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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

友を偲ぶ 

『 富 士 に は、 月 見 草 が よ く 似 合 う 』  太宰 治

2011-10-08 華1795

梅雨の晴れ間に近くの公園を散歩しても、あちこちで紫陽花が元気よく咲いているのを見る。

『 梅 雨 に は 、紫 陽 花 の 花 が  似 つ か わ し い 』

散歩をしていると、道端の叢に真っ白な可憐な花をつけた「どくだみ草」が目に入る。

此の花を見る度に想い出す友人が居た。 過去形だが・・・

47年前に大学時代の友の紹介で知り合った男だ。

東京・新橋に会社を設立した時から、一緒に仕事をし、

その後、九州・熊本や島原でも仕事をし、その後山口県で宝石商や画商の手伝いをしてもらった。

17年前に上京した時からは、ず~っと遊び友達だった。


2011-10-08 華1793

『 ど く だ み 』  という詩画集がある。星野富弘氏(作)

「おまえを大切に摘んで行く人がいた 臭いといわれ嫌われ者のおまえだけれど

 道の隅で歩く人の足許を見上げ ひっそりと生きていた

 いつかおまえを必要とする人が現れるのを待っていたかのように

        おまえの花 白い十字架に似ていた」

2011-10-08 華1794

亡きその友は、若い頃より糖尿病に冒されていたが、生き方を反映しているかのように、

病に無頓着で、病院には一切行かない男だった。

10年前には散歩も侭ならぬ状態だったが、持ち前の気性で病院とは縁が無かった。

7年前に仕方なく病院に行くが、その時にはもう手遅れで、暫くは自宅で腹部透析をしたが、

5年前に右足に壊疽を患い膝下から切断手術となった。

退院するまでも無く、病院で死亡したと連絡を受けた。


その彼が、何を思ったのか、ある日から家の周りの「どくだみ」を採り、生の侭食べるようになっていた。

煎じるのではなく、生のまま食べていたのだ。

毒を体外に出すから「どくだみ」と言うけれど。糖尿病は毒素が元での病気ではない。

葬儀式の時の、白木位牌には、『游悳玄邦居士』の戒名が・・・真に彼そのものを表した戒名だ。

家族には厚く好々爺だったが、自由気儘に奔放な人生だった、と思うが、

今となっては、「どくだみ草」を見るたびに想い出す、我が人生の友だった。


2011-10-08 華1796

「ねじり花」がピンクの可憐な花を付けだした。

人と人との付き合いは、順調な時もあれば、“ねじれ”た時もあるものだ。

反省し修正しながら、人は長い長い人生の道を歩むのだが、

ややもすると通り過ぎた道を振り返り、後悔の海に漂よってはいないだろうか?

『 良 馬 は 、 後 ろ の 草 を 食 わ ず 』

古い中国の諺がある。

過去には拘るな!!との戒めの言葉だ。

亡き友も、糖尿病に罹患したと云う過去に捉われず、くよくよ思い患わず早く治療をすれば、

もっと・もっと長生き出来た筈なのだが。


過去を振り返っても仕方無いとは云うけれど、

全く反省もせず、何故失敗したのか?何故成功したのか?

過去から学ぶ点も多々ある事だろう。過去を振り返る余裕も必要なのではなかろうか?


「どくだみ」の花言葉は、“白い追憶” と言う。

記憶の彼方の白い霧の中の「どくだみ」に彼の想い出を馳せた日だった。

友を想い出すって、「こんなもんなの~?」




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category: 雑感

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コメント

自分はまだ・・・

こんばんは!親父様。

自分はまだ、近しい人を亡くしていません。
親・兄弟・友人と。

亡くした時はどう思うのだろうか・・・
自分にはまだ、想像がつきません・・・

まれすけ #- | URL | 2012/07/01 22:48 - edit

良馬は、後ろの草を食わず。
今の私もそうあるべきなのでしょう。
過去を振り返っても、時間が戻ってくるわけではありません。
そのことは十分に分かっているつもりでも、呉越達観する
領域での理解は難しいです。

