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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

伝統と革新 

『 時世の外の旅なれや 』

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ドイツ語「ein Stein 」 は「 一個の石 」 と言う意味で、

物理学者:アインシュタイン博士を一石仙人と捩ったもので、その新作能がある。

舞台の最後には、宇宙の彼方、ブラックホールに吸い込まれ、現在から未来の時空に消え去るものである。

アインシュタインの一般相対性理論をテーマに、時間や空間の歪とか、

光が重力によって捻じ曲げられるとか、更にはビッグバンを題材としている。

仏教理論の輪廻や無常の思想と結びついたもので、” 空海とアインシュタイン ” を演じたものとも言える。

” 地を走る獣、空を飛ぶ鳥、花木虫魚に至るまで、此の法を免れるる事なし。

  まして人間、もろともに宇宙の微塵となりて、無方に散乱すべし ” ・・・空海の思想か?

” いで量子らを解き放ち、核の力を見せ申さん、量子らよ来たれかし。

  戦、争い、破壊には、原子の力よも使うまじ。 忘るなよ、人間!! ” ・・・アインシュタインか?

『 木曽路はすべて山の中である 』

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島崎藤村の大作 「夜明け前」 の書き出しである。

歴史にこれ程深く切り込んだ小説は、「夜明け前」 を置いて他にはない!!

”王政復古” が叫ばれはしたものの、維新の後には歪みヒビが入っていった。

安易な西欧主義が齎した結果である。

福沢諭吉が主張した ”脱亜入欧” 新生日本の悲願でもあったが、

歪の産物である、”大政奉還” と ”文明開化” の歴史なのか。

『 伝 統 と 革 新 』

神田駅と秋葉原:万世橋の間に、煉瓦造りの高架橋がある。

赤レンガ造りの建築物や構造物を眺めていると、いつも思う事があり、

「伝統と革新」 ・・・此の相対する二極の解釈である。

伝統芸能や伝統工芸、そして伝統技術等など、”誇れるもの” と思われているようだ。

能や歌舞伎が伝統でロックやホップが果たして前衛なのか?

無形文化財が伝統で、IT技術が果たして革新なのか?

伝統も革新も、時間軸の上では歴史の途中でしかない筈だ。

「風の盆」 と言う祭りだが、元禄時代に富山の八尾で行われていた古い祭りだった。

しばらくして、盆踊りが流行するや町おこしでも祭りでするか・・・と、振り付けをし、胡弓まで入れる始末だ。

胡弓の音の、侘び・寂びを感じ、物悲しい風情を演出している。

元来の 「風の盆」 が伝統で新民謡となった「風の盆」 が、果たして革新なのか?

伝統の中に革新あり、革新の中に伝統ありの筈だが・・・

曾ての赤レンガ建築物も今では、伝統建造物と化し、

その建造物と現在の店舗が混在している其の風景は、伝統と革新の混在である。

伝統は古臭くて、革新はモダンとは言えない。

混在の中に ”新しさ” があり、やがては時間軸の上で消えゆく運命を辿る。

赤レンガ造りの構造物を見るたびに感じる事って、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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コメント

こんにちは。(^-^)

煉瓦造りの高架橋下にお店屋さんとは、面白いですね。(*^。^*)

少年時代は、ブラックホールに飲み込まれると、凄い圧力で、どんなものも、もう出てこれないとか思っていましたが、今は、ブラックホールに入ると、反対方向にホワイトホールがあって、次元上昇した新しい宇宙に自分が出現すようになるとか・・・宇宙はシンプルなようで、不思議極まるもののようで・・・(^_^;)

コメント、ありがとうございます。
小鳥さんも生き物ですから、それなりに思うことはあるのでしょうね・・・カメラのことはわからないと思いますけど、「なんか、こっちを見てるぞ・・・?」くらいのことは思っているのではないでしょうか。(^。^)y-.。o○

陽だまり #- | URL | 2014/12/30 12:45 - edit

良いお年をお迎え下さい。

”陽だまり”さん、こんばんは

赤レンガの高架橋・・・ほんの少しだけ電車が通るのが見えるのですが。

100年前の建造物なのでしょうか?
カメラ位置の後ろには、今は埼玉に移転した「交通博物館」があった。

赤レンガの建造物は、おそらくヨーロッパが発祥でしょうね。
謂わば伝統的構造物と言えるのでしょう。
そんなアーチ形の空間利用として、現代的なモダンな飲食店が軒を並べている。

こんな景色を見て、いつも重い事は、伝統と革新の比較でしす。
古い物が伝統では無く、また新しい物が革新でもないでしょう。
革新も時間の経過と共に伝統に成るのか?ただ一過性のみでその内に廃れて行くのか?

赤レンガ造りの建物や、木造数寄屋作りの家が伝統で、
コンクリート作りの建物が革新的なのか?
そんな事は云えないと思っている。

能の「一石仙人」は、そんな伝統と革新との解釈を改めて問いただしているのではないでしょうか?
革新は伝統からの発展でしかなく、伝統は革新の母体と思うのですが。

※ 飛び去った小鳥さん、”また会おうね!!”と言って去ったのではないでしょか?ね。
きっとまた来年になれば・・・

夢旅人 #- | URL | 2014/12/30 19:54 - edit

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