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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

美女と野獣 

『 憤怒の形相、実は ”福の神” 』

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             高さ16m、日本一の ”毘沙門天”

北方の守護神:毘沙門天・・・日本一の毘沙門天で、宇宙最強の神とされる。

荒くれ凶暴な神であったが、後には釈迦をそして仏教を守る守護神となる。

毘沙門天は武人にも信仰篤く、上杉謙信公は自身を毘沙門天の生まれ変わりと信じ、「毘」 を旗印に、

楠 正成公は、幼名を多聞丸(毘沙門天)と言った。

『 武力で ”貧乏神” を追い払う ”福の神” 』

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             潜れば、左に不動明王堂。 正面に毘沙門天堂

毘沙門堂は、桓武天皇の祈願所として国の平安を願い、延暦年間に創設された。

本堂本尊:毘沙門天は、鎌倉時代に大仏師・運慶により建立奉安されたものだ。

常陸の国の人々の信仰を集めてきて、写実的で力強い姿は、夜叉羅刹の鬼神集を従える北方の守護神で、

足元に邪気を踏みつけ、邪悪なものを払う威厳ある姿で、代々水戸城の鬼門除け・方除けとして崇拝された。

毘沙門天は、法(釈迦の教え)を説き、全てを一切漏らさず聞くことが出来る大知恵者、

此の事から ”多聞天” とも言われ、智慧・開運福徳・出世にご利益があるとされる。

『 妻を娶り、子をもうけた”毘沙門天” 』

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     本尊:毘沙門天は、北方の守護神

荘厳な内裏の護摩壇の奥に、黒々と見えるのがご本尊:毘沙門天と、その家族。

毘沙門天の左手からは壇線が護摩壇へと伸び、護摩祈願の後、施主の頭上にご加護を与えるのか?

『 夫婦円満の秘訣? 』

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         家 族 勢 揃 い

右:吉祥天は毘沙門天の妃。 左:善膩師童子は毘沙門天と吉祥天の息子。 一家揃い踏み。

奈良の興福寺は、阿修羅像で名を馳せている。 

憂いをたたえた三つの顔から想像でき難いが、阿修羅は可愛い天女が大好きなようだ。

悲しいかな・哀しいかな、吉祥天女は毘沙門天の奥方。 横恋慕になるよね~。

クレオパトラか? 楊貴妃か? はたまた小野小町か? な~んて三美人の代表格のようだが、

いやいや、美人の代表格と言えば、吉祥天女はとりわけ美しく魅力的。 そしてもう一人は弁財天女さま。

殿方を美貌で虜にしてしまう魅力の持ち主、福徳を授けてくれる吉祥天と弁財天。

奈良・薬師寺には奈良時代の吉祥天像掛け軸が今も伝わっている。

吉祥天は約束してくれる・・・「像を描いて飾り立て、妙なる香と華と美味なるご馳走を捧げなさい。

名を称え、”金光明最勝王経” を読誦すれば、窮乏する事なく、五穀豊作財宝を増やして上げようと」 と。

誰からも愛される吉祥天。 夫に迎えたのは北方の守護神・毘沙門天だった。

憤怒の相だが、身も心も頼もしい男の中の男!!

吉祥天は昼夜を問わず毘沙門天に付き従い、「生々生々互いに相離れず」 だそうです。

美女は野獣を好み、野獣は美女を好む、な~んてね!!

『 子は、”かすがい” ? 』

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            叶い橋の向こうは、七福神が・・・

巨大な毘沙門天像の左側には池があり、その名を 「叶い橋」 と言う。

横一列に七福神が祀ってあり、左端に ”貧乏神”(厄落とし) 石がデンと居座っている。

橋の欄干に、「泣くも笑うも人生ならば、笑って渡ろう叶い橋」 と。

「男は度胸、女は愛嬌」 な~んて昔から言われるが、「男は生活力、女は甘美な官能」 でもいいのかな?

憤怒の相の毘沙門天、官能的な吉祥天、そして聡明は息子・・・

吉祥天を今一度振り返れば、官能的な逸話は余る程ある。 其の一つに 「日本霊異記」 があり、

沙弥の男が吉祥天に魅了され、「天女様のような顔かたちの美しい女を私に与えて下さい」 と。

ある夜、男の夢に吉祥天女がお立ちになり、男は愛欲をぶつけ思わず天女様を抱きしめた。

あくる朝、吉祥天像を見ると、なんと天女の裳裾に不浄の染みが付いていた。

「愛欲を生じ吉祥天女の像に恋い、感応して奇しき表を示す縁」 と 「日本霊異記」 のタイトルに。

男性の本分、女性の本分を備える事こそ、夫婦円満の秘訣であろう。

天の国でも、妻を娶り子を育てて、初めて一人前なんて事なのであろうか?

