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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

”美” と ”心” 

『 ”みかけ” と ”なかみ” 』

2011-10-08 華3021
                                写真はイメージ

先日、160㎞離れた所の方からのお誘いに出掛けた。

昔は田園風景が広がり長閑であったであろうが、此の地もご多分に漏れず都会化している。

とはいえ、昔ながらの旧家の作りは重厚で、庭も良く手入れが届いている。

広々とした庭の一隅に車を停め、少しばかり路地を歩めば、”どうぞ、こちらから” と来客用玄関から座敷へと。

本間続きに設えられた控えの間に通された。

旧家の屋敷は決して豪華ではないが、心が落ち着く様相をしている。

思うに最近の住宅は、マンションにしろ一戸建てにしても、”みかけ” の豪華さを謳うものばかり。

”なかみ” が、どうかといえば、大そう判りづらい。

旧家の造りと客を迎える心づくしに、”なかみ” を見たような気がした。

『 ”お・も・て・な・し” の茶の心 』

2011-10-08 華3023
                        イメージ写真

控えの間の座布団に休んでいると、一服のお茶が運ばれてきた。

わが国には「茶道」という独特な嗜み方がある。

「わび茶」といい、村田珠光から武野紹鷗へ、そして千利休から古田織部へと受け継がれてきた。

7世紀の初め、聖徳太子による遣隋使が日本に伝えた茶は、薬から始まり茶道へと変遷する。

暫くすると、「茶礼」と呼ばれる作法が完成し、来客や貴賓が来られた折に差し上げるようになった。

茶道は、行為の中に精神的なもの、哲学的・文学的・社交的なものが加わるようになる。

茶の心、”お・も・て・な・し” は、献茶の中に見られる独特なもので、”わび” ”さび” とも言われる。

『 風情は、自然の中に 』

2011-10-08 華3022
                      写真はイメージ

広縁から庭を眺めていると、枯れた桜の大木が寒々しく。

山茶花は、今を盛りとばかり咲き誇っていた。その一輪が床の花器に清々しく生けられていた。

どのような技巧を凝らしたものより、自然のなかにこそ風情はある。

こんな話を聞いた事があった。

床の花器に一輪の椿。際立たせる為に庭の椿の花を全て切り捨てたと。

極めつけは、床には花は要らない!! 降り積もる雪を被り顔をみせる椿が一番、ではないか?

『 茶道の ”まごころ” は・・・』

2011-10-08 華3025
                                  写真はイメージ

春は霞みの中で、夏は青葉隠れに、秋は紅葉とともに、冬は雪の暁に。

季節を問わず茶会を楽しむ事は出来る。

500年の歴史をもつ茶道に、何を見つけ・何を身につけるのか?

茶道が普及しお茶人口は増え続けているようだ。

茶道の文化は武家社会に生まれ、信長や秀吉や家康などの権力者に愛好されてきた。

華美に成り過ぎた茶道に、クレームを付けたのが千利休であった。

日本の茶道の精神性や文化の本質は、昔より男性により受け継がれてきたものである。

ところが現在では、茶道と云えば女性ばかりで、男性の姿が見受けられないのが現実。

女性はダメと言うのではないが、女性の場合は所作とか作法、そして華美なまでの衣装に・・・

もう少し奥深いところに入り込み、”茶の道、茶の心” を身に着けて欲しいと思う事がある。

『 美の美より、用の美を 』

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                      写真はイメージ

日本には、茶道・華道・香道・書道など ”道” の字がつく文化がある。

”道” を分解すれば、”首” と ”辶” になる。

言い変えれば、首(命)を掛けて、進む(辶)事が、”道” なのである。

金を持て余し、時間を持て余し、自由気ままにするのは ”道 ”ではない。

千利休は首を賭けて茶道に進んだ、唯一の茶人だった。

茶席で用いられる茶道具には、”用の美” が問われる。

用いてこそ美しいのであり、けっして美の美(芸術品)ではない。

奥底に侘び・寂びが汲み取れる品でなければならないのだ。

『 雪の日には、花はいらない 』 千利休

雪も花である。露地に雪が降り積もり、木々に積もった雪も全てが花である。

茶席には、もう花を生ける必要はないとの教えだ。

雪の路地を通り過ぎ、花の彩も無い薄暗い茶席に座った時、其処に、

「温もりと、豊かな彩り」 の世界が感じられれば、一人前の茶人と言えるだろうが、

寒々しさだけが身に染みるようでは、茶の道は諦めるが正解だろう。

茶の道に厳しさって、「こんなもんなの~」


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category: 雑感

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コメント

みかけ と なかみ

こんにちは。

>みかけ と なかみ
どちらが大事とは決めかねますね…両方が良いのが一番なのでしょうが。

以前マンション業者(通称 ディベロッパー)まあ昔の不動産屋と話をした時、今は中身(部屋の間取りや内装の善し悪し)よりも見掛け(外装や建物の形状)のほうが売れ行きに直接影響すると云って居ましたが、見かけが大事な方も多いかと思いますね。

今日のブログの内容は日常とはかけ離れて居ますが良いお話でした。

結構なお点前でした。

musselwhite #HfMzn2gY | URL | 2013/12/17 17:11 - edit

お替りは如何?

”白熊”さん、今晩は

”みかけ” と ”なかみ” 、一致すると良いのだが、世の中思うように行かないよね。

余生を送る身としては、ここらでお茶でも楽しみ人生を振り返るのも良いかな~?と思っている昨今です。
茶道なんて屁難しい事は、向いていない身だから、お茶でも・・・それも若い乙女となら完璧だが。 夢のまた夢だよね~!!

儚い夢でも見て、バカでも云って楽しむのが精いっぱい・精一杯。
アッ、もう一服いかがですか???



夢旅人 #- | URL | 2013/12/17 20:52 - edit

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