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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

客まで川に流す・・・ 

『 船 宿 』

屋形船や釣り船を生業とする施設で、江戸時代には大川添いには多くの船宿があった。

遊里・吉原に近い船宿には、二階に休憩所を設けた一大社交場でもあった。

吉原通いの遊客や、深川芸者遊びに出掛ける客などにも、持て囃され活況を呈していた。


2011-10-08 華1963

『 吉 野 屋 』

青年時代を浦安で過ごした、文豪・山本周五郎の『青べか物語』に登場する船宿「千本」の

モデルとなった船宿である。

浦安を舞台に当時の庶民の人情や、下町風情が切々と語られている。


2011-10-08 華1962

『 吉 久 』

東京湾で獲れる魚の名前がずらりと並んで書かれている立て看板は、船宿「吉久」の物。

「吉久」には、納涼船・双胴屋形船があり、夏の一夜の一時を楽しむ事が出来る。

全くの初心者でも安心して釣りを楽しめるようにと、

スタッフ一同のモットーは、“暖かい心でおもてなし”という。


2011-10-08 華1961

『 岩 田 屋 』

創業100年になる浦安でも最古参の、長い歴史を誇る船宿である。

若い四代目の船長をはじめ、愛嬌は日本一の若女将。

そして、別嬪さんの女船頭さんが、四季折々の釣りの楽しみを提供してくれる。


2011-10-08 華1964

『 旧・宇田川家住宅 』

明治2年の建築で、江戸時代中期に名主の家からの分家で、屋号を「藤村屋」と名乗り、

呉服・米・油・雑貨を取り扱っていた。浦安市の有形文化財に指定されている。

其の店先の模様が実にリアルに再現されている。丸髷のご婦人が、反物の見立てをしている風景だ。


2011-10-08 華1966


2011-10-08 華1965

『 旧・大塚家住宅 』

江戸時代末期の建築。

漁業と農業を営む比較的に大きな網元でもあるのか?

漁網の修理を家主が・・・網糸を操作しながら祖父のお手伝いをする少女の再現。

この祖父と孫娘は、実在していた両人をモデルとしている。


客まで川に流した・・・古典落語 『 船 徳 』

親元を勘当された若旦那・徳兵衛が船宿に居候し、船頭にして欲しいと頼み込み、ようやく了解を得、

やっとの思いで船頭になったものの、なにしろ若旦那の悲しい事で力不足であった。

一向に客の付かない日々が過ぎるが、夏の暑い盛り、浅草浅草寺の四満六千日参りの縁日に、

船頭が皆、出はからってしまい、念願の船頭役の仕事が舞い込む事となる。

船頭の女房の心配もどこ吹く風とばかりに、客を乗せて大川を渡ろうするが、着岸に失敗ばかり。

客の、「おい、大丈夫か?」の声に、

「へぇ~、大丈夫。この前は客一人を川に落してしまったが、今日はそんな事はない」 と。

舟客は「冗談じゃない」と大騒ぎとなる。

まともに岸に着けない徳兵衛を見た舟客が、

質屋の倅だけに、「客まで川に流した」・・・と、落ちにしている古典落語。


浦安の船宿を訪ねながら、古典落語のこんな話を想い出した。

カメラを肩に、古き良き時代を訪ねる楽しみって、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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コメント

青べか

「青べか物語」にモデルがあったんですね w(゜o゜)w オオー !!

初めて知りました、初めて読んだ山本周五郎が「青べか物語」でした。

犬山にゃん太郎 #WVb5vgCk | URL | 2012/08/23 14:32 - edit

初めまして・・・

“犬山にゃん太郎”さん、こんにちは。コメント有難う!!

暑い盛りの浦安散歩でしたが、明治の頃の漁村風景に心も弾んだ半日でした。
山本周五郎の『青べか物語』に出てくる船宿が、此処・浦安にあったとは私も知りませんでした。
おやっ、何処かで見た風景だな! えっ、此処にこんなものが・・・とか、記憶の追体験とか、色々と新しい物が発見でき、散歩って本当に大好きです。

拙いブログですが、また遊びに立ち寄って下さい・・・

“てんくら” #- | URL | 2012/08/23 15:09 - edit

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