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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

絶筆こそ・・・ 

『 何の変哲も無い、只の清流だが・・・』

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              上高地に流れる清流

随分と昔の事だが、三島市に取材撮影に行った事がある。 

その折に柿田川の清流を観に行った。 梅花藻の可憐な水中花が珍しく思えた記憶がある。

今回は上高地に、緑の藻に覆われた清流が流れている事に気付いた。

ただ緑一色の小さな世界に足は立ち止まり、時間の流れを忘れる思いだった。

僅かな時間の流れなのであろうが、”オフィーリア” と、”余呉の天女” が交互に脳裏に現れる。

『 幻の ”オフィーリア” が・・・』

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           ミレーの最高傑作 ”オフィーリア”

シェークスピア 四大悲劇の一つに、「ハムレット」 があり、 

此れを典拠に23歳の若き画家が描き上げた名画に、ミレーの 「オフィーリア」 がある。

溺死寸前の生と死の間にあって、なお神々しいまでの美しさに溢れている ”オフィーリア” の姿の追想で、

狂える ”オフィーリア” が精緻な描写と幻想的な高貴さで描かれている。

上高地に流れる清流に、幻想の ”オフィーリア” を幻視し感慨に耽っていた。

『 絶筆は、遺書なのか?』

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           三橋節子、絶筆 ”余呉の天女”

鎖骨腫瘍で右腕を失い左腕で作家活動に励んでいたが、後に肺に転移した癌が元で、

三歳の幼子を残したまま、三十五歳の若さで夭逝した画家・三橋節子。

近江地方の伝説に題材を得、三歳の娘との永遠の別れを描くが・・・残念ながら此れが彼女の絶筆となった。

己の死を天女に託した静謐にして不思議な安らぎを与える ”余呉の天女” である。

此の絵を眺めていると、「絶筆は遺言」 と思わざるを得ない。

かねがね近江八幡へ行きたいと思っている理由の一つに・・・余呉湖が見たいからでもある。

大津市には三橋節子美術館があるが、余呉湖で節子の心境に浸りたいと思うからだ。

緑の清流に、色々な思いが出現する旅の面白さって、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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コメント

こんにちは。(^-^)

米原市にも梅花藻がありまして、その時節には、たくさんの方が来られていますが、今年は花数が少なかったとか・・・(^_^;)

ミレーの絵・・・私が印象に一番残っているのは、やはり、「晩鐘」ですね。
オフィーリアさんの絵は、初めて見たとき、画集ですけど、少し怖かったです・・・(◎_◎;) ミレーの展覧会に行ったことはありますが、この絵の実物は見たかどうか・・・?

三橋節子さんの絵は、独特の感性を持っていますね。(p_-)







妖精ボージー #- | URL | 2015/09/15 15:24 - edit

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# |  | 2015/09/15 15:38 - edit

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# |  | 2015/09/15 22:11 - edit

余呉湖には・・・

”妖精ポージー”さん、こんにちは

そうですね、ミレーとくれば 「晩鐘」 「落穂拾い」 ですね。
「オフィーリア」 は若くして画いた傑作ですが、一般受けはしないかも?

湧き上がる清流といえば ”梅花藻” ですが、忍野八海にもありましたが、全国いたる所に在るのでしょうか、ね?

余呉湖を知ったキッカケが、「余呉の天女」でした。
白色の使い方が上手い三橋節子の絵には、透徹した精神性が感じられ好きな画家に一人です。
余呉湖には果たして何時になれば行けるのでしょうか???

夢旅人 #- | URL | 2015/09/16 16:31 - edit

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