最近のニュースに、幼子が被害に遭い、哀しくも命を奪われる事件が多発しているが・・・

「子は、かすがい」 なんて言葉は、過去の言葉として失われたのか?

毘沙門天像を眺めながら思う事って、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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秋の海・・・ 

『 終日 のたり のたりかな 』

秋の一時、陽気に誘われ浜辺では、人それぞれの楽しみ方をしている。

肌寒くなった秋の海・・・人影も見当たらなくなる季節と思ったが、意外と夫々の楽しみ方があるもんだ。


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波を眺めながらふと ”秋波” なんて言葉が頭を過る。

”秋波” ・・・秋の海を女性の瞳に例えた言葉なのか?

秋の澄んだ空気に海の波も澄む。 この事を美しい女性の涼しげな瞳に例えたのであろう。

”秋波を送る” とくれば、媚びを含んだ女性の瞳となり、男性は見つめられると胸に来るものがあるようだ。

女性から見つめられると、男性は自分に恋を抱いていると錯覚を覚え、好意を感じるようだ。

決してそんな事は無いのですがね~!!

浜辺を散策しながら思う事って、「こんなもんなの~?」


category: 雑感

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手作り派? 冷凍派? 

『 自家製手作り派? それとも冷凍派? 』

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     ”French Bakery Cafe”・・・二階は ”レストラン”

二階のフランス料理を堪能した後、一階で開業のフレンチ・ベーカリー・カフェでパンを買いテラスで楽しむ。

イタリアン料理と聞いていた二階は、実はフランス料理であった。

一階のフレンチ・パンとあるが、各国混在のパンの様であったが、お味は美味。

スペイン料理からイタリアンへ、イタリアンからフランス料理へと変遷し、フレンチで美しさも華開いたようだ。

ソースにフレンチの特徴を見る事が出来るが、これはフランスではイイ食材が無かったせいである。

フレンチはソースで料理を美味しく・美しくとフランス人が考え出した知恵なのであろうか?

料理も時代と共に変遷してきたが、調理道具の発展が大きく影響しているようだ。

真空調理・冷凍をし、スチームコンベクションオーブンで解凍すれば、味の低下も防げる。技術の進歩ですね。

忙しい時期をずらし手が空いている時に真空調理し冷凍保存、解凍後温かいうちに提供。便利になったもんです。

パンも御多分に漏れず、最近では冷凍技術のお蔭で、手作り焼き立てと其の仕上がりは変わりなくなった。

焼き立てパンには多くの人溜まりが出来るほどの人気だが、果たして冷凍パンとの違いがどれほど判るのか?

「温かいものは暖かく、冷たいものは冷たく」・・・これ料理の基本中の基本ですね。

『 パンと葡萄酒の文化 』

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             陽気に誘われ、会話も弾むテーブル席

キリスト教の聖体拝領の儀式では、酵母を使わない ”種なしパン” が旧約聖書に登場する。

レオナルドダビンチの壁画 ”最後の晩餐” は余りにも有名である。

イエスは、「取りなさい。これは私の体である」 と、そしてこうも言っている。 「これは、私の契約の血である」 とも。

パンとワイン・・・宗教的にも食文化的にも、”食の基本” を見るようである。

多くの人とテーブルを囲み、一つのパンをちぎり(切るのではない)ワインを頂くのは伝統の食文化であろう。

思えば、ヨーロッパのパンには、キリスト教に関わる物が多いようだ。

神に捧げ、神と共に食す祭りのパン。 人形・星形・木形・小鳥形・子羊形など数多くあり、民間に伝承されている。

『 気分は沖縄? それともハワイ? 』

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          南国気分で一休み 当然撮影許可済(家族だもん)

