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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

感動する感性 

『 山は自ずから高く 海は自ずから深し・・・

      山雲海月の心 あら面白や佐渡の海 満目青山・・・』


佐渡に流刑の身であった世阿弥さえ斯く言を残している。

2011-10-08 華2716

千葉県銚子市に大断層「屏風ヶ浦」なるものがある。

約10㎞にも及ぶ茶褐色の大断層である。

台地が太平洋に切れ落ち、高さは40~50m。荒波を受けてそそり立つ迫力ある風景は、

巨大屏風の如きで、「東洋のドーバー」とも称されている。

世阿弥ならずとも、此の大断層を眺めていると、

宇宙全体に働いている思考を超えた働きに、根底的な ”面白さ” や ”幸い” を感じざるを得ない。

其の感動の心なくして、”悲しみ” や ”苦しみ” を嘆き云おうとも、

何の解決にもならないし、”幸せ” は決して得られないだろう。

『 斜 交 層 理 』

2011-10-08 華2718

およそ60~80万年前、現在の房総半島の嶺岡山地が島であった時代、

三浦半島との間の海峡を流れていた海流が、作り出したものと考えられている。

断層と云えば、思い出すのは活断層であるが、

海流が作り出した断層は見事なまでの美しさを見せてくれる。

都会の雑踏を離れ大自然の中に身を置けば、心は騒音から解放され、

地球が(地殻の変動であるが)作り出した美しさに、生命の輝きに新たな生き方の再発見もあるだろうに。

『 枕 状 溶 岩 』

2011-10-08 華2719

粘性の低い玄武岩質のマグマが、水中を流れた時にできる特殊な構造をもった溶岩断層。

水中に噴出したマグマは、急激に冷やされ表面が直ぐ固化し、枕のような塊をつくる。

更に新しいマグマが噴出すると、前に噴出した溶岩の上を流れ、いくつもの枕が重なった様相を呈す。

地球の神秘や、動植物の生命の不思議に感動する感性を失い、

現代人は、あまりにも人工的な構造物や身の回りの利便性にばかり、心を裂いて来たのではなかろうか?

視覚・嗅覚を研ぎ澄ませば、今まで気づく事がなかった大自然の感動を、肌で感じ取れる事が出来たのに・・・

『 イ ル カ の 化 石 』

2011-10-08 華2720

断層から発見された「イルカの化石」。我々のご先祖が食していた痕跡でもある。

宮沢賢治が問い続けた事。

「あらゆる人の、一番の幸福」 「ほんとうの ”幸い”」。

自然や人生の受け止め方、他者との関わり方とは?・・・

何事にも感動する感性を持つことではなかったのか。

”幸い” とは、”巡りあわせること” と解釈すれば、

”幸せ” とは、我々 ”自ら” ではなく、其れを超えた大自然から与えられる、

不思議な力によるものが大きいと思われる。

『 海 食 洞 』

2011-10-08 華2717

山が海に接する所では、波に削られて海食崖が発達し、その前面に平らな波食棚や海食台ができる。

地盤の隆起や海水準の変化で海面が下がると、波食棚や海食台が陸化し海岸段丘となる。

「海食銅」は、柔らかい地層や断層に沿って、浸食が進み洞穴となったものだ。

此の「海食銅」は、数千年前に海面付近で作られたもので、

内部は周囲の地層に含まれる石灰分が滲み出したもので、鍾乳石や石筍などが出来上がった。

『 感 動 す る 感 性 』

植物の発芽・開花に。 小鳥のさえずりに。 風のざわめきに。 清流のせせらぎに。 夜空の星に・・・

常日頃、感動する事は身の回りに沢山あるが。

どうも人工的な事物に心を動かす傾向が、現代人に見受けられる。

「感性」とは、外界の刺激の応じて感覚・知覚を生じる感覚器官の感受性と、広辞苑にあるが、

ギャンブルやスマホなどを楽しむのは感性とは言わないだろう。

やはり自然界から受ける ”歓び” や ”楽しみ” を、感性と言うのだろう。

そうであれば、「感性豊かな人」 の如何に少ない事か、

自然が作り出す不思議な断層に、『感性とは?』と改めて考えた。

レイチェル・カーソンが問う ”感性” って、「こんなもんなの~」



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category: 雑感

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