粋って・・・
2014/10/23 Thu. 08:54 [edit]
『 銀座には、”粋” が良く似合う? 』

”粋” だね~、と普段からいとも簡単にこの言葉を我々は使っているように思うが、
この言葉が生まれたのは、江戸後期。 それも漁師町である下町・深川と言われる。
吉原・遊郭での ”粋”(?) な遊びではなく、深川芸者のキップの良さである。
男勝りの深川芸者のセリフに、美意識を見出すなんて、現代人には考えもつかない事であろう。
”粋” とは元来、寂しさを抱えたままで、「出会い」 と 「別れ」 を楽しもうとするものなのである。
さすれば、「 銀座には、”粋” が良く似合う 」 なんて表現は可笑しな事である。
いやいや、そうではない。銀座の街に帳が落ちれば、あちこちより夜の蝶が舞い降りる。
遊んだ挙句の果てには、其処では出会いと別れの場面が繰り返される。やはり銀座は ”粋” なんだ。
銀座では、和服姿(夜の銀座では特に)の女性はしばしば見かけるが、男性の和服姿は少ないようだ。
白足袋に雪駄、手にはスマホと少々不似合いなところはあるが、何となく ”粋だね~” と言葉が・・・
スマホでゲームでは、此の姿は似合わない。 お師匠さんへでも連絡なのか?
日本の伝統文化・芸術を学ぶ折には、和服姿で御稽古へ・・・
唄の稽古なのか? それとも 茶の湯?・生け花?・三味線? と想像をするが、
稽古とは、”考える” 行為を言う。 昔の物事を学問する意味である。 練習とは別物なのである。
以前、高橋竹山師匠が云っていた。
「弟子のくせに ”お客づら” をしている。教わると言うより、”月謝を払っている” と言う意識が強い」 と。
此れでは、”稽古” ではなく、”滑稽” なだけである。 稽古が滑ったと言う事だよね~。
なんて事を考えながら、此の ”粋” な男性をカメラに収めた。
時代と共に言葉は変わると言うけれど、
”粋” の変わった使い方なんて、「こんなもんなの~?」
category: 雑感
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コメント
こんばんは。(^-^)
着物姿に、ハットと肩掛け鞄、スマホ・・・なんか、へんてこりんな感じ・・・(^_^;)
私の美意識には合わないようですが、この出で立ちで銀座とは・・・今の銀座は、私の小さい頃にイメージしていた街とは、ずいぶんと違っているようですね。(~_~;)
……
こんにちは。
ダンボー1号 さんの言われる通りだと私も思います。
単なる「 目立ちたがり」? 自己顕示欲の塊 くらいかな…
お洒落には見えませんね !
こんばんは。
銀座に限らず、たまに本物を見かけます。
ただの趣味性の強い着こなしではなく、それは空気に囲われた風格と、近寄り難いオーラを放っているものです。
バブルのころは、にわかオーラを放っている人がたくさんいましたが、最近はほとんど見なくなりました。
私はと言いますと、粋な人も見ることがないくらい、普通の毎日をおくっています。
ところで、26日の日曜日はお時間あいている時間帯はありますでしょうか?
”粋” の喪失
”ダンボー”さん、おはよう
最近は、”粋” を勘違いしている人が多いのも事実の様ですね。
銀座には本来であれば、”粋”が良く似合うのでしょうが。
銀座、夜の蝶も、”粋”を勘違いしているのか? ”ケバイ” 女性 (ではなく、女) ばかり。
呉服店や背広の仕立て屋さんのショーウインドウは、さすがに銀座だね~と思う店が多い。
”粋な座” が失われたって事は、”粋人” がいなくなったと言う事でしょうか?
”粋” 勘違い?
”白熊”さん、お久しぶりです
北海道は、もうすっかり冬支度でしょうね。
此方は今が一番過ごし易いですが・・・
「とんちんかん」 と言う言葉があるが、”粋” ”無粋” の見分けが付かない人が多いのも事実でしょう。
まぁ、本人がイイと思っているのなら、其れはそれで結構な事なのか?
本人に言わせれば、「あんただけには、言われたくナイ」 と・・・言われそうだが。
他人に迷惑にならない行為だから、そして本人は楽しんでいるのだから、とやかく言うのはよしておきましょうか。
最近の ”粋” とは、こう言うものなのでしょうか?ね。
写真はアナログに限る
”一ノ瀬”さん、こんにちは
明日26日(日)は、お仕事ですよ~。 偶には働かないとね。
撮影には ”モッテコイ” の季節となったが、なかなか時間の調整がつかないね~。
EOS関係は、全て手放した。
重くて、ズームは昔から嫌いだったし・・・綺麗さっぱりとね。
”一ノ瀬” さんも、LEICA党ではアリマセンカ!!
M-P を使うと、アナログに戻りたくなる。 やはりライカはM-4 に限るって事なのか?
稽古=考えること。
そのむかし学生のころ、尺八やってました。
師匠に稽古してもらってましたが、
「考える」とはほど遠かったような(^_^;)
尺八をね~!!
”ちくわ” さん、こんにちは。返事が遅れて・・・
尺八をね~、何とも古風でしたね。 尺八とカヤックとは、どうしても結びつかないのですね~。
そう云えば、我が家にも尺八があった(大昔の事だが)。
誰が吹いていたのか?吹けなかったのか?は判らないが・・・
息を吹き込む処(リード?)の黒い部分が少し欠けていた。
お師匠さんについて習う・・・本格的ではアリマセンカ。
昔は、夜のネオン街ならぬ、虚無僧が家々を訪ね、尺八を吹いていた事を思い出す。
「首振り、八年?」 とか言って、真面な音が出るまでに何年も掛るらしいですね。
今は、吹いていないのですか?
折角だから、尺八もカヤック同様に・・・
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