その中で前に向かって少しずつ歩み始めました。
人を選ぶというのは思うようにいかないものですね。
適材適所に必要な人材を確保するためには
様々な有形無形の障害があります。
唯一頼るべき友は、長年私が苦手とした営業の世界で生きてきましたが
今後の進め方を議論すると全く方向性が違い、結果としてやはり
営業活動も自分がすべきと判断しなければなりません。

ドクダミは、我が家でも庭に生い茂っています。
今はそれが家に来る子猫の格好の隠れ場所ともなっています。
匂いはきつくても、子猫の命を守ってくれているドクダミ。
子猫もそのことが分かっているのか、いつも逃げ込む場所は
ドクダミの茂みです。
この黒猫の子供が幸運の招き猫となってくれると嬉しいのですが。

#- | URL | 2012/07/01 23:25 - edit

こんばんは!

今亡き人のことを思い出すと
すこし切ないような懐かしいような悲しいような何とも言えない気持ちになります…

過去を振り返った後は
今をもっともっと大切にできるような気がします。

カノン #xsUmrm7U | URL | 2012/07/02 03:00 - edit

てんくらさん おはようございます 失礼します

白い十字架 強い印象を受けます
たしかに香りがきつくて嫌われていますが
どくだみ茶を好んで飲んでおります
雑草ならぬ薬草だと思っています

現在と過去からしか学べないです
後悔はしませんが反省の毎日です;

sora #- | URL | 2012/07/02 08:35 - edit

てんくらさんへ
今帰ってきましたよ!
いい旅でした!
そのうちブログにアップします(^_^)/

この記事とは直接関係ないかもしれないけど、
今回の道中、僕の人生に彩りを与えてくれた、
これからも彩りを与えてくれるであろう友人たちに感謝だな、
なんてことを考えたりしてました。
僕はそんなに社交的じゃないし、気もきかないけど、
本当に友人たちに恵まれてきたなって感じです。
今回もいい出会いがありました。
本当に本当に感謝感謝です。

ちくわ #- | URL | 2012/07/02 12:00 - edit

見送り・・

こんにちは。

少ない友人は健康に気を遣いダイエットして成功しています。
私は成人病の三冠王として病院に君臨して居ます…
見送る事は無くても、見送られる方でしょうね。

私の父は両親(私の祖父母)の面倒を見て、自分の養生をせずに両足を切断して逝って仕舞いました。
親孝行ってこんな物なんですね。

musselwhite #HfMzn2gY | URL | 2012/07/02 14:35 - edit

死は最終目的か?

“ぬくし”さん、“まれすけ”さん、 こんにちは

昔は大家族制だったので、小さい頃より身内の死を身近に見てきたが、
核家族になり、また死は忌み嫌うものと決め付け、死に対する感情も大きく変わってきたようです。

古来、日本人は「死」に大義を与えて来たようです。
大義の為なら、死をも厭わないと・・・忠臣蔵のように。

私の歳になると、訃報も度々頂くようになるが、知古の死はいつ聞いても嬉しいものでは無い。
災難と死は、ある日突然にやってくる。
その時に、慌てふためき後悔しないようにと、今を一所懸命に生きるだけです。

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 16:40 - edit

目に浮かぶ・・・

“青竹”さん、こんにちは

長い人生を送って来ると、過去の栄光を想い出したり、昔はこうだったとか、振り返っても仕方ないとは判っているのだが・・・
体力の衰えと意欲の減退とで、不安が焦燥感となるようですね。
私も70歳を迎え、今一度人生最後の仕事がしたいな~と思っていると、女房が傍で「何言ってんのよ~」と言いたげな顔で笑っている。

ドクダミ草は十薬とも言われるそうですね。
民間の漢方(?)としては、ゲンノショウコと二輪を成すものでしょう。
子どもの頃、しばしば煎じ薬を飲まされました。「良薬は口に苦し」と説得されて・・・

匂いがキツイく人はあまり近づかないので、子猫たちにとっては格好の隠れ場なのでしょうね。
そんな猫たちに、目を細めている“青竹”さんが、目に浮かぶようです!!