フレンチを頂き、フランス風パンを片手に、オープンテラスで一休みすれば、心は南国に・・・

スペイン料理・イタリア料理・フランス料理と各国独自の材料と調理方法の違いがあり、味も少し違う。

現在、日本で焼かれるパンは、世界中のパンがあり、餡パンという独特なパンまである。

スペイン料理は、沿岸部の魚介料理や肉をメインとした料理もあるが・・・

パンは塩味がきつく硬いので、日本人には不向きと思われる。

イタリア料理は、子牛肉・鶏肉・兎肉・羊肉などの料理が多く、ワインも豊富。

パンはと言えば、パンよりパスタの方であろう。

今人気のジェラードはイタリアが本場である。

フランス料理は、ヨーロッパを代表する洗練され料理で、世界中でも最も洗練された食文化であろう。

様々な食材に恵まれ、優れた調理方法を持ち、色彩・形状・盛り付け・調味も豊かで、芸術の域にある。

イタリアのようにパスタはあまり食べず、それこそフランスパンがメインとなる。

最近、このフランス料理にも変化の兆しを見る事が出来る。

ヌーベル・キュイジーヌと言って、本質を損なわず簡素化・経費節減・栄養過少対策などである。

秋浅き陽を浴びながら、料理に想いを馳せながら思う事って、「こんなもんなの~?」


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”ハレ” の日の、お食事は・・・ 

『 オーシャンテラスで、お食事を・・・』

「人はパンのみで、生きるに非ず」・・・新約聖書・マタイ

確かにそうだよね~。 時代が進むと同時に、食べる事に文化的価値を求める傾向が強まった。

古い日本語に、”ハレ” と ”ケ” と言う言葉がある。 祝うために食べ、弔うために食す事である。

命の存続意外に、人は様々な理由と目的があって食事を摂っている。

”ハレ” の日と言う訳でもないが、イタリアンレストランでお食事を楽しんだ。

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焼き立てパン、三種食べ放題 ¥270 & ドリンク各種 ¥302



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クラムチャウダー・スープ ¥626



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房総お魚のアクアバッツァ風 紙包み焼き ¥1,382



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黒毛和牛の自家製粗挽きハンバーグ ¥1,350



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料理名・価格・・・忘れた



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ミックスベリー・フレンチトースト ¥1,296

コストパフォーマンなんて言われるが、何を判断基準にすれば良いのだろうか?

一般的に価格設定は、材料費32~35%、人件費35~40%、粗利益30~40%と言われる。

客が満足するのは、価格もそうだが・・・

料理の内容(見た目や、お味)。店内の雰囲気とホールスタッフの態度、そして料理が出るまでの待ち時間。

最近、スタッフの人件費が急騰している。 企業側も欲しい人材が集まらず困っている状態だ。

人材が人罪にならなければいいのだが、客の品位も思った以上に低下しているようだ。

”クレーマー” なる言葉が示すように、悪質な客もいるようですね。

料理を提供する側も、食事を楽しませて頂く客側も、大切なことは ”マナー” が一番。

”ご馳走さま” が聞きたくて、”美味しかったよ” と言いたくて・・・こんな関係は大歓迎。

今回は、スタッフの応対にも、提供される料理にも、そして雰囲気にも満足だった。

久しぶりの外食に思う事って、「こんなもんなの~?」






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快気祝い? 

『 THE SURF OCEAN RESTAURANT 』

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三か月前に、脚立から転倒、胸椎圧迫骨折。 やっとハード・コルセットもとれ身軽になった。

文の書き方が悪く、私がコルセットをと勘違いさせましたが、妻がコルセットなんです。ゴメン!!

後三か月はソフト・コルセットをした方が良いとは、技士の話だが・・・今は、湿布薬を貼り過ごしている。

「快気祝い」 と言う訳でもないが、最近モダンなイタリアン・レストランが幕張に出来たと聞き、行ってみた。

幕張海浜公園の中に建つ、レストランと結婚式場は、一見すれば南国風。

平日と言うのに、待ち時間は一時間半!! 新しく綺麗なので人気があるのでしょう。

時間つぶしに浜辺を散策し、空いたお腹をベーカリー(後にUPの予定)で少々満たす。

メニュー・アイテムも豊富。 何を選ぶか? 迷いそうだったが・・・

『 どこか南国風の雰囲気が・・・』

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『 意外にシックなエントランス 』

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『 焼杉の豪華なメニュー・ブック 』

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『 海を眺めながらのお食事を・・・』

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次回に、”食したメニュー” と、 次々回に、”ベーカリー” をUPの予定。 そしてオマケに ”海浜風景” を。

「快気祝い」 をイタリアン・レストランで・・・なんて、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

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”ライチ” は、お好き? 

