りも・・・

『 ベーカリー カフェ ”レンガ” 』

L1000890.jpg
「 Future Quartier Latin 」 とサインが・・・

赤レンガ造りのモダンな建物で、サインは皆横文字で。 思わず入って見たくなる。

天気の良い日は、外のテラスでパンとコーヒーを楽しみもまた乙なものである。


L1000891.jpg
IN STORE BAKERY  左下:パンの耳 ラスク(試食用)

店内では焼き立てパンの直販が・・・

甘い香りと焼きたての香ばしさに誘われ、思わず手にトレーを持つ事となる。

左下には、食パンの耳で仕上げられたラスクが・・・試食用だが少しであればお持ち帰りも?


L1000892.jpg
ゆったりと時が流れる Province Cafe

パン販売所に併設された休憩所。 珈琲とパンで休憩するも良し!!

赤レンガの壁に、むき出しの鉄骨の梁、そして木造の屋根組みとがいい雰囲気を醸し出している。

疲れた足を休めるには持って来いの休憩所となる。

パンとコーヒーとで時の経つのを忘れるのも、一興と言うものなのか?

旅の楽しみの一つって、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 0 TB: --   

”有” と、”無” と・・・ 

『 北の窓から・・・』

L1000879.jpg
何故、北向きに明かり取りの窓が?

ノコギリ屋根の工場では、北向きに明かり取の窓が設けてある。

織機に直接陽が差し込むと、織物の微妙な出来具合が判らなくなる。

陽が当たる所と、当たら無い所が出来ないようにと、北向きに窓を設置する。

子どもの頃、親戚の紡績工場に遊びに行き、ノコギリ屋根の明かり取り窓を不思議に思ったものである。

この屋根の形が桐生の観光に、今となっては役立っているのであろう。

『 ”有” と、”無” との関係は?』

L1000882.jpg

”有鄰館” から少し離れた所に、”無鄰館” がある。

”有” があるのであれば、”無” があってもいいじゃ~ないか、と言う事で、命名されたと館長の北川さんは言う。

此処には、建築設計事務所をはじめ、彫刻家・画家たちの創作工房が入っている。

ギャラリで作品鑑賞を楽しみ、中庭ではハーブガーデンで軽食喫茶を楽しむ事も出来る。

旧・北川織物工場・事務所を利用した建物で、建築上の用途変更しなくても良いように・・・

織物工場跡の創作工場と言う事で、クリエーター・ファクトリーと命名されている。

『 木陰で一休み・・・』

L1000884.jpg

作品鑑賞での余韻を楽しみ、疲れた足を休ますのには、ここらで一服・一杯と洒落込むのいいかも。

奥の白くペンキを塗った (とは言え、剥げてもいるが) 建物は、往時の事務所だった。

『 こんな処に、ジャズ喫茶が・・・』

L1000883.jpg

外での一服を楽しみのも良し、落ち着いてジャズでも聴きながらの一杯もまた乙なものである。

旧事務所の扉を開けると、其処はジャズ喫茶になっている。

”ジャズ喫茶” と云えば、昔は紫煙をくゆらせ煙もうもうの中でジャズに聴き入ると・・・

今では禁煙となり、往時の雰囲気に浸りながらのジャズを・・・と、言う訳にはいかなくなった。

アルテックやJBLの音に酔いしれた昔が懐かしく思える。

『 ジャズ・メンは、ジープがお好き?』

L1000881.jpg
昔懐かし、ウィルス・ジープ?  なーんだ、三菱か?


L1000880.jpg
往年の名車、スズキ・ジムニー  此れって、2サイクルのエンジン?

ジムニーも、ジープにも、昔乗っていた事がある。 そう云えば、私も聴く音楽はジャズ一辺倒だが。

事務所横の空き地に放置されたジムニーとジープ。

ジャズ喫茶のオーナーも変わった乗り物がお好きなのか?

色々と思いを巡らす楽しみも、街歩きあっての事であろうか。

小さな旅の楽しみ方って、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

CM: 3 TB: --   

有鄰館では・・・ 

『 藏造り展示館では、”ちりめん細工” 展が・・・』

L1000872.jpg
”有鄰館” に併設された展示館では・・・

養蚕が盛んだったこと、桐生川の水質が染色に最適だった事もあって、織物業が栄えた桐生。

遺産して残った ”ノコギリ屋根” の織物工場も、今はカフェやショップをはじめ資料館として展示館として点在している。

”有鄰館” に併設された曾ての藏も、コンサートや作品展などのイベントに活用されている。

L1000868.jpg
壁掛け用や ”ちりめん細工” の小物たちが・・・


L1000871.jpg
”ちりめん” で製作された 「狐の嫁入り」 行列が・・・


L1000869.jpg
ご婦人たちで賑わう ”ちりめん細工” 展示室風景

全国いたる所に古い街並が存在し、観光客向けに其々が工夫を凝らしている。

桐生では、アーティストの工房やギャラリーなど、”ものづくり精神” の宿る・・・と言う新たな取り組みが盛んだ。

ノコギリ屋根の織物工場を巡るも良し、民芸や芸術が果たす地域振興を楽しむもまた良し。

古き街で、新しきを再発見する楽しみって、「こんなもんなの~?」

category: 雑感

CM: 0 TB: --   

路地裏散歩は・・・ 

『 豪商 ”矢野商店” の藏群 ”有鄰館” 』

L1000864.jpg
”矢野商店” は、”有鄰館” 入り口 右隣の大きな建物 (先日 UP)