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 16:54 - edit

死は最後の教育か?

“カノン”さん、こんにちは

未だ少女の域を出ない “カノン” さんだから、死への想いはそれ程は無いでしょうね。
私の歳になると、死は本当に身近なものとなってきます。
自分の死に、どんな意味があるのだろうか?しばしば考えます。

人は自分の命を散らす事によって、残された家族に後悔の念を思い出させる事が出来る。これが人が出来る最後の教育ではないのだろうか。
日々の言動を反省し・後悔し・懺悔するからこそ、人でありうるのでしょう。
どんな人でも、身内の死に際して、「あの時は、あぁしてあげれば良かった」とか「あの時言われた事に、自分は反発したよな」とか、後悔しきりです。

「後悔、先に立たず」。この一番大切な後悔を、私は残されるだろう家族に、死に際して、最後の教育の言葉にしたいと思っている。
“カノン”さん!!後悔しないように、今を一生懸命に生き、家族を大切にするのですよ!!

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 17:08 - edit

反省一番、後悔二番・・・

“SORA"さん、こんにちは

あの古い館は、坂本繁二郎画伯のアトリエだったのですね。
記念館だから、あれ程綺麗に保存されていたのだ!!
自分の庭先のような近場にあるとは、羨ましい限りですよ~。

最近は緑茶以外にも多くのお茶が発売され、自分の好みに合わせ飲むことが出来るとは便利になったものです。
昔は、自宅で煎じて渋くて苦くて不味いのを飲んだものですが・・・

反省の日々を送るって、出来るものでもナイですが・・・なかなかね。
反省があるからこそ、発展もあるのでしょうね。
私も、反省と後悔の毎日を送っている状態ですが、思うように発展もしませんが・・・

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 17:20 - edit

一期一会に感謝!!

“ちくわ”さん、こんにちは

北海道から無事の帰還、良かった・良かった。
カヤックで行ったの?それとも新幹線?

「良き友が近くに居る」・・・この事に気付かない人が多いのです。
身の回りには、小さな幸せも沢山有り、友も居るのですね。
良き出会いをも見過ごし、一人人生を寂しく送るのは勿体ない事です。
「一期一会」とは、そういう事を云うのでしょう。

人は自分だけでは存在すら出来ません。
両親が居て、ご先祖があり、太陽や空気や水があり、身の回りの全ての物と関係しながら、今の自分があるのです。
其のことに気付けば、出会いに感謝も出来るし、「お蔭さまで」「有難う」の言葉も口から出る事でしょうね・・・

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 17:30 - edit

お互いに・・・

“白熊”さん、こんにちは

軽く見てたが、糖尿病って本当に怖い病気ですね。
自覚症状がなく、見落とし易いのが「後の祭り」という結果になるのでしょう。
私も薄々は思っていたのですが、癌の時初めて本当の数値が判った。何と・なんと、血糖値387 A1c13とは・・・トホホでした。

成人病三冠王・・・名誉な事ですな~!! どうして其処までホッといたのですか?自覚症状もあったでしょうに・・・
昔の人は、自分を犠牲にしてまでも親の面倒を見たのでしょうね。
ご尊父が両足切断とは、何とも痛ましい事だったのですね。

“白熊”さんも此れからでも遅くは無いので、病院通いに精を出して下さいよ!!という私もですが・・・早速、明日は糖尿科に行ってきます。
家族を悲しめ・泣かしてダメですよ~!! お互いにね。

“てんくら” #- | URL | 2012/07/02 17:42 - edit

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