『 ぬるめの湯で、ゆっくりお入り・・・』

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豪華な包装紙で包まれた、「LA CEZEN」 入浴剤

”ラセゼン”。 それは入浴を通じて内面からの美と健康を育む、全く新しいインナービューティーのためのメソッド。

低温で発汗し、代謝を促進。 体の内面から美と健康を創造する。

心と体をリラックスさせ、貴女の美を更にみがきあげる事でしょう・・・(説明文より)

先日、娘が頂いた物だが、残念ながら私はアレルギーなので、入浴剤は入れない様にと、皮膚科の医者が。

『 美しくなりたいなら ”ラサゼン” 入浴剤を・・・』

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ラサゼン ”ライフエッセンス” と ”バスソルト”

”ライフ エッセンス” それは美しい美肌と身体のための入浴剤。

温浴効果が高められ、血行促進&発汗作用により冷え性・疲労回復に効果的。

健康維持と美肌を目指す貴女の美をさらに磨き上げる。

”バス ソルト” バラのエッセンスの中でも極めて採取量が少ないダマスクバラ精油と、

女性に嬉しい保温効果たっぷりのゼラニウム精油を配合。 上質なアロマの香で気分もリラックス。

ミネラル豊富なソルトはお肌を引き締め、美しい素肌と身体づくりをサポートします。(説明文より)

『 楊貴妃は、ライチがお好き 』

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ホテル ”玉泉閣” に再現された、「楊貴妃の風呂」

日本の伝統的入浴方法に・・・”菖蒲湯” と ”ゆず湯” がある。

”菖蒲湯” は、端午の節句に薬効を期待し、そして其の香りによって悪疫退治を願った民間療法が。

”ゆず湯” は、冬至に柚子を浮かべたお風呂に入れば、風を引かずにすむと。

世界の絶世三大美女の一人 ”楊貴妃” は、どんなお風呂に入っていたのか?

唐の詩人:白楽天は 「春寒くして浴を賜う華清池 温泉水滑らかして凝脂を洗う

           侍児扶け起こすも嬌として力無し 始めて是新たに恩沢を承くる時」
と。

玄宗皇帝と楊貴妃が最初に出逢った所で、楊貴妃は温泉のある此の地”華清池” が大好きだった。

昔から華清池には、楊貴妃専用の風呂が五つもあり、その中の一つが ”楊貴妃の風呂” として親しまれている。

其の浴槽は、花弁を形どったもので、発掘された風呂は青い切り石を二段に組んだものであり、

浴槽の底・中央には、噴水となって湯が沸き出る仕組みとなっている。

ちなみに楊貴妃の風呂は、深さが1,2メートルあり、立ったままでの入浴だったらしい。

「玉泉閣」 では、社長が中国まで出向き、発掘された ”楊貴妃” の風呂を訪ね、忠実に再現したものである。

風呂に設えられた玉座に座れば、絶世の美女と謳われた楊貴妃の気分が堪能できるかもよ~?

私は、「玉泉閣」 開業前にある雑誌の取材撮影で行き、楊貴妃の風呂を楽しんだ事があった。

入浴後の夕食の時、社長が・・・「楊貴妃は、ライチが大好きだった。 知ってました?」 と。

温まった体に、冷やされたライチの美味しさに話も弾み・・・

「楊貴妃は、山口県・長門の此の地で一生を終えた」 事など、面白く話を伺った。

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長門市・二尊院にある、楊貴妃のお墓

頂いた入浴剤を撮影しながら想い出す事って、「こんなもんなの~?」



category: 雑感

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黑八丈 

『 ”黄八丈” は知っていたが、”黒八丈” はね~ 』

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「多摩川に さらす手作り さらさらに なんぞこの子の ここだ愛(かな)しき」  万葉集

万葉の時代から、多摩川の沿岸では、人々が麻や絹の織物を織っていたと、万葉集は詠う。

先日、私用あって八王子に行く事があった。

駐車場に車を止め、ふと見れば 「八王子織物 ”黒八丈” 発祥の地」 と石碑が目に留まる。

八丈大島の ”黄八丈 ”は有名で、誰でもが知っている織物だが、八王子織物 ”黒八丈” は知らなかった。

小雨が降る中、傘を差し記念にと三枚ほどカメラに収めた。

『 湧水地も、今は枯れ果てて・・・』

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「あさかわを 渡ればふじの かげきよく 桑の都に あおあらしふく」 

