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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

本当に ”考える葦” なのか? 


『 日本人と葦の関わり 』

『日本書紀』には、「豊葦原千五百秋瑞穂国」とある。

豊かに葦原が茂り、秋には稲穂がたわわに実る。

葦原が広がり、水田が連なる瑞穂の国・・・此れが日本国なのだ。

古来より、日本人との関わりが深い代表的な植物は葦と稲なのだ。

2011-10-08 華2754

関東平野を貫く大河川・利根川添いに小さな宿場町があった。

今は木下街道の出発地で、木下(きおろし)という小さな街である。

以前一度来た事が有った。女房の高校の級友が「壽美吉」という鰻屋を経営しているので食しに来た。

その折には、街中も川沿いも全く観光していなかったので、かねがね再来したいと思っていた。

「六軒川」と「弁天川」とが利根川に流れ込む合流点には、「ぶらり川めぐり」と言い、

水郷巡りの観光舟の発着所がある。

取り敢えず発着所に来てみれば、此処は木下中央公民館で入り口の石碑(如意輪観音)には、

「往時の大森宿と木下河岸を結んだ町田堤」と記されていた。

『 難波潟 短き葦のふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや 』
                                    百人一首で有名な句

難波の干潟に茂る葦も節は短いけれど、現世での男女の仲も短く儚い・・・とでも詠ったのか?

なるほど葦の節は短い。3~5cm程度となれば、男女間の束の間よりも尚短い。

2011-10-08 華2755

短い逢瀬を川めぐりで楽しむのも又一興か?

平日なので観光船はオヤスミだった。

なだらかな堤の向こうは利根川が悠々と流れている。

六軒川と弁天川の源流は「手賀川」で、その源は手賀沼のようだ。

”ぶらり川めぐり” は、風を感じながら此の三つの川を遊覧船で巡る ”小さな船旅” だ。

『 葦の利用法は・・・』

2011-10-08 華2756
    弁天川に懸る橋。此の橋の左側に鰻屋「寿美吉」はある

葦簀と呼ばれる簾を作り、日光を遮りながら風邪を通す ”日除け” として使う事が多い。

夏の風物詩とでも云えようか。

又、痩せた農地の改良としては、「青い葦」は肥料用に、「枯れた葦」は土作りにと・・・

近くの印旛沼・手賀沼でも、護岸工事のために水辺の植物群が姿を消し、

水鳥たちの姿を見かける事は難しくなった。水質の汚濁は勿論の事である。

『 葦原の役割・・・地球を救う自然治癒力 』

2011-10-08 華2757
              護岸沿いに葦を植えよう!!

都市化が急速に進み、家庭排水やゴミの流入などにより、河川や湖沼からは葦が姿を消して久しい。

葦原は水辺の景観を作り、水中・水辺の生物の棲家なのである。

魚貝類が産卵し、其の稚魚は捕食から身を守られ、野鳥や他の動物たちも葦を集めて巣を作り繁殖。

川や湖沼の葦原が、白鳥などの大型野生動物の生息環境でもあると言う事は、

小さな生物の生息環境でもあると言う事に他ならない。

全国の川や湖沼で、葦原の復元に取り組んでいる事を耳にする度に、嬉しく思うのは私だけだろうか?

『 人間は、考える葦である 』

パスカルの有名な言葉である。

近年の科学の発展を振り返れば、果たして人間は ”考える葦” と言えようか?

豊かな森と水の ”瑞穂の国” 日本を是ほどまでに汚したのは誰なのか?

考え、考えて、原子力発電所を何十か所も・・・

其の挙句の3・11の爆発事故。

どうすれば自然破壊が出来るのか? まさかこんな事を考えた訳ではあるまいが。

コンクリートの護岸に姿を消した川辺を見ながら、ふと思った。

”考える葦” って、「こんなもんなの~?」 と。



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category: 雑感

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コメント

考えすぎ。

人は勝手なものですね。

あまり考えすぎると、何もできなくなるのを良く知っているはずです。
どんどん、自然を破壊していってしまいます。
結局は何も考えていないんですよね。

自然を守る人もいれば破壊する人もいる。
破壊する人が多いから、今の地球がある。
私もすごくエコな生活をしているわけではないので、破壊者だとは思います。

まだ葦の方がましですね。

「考える葦」、深い意味がありそうです。

一ノ瀬 #- | URL | 2013/06/30 22:46 - edit

中庸が・・・

”一ノ瀬”さん、おはよう!!

「人間は、考える葦である」・・・考える葦なら、現在の様な汚れきった地球には成らなかった筈。
地球を汚すも綺麗にするのも、政治家と科学者の智慧(・・・があればの事だが)であろうか。

中庸は德の至りとは言うが、何事に於いても両端 (良い悪い・利口・莫迦等など) はあるものだ。
真ん中・平凡・中途半端・・・こんな人間が一番良いという事なのか?
良くもないが、悪くも無い、平凡な人間であった自分は中庸とでも云えるのか、ね!! 


夢旅人 #- | URL | 2013/07/01 09:08 - edit

考える…

こんにちは。

先日地下鉄の入り口に、仁王立ちになって乗降客の邪魔をして居る40代のオヤジが居ました。
そのオヤジを注意した白髪の老人が居て、オヤジは注意された事を不満らしく怒鳴りつけています。
たまたま私の降りる駅なのでトバッチリ覚悟で暫く見て居ましたが、オヤジは何処に立とうと自分の自由だと大声を上げています。
公共交通機関の中で個人の自由は制限され事をこのオヤジは解らないようでした。
そうしている内に駅員が止めに入って事なきを得たようです。

このオヤジは完璧な「考えない足」ですね…浅はか過ぎます。
こういう中年のオヤジを見ると情けなさで…

ブログネタを書いてしまいました…

musselwhite #HfMzn2gY | URL | 2013/07/01 16:37 - edit

困ったものだ

”白熊”さん、こんにちは

右を向いても、左を見ても・・・何処かで聞いた文句ではないが、
精神異常者が増えたことだけは間違いなさそうですね。
ストーカーを初めDV問題など、昔では考えられないような事件の発生は、毎日のように報道されている。

そんな事を考えると、”もしかしたら” という思いが頭をもたげる。
自分は常識的人間と思っているが、いやいや其れは自分だけが思っている事で、ひょっとすれば異常者なのか?と。

何から何まで、困った事ばかりになりましたね~!!
タイムカプセルで人類は太古の昔に、一度立ち返る必要があるのか?な・・・

夢旅人 #- | URL | 2013/07/02 12:57 - edit

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