江戸時代から大正時代にかけて建造された歴史ある藏群。

煉瓦藏・酒蔵・味噌醤油蔵・塩藏・穀物藏 の重要文化財指定の5棟をはじめ、

洋酒藏・ビール藏 などの11棟の藏があり、”からくり人形館” をも併設している。

今では、演劇をはじめライブなど最新カルチャーの発信地になっている。

「有鄰」 とは、孔子の ”徳孤ならず、必ず鄰あり” という故事にならい命名したものである。


L1000866.jpg
煉瓦藏では、シルバー人材センター会員・作品展が開催中


L1000867.jpg
味噌・醤油蔵では、”ちりめん細工” 展を開催中


L1000873.jpg
酒藏の内部


L1000874.jpg
表通りを一歩奥に入ると、昔懐かし・・・

最近のテレビでは、”街歩き” 番組が盛んだ。

食べ歩き、街歩きが、こんなにも人気を博す原因は、一体どこにあるのだろうか?

視聴率にもよるのだろうが、何と云っても製作費が少なくて済むのが一番の原因であろう。

「 絹織物と共に発展した町・桐生 」

農閑期の余業として絹織物が始まった桐生である。

江戸中期になると、”高織” という技法により生産された製品 ”飛紗綾” が

江戸をはじめ京都などからも人気を博し、西陣にも脅威を与えるようになった。

本通りを歩くも良し、一歩裏通りには細い路地が・・・

路地裏の景観は生活感が漂い、地元の人との会話も楽しむことが出来る。

路地裏散歩の楽しみって、「こんなもんなの~?」


category: 雑感

CM: 3 TB: --   

街で拾ったワンカット 

『 ”タイトル” は、大切!!』

L1000878.jpg
腕組みのポーズは、何を表現?

桐生のメインロードを歩いていると、目に飛び込んだ人形が。

赤レンガのお家(?)に、一脚の椅子に座る赤いドレスの女性が・・・

気になるのは、鉄の扉はいいとしても、鉄格子の中に鎮座とはね~。

タイトルは 「 想 い 」 とある。

「想 い」 で一番大切な事は、顔の表情であろうが・・・、何の変哲もない事が少々気になる。

ふと思った事は、ピカソの 「泣く女」 目の表情を・・・

あの単純に描かれた目の表情には、女の感情が全て含まれていて、鑑賞者を魅了する。

表現された芸術作品には、それ相当のタイトルが重要であろう。 果たして 「想い」 はどうかね~。

『 名 義 貸 し ?』

L1000887.jpg

古民家の玄関は引き戸になっていて、はめ込まれたガラスは割れていた。

バツ印に貼られたテープに、ガムテープ。

その古色の玄関前の、モダンな自転車が。 見れば、ヨーロッパの自動車メーカー ”プジョー” では・・・

本当にフランス製なのかね~?

「名義貸し」 という言葉がある。薬剤師とか宅建資格者が名義だけ貸している事は日常茶飯事だ。

プジョーから使用料を払い、名前の使用許可を受け、国内の某メーカーの生産ではないのか?

ブランド力の大きさをふと考えた。

『 ”鉄の馬” は、はだか馬 』

L1000918.jpg

駅へと急いでいると、閑散とした商店街にガラクタ(失礼!)?を売っている店があった。

隣のシャッターを下ろした店先に置かれた、ハーレー・ダビッドソン。

ハーレーと云えば、豪華絢爛に飾り立てたバイクが多いが・・・

広い荒野を駆け廻る野生馬如きに、此のハーレーはシンプルその物だった。

”鉄の馬” と呼ばれるが、見るからに ”はだか馬” その物であった。

『 見苦しくない?』

L1000875.jpg

銀座のショーウインドウとは言わないが・・・

モダンな表現とかけ離れたウインドウ・ディスプレイに、思わず一枚。

FOR CAT・・・猫用品販売の店舗であろうが、ペット・ショップを兼ねているのか?

それにしても此の雑然としたショー・ウインドウとはね~。 猫好きな貴方なら、入ってみますか?

犬も歩けば、棒に当たる・・・私も歩けば、小さな面白い光景を見る。

街中ぶらりの面白さって、「こんなもんなの~?」





category: 雑感

CM: 3 TB: --