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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

野菊の如く・・・ 

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『 うしないし 想いも深く 野菊かな 』

永禄年間、小田原北条氏と安房・里見氏などの房総諸将とが激突した国府台合戦で、

関東三大合戦の一つと言われる。 一説には、この合戦での両陣営の死者は五千人にも上ったと。

現在、此の地に 「史跡・永禄古戦場跡 正月七日 打死一千人 」と刻まれた木碑が立っている。

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古戦場の中でも一番熾烈を極めた激戦場だった此の坂道の途中に、

伊藤左千夫の 『野菊の墓』 の文学記念碑が建立されている。

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野菊の墓文学碑

其の碑文には、「村はずれの坂の降り口の大きな銀杏の樹の根で民子を待った。

        ここから見下ろすと少しの田圃がある。

        色よく黄ばんだ晩稲に露をおんでシットリと打ち伏した光景は、

        年のせいか殊に清々しく、胸のすくような眺めである」

小説 『野菊の墓』 の一説が刻まれている。

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此の記念碑広場は、寺の境内の一部に建っているのか? 寺との境の板塀に寄りかかり、

『 釜たぎる 湯気の煙のおぼろげに みかげ見ゆらく 吾が恋ふれかる 』

その横に、もう二句左千夫の詠んだ板碑があるが、書いてある文字は読めなった。

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文学碑の左横には、妹の光江が詠んだ句が刻まれていた。

『 野菊の如き きみなりき 絆に強く 永遠に姉妹 』

”姉・美恵に捧ぐ” とある。モデルとなった民子は、本名は美恵、光江という妹の姉だったのか。

時代と世間の噂に負けた母親の犠牲となった政夫と民子。

薄倖の恋の純愛物語の主人公は、著者・左千夫がモデルなのだろうか?

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記念碑のある此処から、”矢切の渡し” 迄の田圃の小道を、「野菊のこみち」と言う。

『 野 菊 の 墓 』

矢切村の旧家の息子・政夫は、家事手伝いに来ていた二歳年上の従姉の民子と親しくなる。

年頃の娘であり、周囲の人も心配したり妬みのした。政夫の母もまた気に掛けて二人に注意をする。

ある秋の日に、二人は家の用事で綿摘みに出掛け、二人だけの時間を過ごす。

帰りが随分と遅くなったので、怒った母は政夫を東京の学校の寄宿舎に早々に返し、

民子は自分の実家に送り返される事となる。

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矢切側の「野菊のこみち」の始まりに、一文を紹介した記念碑が建っている。

民子は強いられて他家に嫁がされて行き、流産で命を落とし、短い一生を終る事となる。

死んだ民子の左手には、紅絹の布きれに包んだ政夫の写真と手紙が硬く握られていた。

民子の墓の回りには、好きだった野菊の花が咲き茂っていた。


『 世間に負けた? 』

母親は犯した罪の深さに驚いた事でしょう。

時代も時代。男女の中には他人の目が。

旧家と言うプライドもあってか、周りの噂に気をもんだ事だろう。

「他人の口に、戸は立てられない」 と言う事なのでしょう。

最善の方法として、二人の仲を裂くより方法は無かったのでしょうが・・・


『・・・「野菊の墓」は名作です。自然で淡泊で、かわいそうで美しくて野趣があって結構です。

 あんな小説なら何遍読んでもよろしい』と、夏目漱石は激賞している。

儚い純愛物語とは言え、左千夫の小説は少々稚拙なところがあるようにも思われるが、

稚拙と云えば、現在の男女の仲。簡単にくっつき、いとも簡単に別れる。

経済的にも、子供の事をも、そして先をも考えずに、衝動的に・・・としか思えない。

何事においても、「節度が大切」と思うのだが、

男女の仲って、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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コメント

男女の仲

こんにちは。

更新ピッチが速すぎませんか(笑)

>稚拙と云えば、現在の男女の仲。~
思い起こせば、自分もそうだった様な気がします。

そういう事はそれなりの年齢にならないと判らないのかも知れません(自身を擁護)…(笑)

musselwhite #HfMzn2gY | URL | 2013/03/26 14:35 - edit

息切れしそう

”白熊”さん、今晩は!!

一か月に20回ブログの更新が出来ればと思っていたが、なかなか難しそうです。
子供の頃は、短距離競走は得意でしたが、長距離(マラソンみたいな)は大の苦手でした。
ブログの更新も同じく、続けるのはどうも。息切れしそうです。

「稚拙な人生」・・・此れがイイのかな~。
思い起こせば言動はいつも稚拙だった。後悔はしないが、反省する所は多々ありますね~。
そんな人生が決して嫌いでもありません。これからも稚拙な生き方の繰り返しでしょうが・・・
今になって見れば、稚拙に生きて来たから、楽しい想い出が多く有るのでしょうか?

夢旅人 #- | URL | 2013/03/26 21:19 - edit

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