鎌倉時代、西行法師の詩ではないか?と。

記念碑の奥は昔には湧水が豊富だったと聞くが、現在は湧水も無く枯れ池の状態となっている。

木道を設置し、両側には ”ただ今、菖蒲を植えています” と・・・

八王子は、高麗一族で覚えた養蚕や絹織物が盛んで、八王子一帯に桑の都に相応しく、

桑の葉が美しく風にたなびくことよ・・・と西行法師は詠ったのであろう。

天明から寛政にかけて、八王子の郊外・五日市を中心として ”黒八丈” が大人気を博した。

明治の初め頃の日記に、黒八丈を織って金、五両三分二朱との記録が。

当時、亭主は失業していて、内儀が家計を支えたのではないかと。

『 古の面影も失って・・・』

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「遊女にやるなら桐生物 本妻にやるなら八王子物」

染物をするには綺麗な豊富は水が必要であろうに。 小さな湧水の場から、水は何処へ流れていたのか?

少しばか離れた処に、其れらしき水路を見る事が出来るが、こんな処で染物や染織が出来るのかね~?

徳川時代の「奢侈禁止令」で、八王子織物は全国的に名を高めた。

京都西陣、上州桐生は高級織物。武州八王子織物は地味な柄物が多く、実用的で大衆商品であった。

桐生足利織物は外見は美しいけれど、八王子織物は徳用なりと。 そこで言われたのが上の文句だった。

古き織物の町を訪ねるの大好きだが、八王子織物、それも ”黒八丈” とは今の今まで知らなかった。

「八王子の歴史と織物」 を読みながら、知らない事ばかりだね~と知識の浅きを嘆いた事。

多種多様な織物に驚きを覚えるって、「こんなもんなの~?」



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天皇の始祖は・・・ 

『 シャーマンこそ、天皇の始祖では~? 』

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          豪華絢爛、古代人の祭り   (国立歴史民俗博物館展示)

動物の中にも、上下関係があるように、縄文時代の人間関係にも、尊敬する人と、尊敬される人とが現れる。

日常生活の中で、明日は晴れる・曇る・雨が降る、などの天候を占う原始的占星能力を秘めた人が出現した。

太陽を神と崇め、天の声を聞き明日の占いをする、所謂シャーマンが現れた。

アニミズムが原始宗教の始まりであり、其れを担ったのが ”巫女” であった。

小さな集団も時代と共に徐々に肥大化し、統一を図る人が必要となり、シャーマンが其れを担った。

天皇であれ、所謂権力者の資質は、占い能力に長けた人 ”巫女” であった。

そう考えれば、天皇の始祖は ”巫女” であったと考えるのが自然と思う。

事実、天皇は暦を発するのが第一の義務であり、権力の象徴であった。

”巫女” の奪い合いこそ、天皇制を複雑化させたのではなかろうか?

『 果たして、”そう” なの~? 』

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        9月25日、朝日新聞記事より

サブタイトルに、「男系社会の行き詰まり打開」 とあるが・・・

記事によれば、7、8世紀は 「女帝の世紀」 と言われる。 この間、6人の女性天皇が登場した。

当時の天皇は政治を取り仕切る権力者。8世紀の「養老律令」にある継嗣令には女性天皇を 「女帝」 と記述。

6人の最初に登場した推古天皇は崇峻天皇が蘇我馬子に殺害されると言う異常事態の直後に即位。

その後の女帝たちの即位も、皇位継承に伴って起きる有力氏族の対立を和らげる為だったと・・・云々。

女帝は、男系社会での緩衝材で ”中継ぎ”、もしいなければ混乱は増していた、と言う学者もいる。

『 政治や祭祀に関する能力が必要 』

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女王卑弥呼の姿なのか  (大阪府立弥生文化博物館蔵)

