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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

心、痛む出来事だった 

『 南 極 物 語 』

東京タワーの足許に、「南極観測で働いたカラフト犬の記念像」がある。(財)日本動物愛護協会・建立

2011-10-08 華2626

氷の大地・南極が白砂で表現され、15匹のカラフト犬の像が並べられている。

青銅製であろうが、少しばかり緑青が吹いた姿は、何となく哀しさを帯びている様に見受けられる。

1956年11月 南極観測にソリ犬として同伴し、その功績は大きかった。

1958年 2月 観測隊の引き上げの時、15頭は鎖に繋がれたまま置き去りにされた。

1959年 1月 第三次観測隊が奇跡的に生存していた ”タロ” と ”シロ” の二頭を発見したが、

          他の13頭は餓死したものと思われる。

『 ”タロ” と ”シロ” と ”サブロ ”』

2011-10-08 華2627

この三匹は兄弟犬であるが、”サブロ” は、稚内で訓練中に病死をし、観測隊には不参加となった。

犬ソリの先導犬として活躍した、”シロ” と ”ジロ” であるが、

役目を終えた観測隊が日本に帰還する折に、事情で一緒に連れて帰る事が出来なくなり、

氷点下の下、基地で首輪に繋がれたまま置き去りの憂き目となった。

15頭の内、7頭の犬は首輪に繋がれたまま餓死を遂げ息絶えていた。

他の6頭は、消息不明のまま発見されず、非業の死を遂げたのであろう。

『 首 輪 抜 け 』

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何匹かの犬は「首輪抜け」が上手であった。

”シロ” と ”タロ” は、特に此の「首輪抜け」が得意であったようだ。

アザラシの糞や、ペンギンを食べて、生き延びてきたのだろうと推測されている。

『 問題提起の南極犬 』

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後々に映画「南極物語」で有名になったカラフト犬たちであるが、

15頭のソリ犬たちを鎖に繋いだまま、置き去りにしたと言う事で、

南極観測に携わった人々への激しい批判が全国に巻き起こった。

一方、地球環境保護の観点からは、犬の群れが放置される事で野生化し、

ペンギン等を食料として大量に消費し、南極の自然や生態系を乱してしまう結果になると・・・

『 助けて~、との嘆きの叫び 』

此のカットの犬が ”シロ” か?”ジロ” か? は判らないが、

遠くに眼差しをやり、悲しげな叫び声を上げている様に思えてならない。

事情を知っているせいか、どの犬の顔も一つとして歓び顔は見せない。

只々、立ちつくし見入るだけだった。

2011-10-08 華2625

モニュメントは各所に建立されているが、

ソリ犬たちの悲哀物語の記念像が、この観光客で賑わうタワーの足許に在る事は、嬉しい事である。

この事件は、人間側からの視点で見れば美談であろうが、

ペンギンたちの立場から見れば、獰猛な肉食動物を人間が放置したため、

大被害を受けたと言う事ではないか? と、あるSF作家は警告を発してもいる。

事実、現在では、生態系保護の為、南極に犬など外来動物の持ち込みは禁止になっている。

一昨年3月11日の東日本大震災では、多くの家畜や愛玩動物との非業の別れを強いられた人も多かった。

太古の昔より、人間は野生動物を家畜化し労役などを担わしてきた。

最近では動物を改良に改良を重ねペット化し、愛玩動物として家庭で飼うようになった。

動物を人間の為に訓練し、盲導犬や麻薬犬などに仕立てるのはまだ良いとしても、

可愛い・可愛いと、無責任に犬や猫などをペット化するのは、どんなものか? 一考を要する。

『 動物と、人間の在り方 』

カラフト犬を、感傷的に思うのではない。

人間にとっても、動物にとっても、より良き関係とは? 改めて考えさせられる。

カラフト犬たちが投げ掛ける問題って、 「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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