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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

小港鉄道 ”上総三又” 駅 

『 行き過ぎし 短き駅や 海のどか 』    正岡子規(句)

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春風がのどかに吹く、”上総三又” 駅に降り立った。

正岡子規の句ではないが、その昔、駅周辺は ”海上” と呼ばれ、

美しい海風景は、歌人の心を奪う程だったという。

万葉集にはこんな歌が詠まれている・・・

「 夏麻引く 海上潟の沖つ緒に 鳥は巣たけど 君は音もせず 」 と。

『 思わぬ乗車客が・・・何処から?』

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”上総三又” 駅は、2001年の火災発生で駅舎を消失。ログハウス風駅舎に建て替えられた。

一日の乗降客は130人程度と淋しい。

住宅は点在し、田園風景が広がる鄙の里で、駅前はどちらを向いても商店が見当たらない。

1,6㎞離れた処に 「法光寺」 があり、甘茶の接待がある寺院として ”あまちゃ寺” と親しまれている。

『 雪隠、虫の所贔屓 』

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改札を出れば木製のベンチが。 その横に、トイレがある。

仏教寺院では、トイレ(便所)の事を、”雪隠” (せっちん)と呼ぶ。

謂われはいろいろあり、中国の名僧・雪峰禅師が常に浄頭(便所掃除)を務め、悟りを開いたとの説や、

雪宝禅師が雪隠寺の浄頭だったからとか・・・

「雪隠、虫の所ひいき」 とは、便所ほど汚く思われているのに、便所に住んでいるウジ虫は、

その中で、楽しげに群がり蠢いている。 ウジ虫にとっては天国なのであろう。

人間も其れと同じく、どんな場所でも住めば都とばかりに贔屓するが・・・

度が過ぎれば、傍から見れば滑稽に映る、と言う例えであろう。

「雪隠で饅頭」 とか、「雪隠と仏壇」 とか、「雪隠の火事」 という例えもあるが、幾つご存じかな?

『 悪戯小僧のマスコットなのか?』

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昔の発券窓口は、今は板で閉じられている。

棚の隅に置き去りにされた悪戯小僧(?) のマスコットが。

何処の誰が置いたのか? こんな些細な事にも、想像する楽しみがある。

『 菜の花や 月は東に 陽は西に 』   与謝蕪村(句)

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菜の花が咲き誇る三月末頃は長雨に悩まされる季節であるが、好天に恵まれた一日であった。

”催花雨”とも呼ばれ、菜の花や桜などの春の花を咲かせる雨と言うが、やはり晴天は心地よい。

春の陽光が菜の花畑に惠をもたらす長閑な風景に、レトロな電車が良く似合う。

”レトロ” と云えば、最近人気の高い単語のようだ。

時代が進み過ぎれば、懐古主義に陥り易いのも納得がいく。

小港鉄道沿いを旅すれば、”レトロ” の良さの一面を楽しむ事が出来そうだ。

昔を、古き物を楽しむ事って、「こんなもんなの~?」

次回は、”上総三又” 駅で拾ったカットをUP予定。


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category: 雑感

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