3世紀には女王・卑弥呼がいた。 他にも多くの女性首長がいた事も近年判っている。

弥生中期までは首長として葬られた女性はいなかったが、弥生後期からは古墳時代にかけて、

その傾向は強まり、3~5割が、女性首長とみられるようになった、と清家教授は唱える。

男性優位の軍事への期待が低くなり、女性首長が受け入れやすい素地がったとも。

軍事能力も求められる天皇だが、卑弥呼の政治力や祭祀に関する能力の高さから女帝として君臨した。

古墳中期になると男性天皇だけになるが、一時的には女性の地位があがり女帝の再登場となった。

「魏志倭人伝」 によれば、耶馬台国では男性から卑弥呼を経て、再び男性天皇になったと言う記述が。

政治的背景や社会的背景と個人の能力が相備わって、女帝や女王が君臨した・・・との記事だった。

『 古墳時代を挟んで、前後の女帝 』

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        前方後円墳造り 共同作業が ”和” を生む (国立歴博展示模型)

三世紀前半、前方後円墳や前方後方墳が出現した。

奈良盆地の纏向を拠点とした広域の村が現れたのも、この時代である。

点在する村々のネットワークの統制を執ったのが、邪馬台国の卑弥呼であった。

魏志倭人伝によれば、卑弥呼の墓は径百歩と言われ、前方後円墳だったのか?

邪馬台国の所在地が決定的な確証が出ていない事が、謎が謎生み考古学をより面白くしているようだ。

古墳時代を挟んで前後に、女帝誕生を見るのだが、やはり中継ぎ的と考えるのが適当なのか?

推古天皇・皇極天王・斉明天皇・持統天皇・元明天王・元正天皇・孝謙天皇・称徳天皇の八人である。

女帝は神と人間とを取り持つ ”シャーマン” 的性格と能力を兼ね備えている事が必要であったが、

時代が下ると同時に、女帝の本質も変質するようになった。

弥生時代から古墳時代へと変化する間に、シャーマン的要素も徐々に薄くなっていく。

巫女から女帝が誕生するが、男系社会に成ると力の強弱が天皇制まで影響を及ぼすようになる。

古墳時代を挟んで女帝・天皇の性格も大きく変わったのであろう。

新聞を見ながら、ふとシャーマン女帝・卑弥呼の事を思うって、「こんなもんなの~?」




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忍ぶ恋 

『 乙女心と、秋の月?』

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               お土産に頂いた、仙台銘菓 「萩の月」

「我がやどに 咲きたる萩を月夜よみ 宵々見せむ 君をこそ待て」 紀女郎(詩)

えっ、少しばかり間違えた。 ”萩” ではなくて ”梅” だったよね~。

我が家の庭先に咲いている萩を、月も見頃のこの頃は、夜ごとお見せしたいと貴方を待っているのに・・・

何ともしおらしい娘が、やるせなく萩の花と戯れる仕草。 貴方は此の心を知ってか? 知らぬか?

あ~、もう、嫌!! ”萩の月” でも食べながら、来ない貴方を待つとしましょうか。 なんて図なのか? 

『 遊女との興に、疲れを癒す芭蕉?』

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               与謝蕪村 「奥の細道画巻」 (逸翁美術館蔵)

「一家に 遊女もねたり 萩と月」 (奥の細道・市振の宿で)

一つ屋根の元、恐らくそうであろう木賃宿に、疲れた体を横たえようとすれば、其処には遊女も同宿していた。

庭には萩の花が咲き誇り、空には煌々と輝く月の清々しい光が包んでいる事よ・・・な~んて粋な句ですね~。

墨染の色褪せた直綴姿のうらぶれた芭蕉の姿に、遊女だから、恐らく木賃宿と思われる。

芭蕉と遊女が同部屋なのか? いやいやそうではないだろう。

まぁ、たとえ同部屋であっても遊女が二人では、何事も無かったでしょうが、ね。

”萩” を萩の花と解するのは面白くない。 ここは ”萩” は ”遊女” と解した方が面白い。

明々と照らす月の光で、遊女も一層と美しく見え、遊女と月が更に興をそそる。

『 月を観るなら、な~んたって 萩・指月城?』

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          山口県萩市 指月城址 「花江茶亭」 (n1951さん撮影)

「なにごとに つけてか世をば厭はまし うかりし人ぞ 今日はうれしき」 西行(詠)

西行が出家の意思を固めたのは、叶わぬ恋の女性がいた為と考えられているようだ。

”萩” の花言葉は、思慮・想い・前向きな恋・・・等々であり、

”月” は、月であり、貴方でもあり、時には私にもなるようだ。

”萩と月” で想い出すのは、叶わぬ恋に身をやつした月の詩人 ”西行” である。

思慕した其の女生徒は、待賢門院璋子と言われるが、それにしては余りにも歳の差があり過ぎる。

「嘆けとて 月やは 物を思はする かこち顔なるわが涙かな」 西行(詩) 

嘆け嘆けと空の月は私を責めるが、いやいやそうでは無く ”月” は貴女で、

つれなくする貴女に、私は涙にくれると・・・西行は。

”月” は、待賢門院璋子と言われるが、女院に使える女官・堀川ではないのか?

