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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

死ぬ幸福 

『 年の瀬や 水の流れと 人の身は 』

両国橋で其角は、煤払いの笹竹売りに変装した源吾と、バッタリ出逢う。

その姿の変わり様に驚き詠んだ句だ。

『 あしたまたるる その宝船 』

討ち入りの事を知らない其角は、変わり果てた姿を見て、驚き詠んだ句だが、

源吾は、明日の討ち入りの事を知っていたので、希望に満ち「宝船」と返句している。

歌舞伎で有名な一場面の台詞として使われている。


HokusaiChushingura[1]
                        葛飾北斎(画) 討ち入りの図

今年も早や師走となった。

毎年恒例の年末のテレビ番組では「忠臣蔵」が放映される。

『仮名手本忠臣蔵』を元に脚色したもので、毎回、浅野匠守か大石内蔵助が中心人物で、

台本はいつも、吉良上野介を悪役として捉えている。

『 あらたのし 思いは晴るる 身は捨てる

         浮世の月に かかる雲なし 』
  大石内蔵助(辞世の句)

君主の敵討ちを果たした内蔵助の心境は、此の句からしても理解できるが、

果たして理不尽な討ち入り(吉良側では、きっとそう感じている)を喰った吉良邸では、

辞世の句も読む暇さえない上野介の無念さは、いかばかりのものであっただろうか?


2011-10-08 華2331

そんな思いを抱きながら、本所松坂辺りを散策した。

赤穂義士遺跡『吉良上野介義央の上屋敷跡』を訪ねてみた。

吉良邸は、8400㎡を占めるほどの広大な屋敷だったが、

時代が下るとともに一般民家が建ち並び、其の面影は完全に消え失せた。


2011-10-08 華2336

昭和9年、地元の有志が遺跡を後世に残し伝えようと、旧吉良邸の一画を購入。

現在は史跡公園として広く一般人に開放しているが、その狭さには少々驚く。


2011-10-08 華2335

左側には稲荷神社が祀ってあり、この祠は吉良家・家臣二十士の菩提を弔っている。

その右側に少し見えるのは古井戸で、『首洗いの井戸』と言われ、上野介の首を洗った井戸である。


2011-10-08 華2334

吉良上野介の彫刻が誇らしげに祀ってある。


家臣は主君の為にだけ尽くし、忠義を誓うからこそ割腹を見据えた ‟仇討” も出来た。

「忠臣蔵」では武士の美学として仇討を捉えているが、余りにも一方的な見方ではないだろうか?

現代人の人生の歩み方をみていて、いつも腑に落ちない思いがあった。

『死ぬ幸福』を考えないし、知ろうともしない事だ。

結果、『生きる幸福』さえ失っているように思えてならない。

大石内蔵助・辞世の句を読むにつけ、潔さと未練を再考する気持ちにもなる。

何はさておき、『死ぬ幸福』の為の目的と目標があれば、『生きる幸福』は手の内に・・・

人の一生の生き方なんて、「こんなもんなの~?」

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category: 雑感

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コメント

生きると言うことは、大変なことですね。
でも、楽しい事があると思うと前に進む勇気が湧いてきますね。
人生楽観的に生きられるよう願っております。
人の楽しい事とはそれぞれで、面白いものです。
楽しい生き方を考えて、日々過ごすようにしています。

一ノ瀬 #- | URL | 2012/12/07 07:19 - edit

ご無沙汰しています。
吉良上野介は国の民には好かれていたとか。
立場が代われば物の見方も180度変化しますね。
悪戦苦闘の日々、如何にして世間に認知してもらうかで
苦慮しています。
考えようによっては、今以上に悪くはならないのですから
後は努力次第で浮き上がれると信じることも必要かもしれません。
しかし、反面もう全てを終わらせて楽になりたいとも
思ってしまいます。

青竹 #- | URL | 2012/12/07 12:46 - edit

死ぬ幸福…理解出来ません。

死ぬしか無い、その他の手段が無いのかも知れませんね。
きっと、真正直な人の取る行動なんでしょう…
不浄な私は最期まで悪あがきをすることでしょう(笑)

でも、今は生きる方が地獄、死ぬのが天国かも知れませんね。
楽しい事は何時までも続かないし…

musselwhite #HfMzn2gY | URL | 2012/12/07 14:32 - edit

人生は楽しく

”一ノ瀬”さん、こんにちは、そして失礼しました

20日もブログを更新しないと、やる気が失せてしましました。
心機一転、また書こうかと思っています。

忠臣蔵も見方を変えれば、正義・忠義も刃傷沙汰としか受け止められない。
浅野家が正しいのか?江戸城の法を謳う吉良家が正しいのか?
劇作家は歴史の事実を無視し、面白く可笑しく台本をプロデュース。
人其々の観方・感じ方があるので、どうでも良い事だが・・・

只いえる事は、折角この世に生を享けたのなら、楽しく・面白く人生を全うしたいですよね!!
愛別離苦・怨憎会苦なんて気取った事を言わないで、只々楽しく明るく生きたいものです。

夢旅人 #- | URL | 2012/12/25 12:04 - edit

苦労は買ってでも・・・

”青竹”さん!!こんにちは、体調は如何ですか?

「カーロ・アンジェラ」が発売に成り、二か月が過ぎましたが如何ですか?
忠臣蔵では、浅野家が無念なのか?それとも吉良家の方が無念なのか? さてさて、どちらなのでしょうか?ね。

物事全て、見かた感じ方でしょう。
お仕事にしても、今は辛い日々の事と思いますが、過ぎて見れば今日の苦境も懐かしい想い出となる事でしょう。
何を手伝うとも云えないのですが、陰ながら心配しております。
化粧品、それも単体での発売では購入者・愛用者も一考をするのでしょうね。

七人の発起人は、現状をどう受け止めているのでしょうか?
苦労は人の事、何とか配当をしてくれ!!と言わんばかりでしょうか?
此処が経営者の頭の痛いところですね。
取り立てて苦労の無い生活を送っている自分を思えば、”青竹”さんの苦労が本当にお気の毒ですが、此れも試練の一つとして頑張って欲しいです。

『苦労は、買ってでもしろ』とは言うが、苦労は人をして決して崇高にはしない。
一時的な苦労はする方が人生楽しいものです。
いまの苦境を早く脱出する方法を見つけて下さい。

夢旅人 #- | URL | 2012/12/25 12:25 - edit

極楽で再会

”白熊”さん、本当にお久しぶりです。ブログをさぼり返事が遅れました。

『死ぬ幸福』なんて、気取った事を云ってる場合じゃありません。
今日の生活を、今の体調をと、不平不満の人生を送っていると、『死ぬ幸福』なんて、言葉も浮かばないのが本当です。

理想と現実のギャップと云う事でしょうが、頭では理解出来ても言動が・・・と云う事は多々あります。

最近、人生70まで来て、死後の楽しみを考えるようになった事も事実です。
極楽も地獄も無い事は解かっていても、極楽ぐらいは有って欲しいととも思う。
迷惑をかけた父が極楽で待って居てくれると思うと、死もあながち悪い物ではナイな~、と

そんな楽しみを思い浮かべる今日この頃です、ハイ。

夢旅人 #- | URL | 2012/12/25 12:34 - edit

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