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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

大掃除のご利益 

諸~行~無~常~の鐘の聲  静~かに煙~る・・・

『平家物語』の書き出しでは無い。 ご詠歌の一種である。

師走 29日は、”九餅は搗くな” と昔より言われているので、今日はお仏壇の煤払いをした。

諸~行~無~常~の~・・・と、口ずさみながら。

そして想い出したのが、耳なし芳一で有名な盲僧琵琶の弾き語りである。

”盲僧琵琶” の弾き手で蝉丸は有名だが、”盲僧琵琶” は後に、”薩摩盲僧” と” 筑前盲僧” へと続く。


2011-10-08 華0750
              カット写真の琵琶は、「薩摩琵琶」

琵琶法師で有名なのは、”耳なし芳一” であろう。

その昔、下関市の赤間神宮に ”耳なし芳一” の取材に行った事があった。

此処は芳一が居を許された神社で、「芳一堂」なる物が建立され、芳一を偲んでいる。

禰宜さんのご協力で、実際に芳一が使っていた琵琶(絃は無いが)を抱え弾き語りの真似を楽しんだ。

写真の琵琶は、「薩摩琵琶」である。 男性的な此の琵琶は、武士階級に愛好され、

旋律も合戦の場面など激しいものが多く、語りかけるところは詩吟にも通じる。

「平家琵琶」は平曲で仏教の声明の平調に類似している。


カット写真の「薩摩琵琶」はある有名な琵琶製作者の作品だが、価格は1000万円にも近い琵琶らしい。

此の琵琶を持って、大宰府天満宮近くの公園で実際に弾き語りをして貰った。

小泉八雲の「耳なし芳一」 を、語りはもの悲しく、力強く弾かれる琵琶の音に心打たれたものだった。

『 祇園精舎の鐘の聲 沙羅双樹の花の下 諸行無常の響きあり・・・』

お仏壇の掃除。 ご本尊の煤を祓い、私と妻の家の仏さんのお位牌の埃を払うと、何となく心落ち着く。

新年を迎える支度も整い、綺麗になったお仏壇を眺めていると、

つい口を突いて出てくるのは 『祇園精舎の鐘の聲・・・』

「宗教性」と「幻想性」・・・幽玄体の内蔵する耽美的な退廃性が、耳に心地よい響きとなるのか?

ご先祖に感謝し、お仏壇の大掃除!! 思い出すのは琵琶の響きなのか?

大掃除のご利益って、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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