「玉すだれ 誰ともしらぬ 透きかげを みるにこころの かかりぬるかな」 西行(詩)

西行は堀川に恋する心を断ち切って、葉隠れに伺い忍びし人との別れに置手紙を。

置手紙の主が西行とは知りつつ堀川は・・・

「ふかくのみ 契しことを 思い出でば 音はしてまし山川の水」 と返歌を。

秋も深まれば、萩の葉には露がたまり、雫となって落ちそうな露が、小さなガラス珠の様な連なりを見せる。

西行と、女官・堀川の悲恋物語には、萩の葉の雫が良く似合う。

「荻の上風 葛の裏風 萩の下露」・・・秋の風光を告げる、三大麗句である。

”萩” と ”月” の哀しく儚ない 「偲ぶ恋」 の物語である。

こんな情景は、指月城 「花江茶亭」 で、観月しながら味わいたいものだ。

”萩の月” をいただきながら思う事って、「こんなもんなの~?」



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”心の糧” 

『 非 足 最 適 』

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          ”GODIVAのチョコレート” と、”図書カード”

「7 4」 歳の誕生日に、長女が ”世田谷 テラ・セゾン” のケーキを。

秋限定・石川県産 五郎島金時とマスカルポーネのガトーを持ってきてくれた。

普段食べているケーキより、確かにオイシイ!!かった。

”GODIVA” のチョコは、妻からのプレゼント。 図書カードは、三人の娘たちからの贈り物。

ケーキは既にお腹の中に。 チョコは今は冷蔵庫の中に。 図書カードはお財布の中に・・・

さほど大きくないケーキだったが、普段は食べられない高級品らしく、美味しい事この上ない。

私の為にプレゼントされたものだが、老いも持病もあり 1/4 を頂くが、其の半分が余った。

も少し食べたい(非足)と思う程度が最適な食べ方だ。丁度良いでは食べ過ぎになる。

何事も ”腹八分” いうが、”腹七分” が健康の基とも言うよね~。 やはり ”非足” がベストなのであろう。

『 勿体なくて・・・』

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         図書カード、さて何を買わせて貰おうか? 

変なもんだよね~、普段、自分の財布からなら気安く買う本だが、贈られた図書カードでは、

何となく勿体なく思えるから不思議・不思議。 何度も下見し考えて、取り敢えず五冊の本を買わせて頂いた。

”ららぽーと” の中にも書店はあるが、最近 ”VIVIT” の中に 「ジュンク堂」書店 が開店した。

15万冊の本が取り揃えてあり、遠くの書店に行く必要がなくなった。

ネットでは、内容がよく判らないので、現物を見ながら買えるのは大変有難い。

『 読書は、”心の糧” 』

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             取り敢えず、五冊を・・・

小学生の時か? 中学生の時か? 何かの本で読んだことがあった。

お金持ちの父親が亡くなった時、何人かの子供たちが遺産争いを起こした。

私はあれが欲しい!! 私の取り分が少な過ぎる!! とやり合ったそうだ。

末娘に、父親が残した遺産は、”一冊の本” だった。 確か ”聖書” だったと思う。

娘は大変喜んだそうとの事が、確か書かれていたような気がする。

古今東西、遺産相続問題は花盛りの様相を呈している。 人間は 「自分だけ良ければ、其れでイイ」 と?

幸い私には三人の娘たちに残してあげられる遺産は無い。

少しだけ有るのは、僅かな書物だけかしら。

永い人生を有意義に歩んで欲しいから、生きる為に成る本でも残そうかと思っている次第だ。

金品は自分の力で身に着ければ良い。 遺産目当では堕落する事は、火を見るより明らかであろう。

とは言うものの、果たして人生生きるための為に成る本なんて、私は持っているのだろうか?

贅沢慣れした現代人だが、 どこかに落とし忘れた物は、”心の糧” ではなかろうか?

誕生日に思う事って、「こんなもんなの~?」




category: 雑感

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