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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

石像の見方? 

『 泣きべそをかく、”脱衣婆” なの~?』

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練馬区赤塚に浄土宗の大寺院がある。 遊歩道添いに数対の石像が建っている。

”脱衣婆” と云えば、初七日を過ぎ三途の川を渡りきった処で出くわす、怖~い怖~い婆さんだ。

仏式で行われる法要は、中国の 「十王経」 から影響を受け、三回忌までが執り行われると。

薄闇の原野を一人とぼとぼ魑魅魍魎の気配を感じ歩いて行けば、飢えと淋しさに生きた心地もしない。

やっとの思いで辿り着いた処は、秦広王(仏教では、不動明王)の司る宮殿があり、

王に詰問される事は、生前の殺生の罪を問いただされる。

冥途の審判の手始めだが、完膚なきまでに痛めつけられ気を失う者が出るほど、厳しい罰が与えられる。

初七日の冥府をやっとの事で通り抜けると、目の前に大きな三途の川が目の前に現れる。

この河原では、「一つ積んでは父の為、二つ積んでは母の為・・・」 と幼子が供養の真似事をしている。

親より早く死ぬな!!との教え、世の為・親の為、功徳を積む大切さを教えている。

”賽の河原” は、この世とあの世を分ける境界を流れる川で、三つの渡り方がある。

最も罪の重い亡者が渡る強深瀬、罪の軽い亡者は膝小僧ぐらいの浅瀬・山水瀬を、

此の世で善業功徳を積んだ善人は、金銀七宝で飾られた渡橋という橋を渡るのであるが、

此の橋を渡れる人はまずいない。 三途の川には渡し守がいて船賃を出せば船で渡してくれると言う。

棺の中に六文銭を入れるのは此の為で、楽に三途の川を渡してあげたいとの遺族の願いなのだ。

ともあれ、七日七夜かけて難儀な三途の川を渡り切り這い上がった処には、”脱衣婆” が待ち受け、

「亡者よ、服を脱げ」 と驚きちじみ上がる亡者から容赦なく服を剥ぎとり、

後ろの大樹の枝にずぶ濡れの衣服を懸けると、其処には懸衣翁がいて亡者の罪の重さを計る。

”脱衣婆” は、亡者の生前の盗みの罪を咎め、指をボキボキと折るのです。

こんな恐ろしい ”脱衣婆” なのだが、此の地に建立される姿は、何とも哀れな表情を浮かべているように見える。

『 ほくそ笑んでいるの~?』

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仙人になり、光格天皇より 「人変大菩薩」 の尊号をもらった役行者だが、生年や誕生地には異説も多い。

母は白専女と言われるが父なし児で、四・五歳の頃から梵字を書く天才児でもあった。

箕面山滝で龍樹菩薩より本有灌頂の法を授かる。

金峯山中での千日修行で、蔵王権現を感得。 よく知られている事は、従者に ”鬼” を連れている事だ。

金峯山から葛城山に橋を架け、宙を飛ぶ行者となり、海を歩き宙を飛び修行の場として箱根・甲府・江の島がある。

中でも富士山が一番のお気に入りだったとか。

海を風のようにはしり、鳳凰の如くに空を飛んだ役小角は大島への流刑から解放されると

仙人になって大空へ飛び去ったとか、母親を鉄鉢に入れ唐の国に渡ったとか色々と言われる。

役行者小角の開いた日本修験道の道は受け継がれ、平安時代に尊号を頂く。

そんな人間離れした修験者・役ノ小角・・・日本修験道の始祖 ”役小角” の情けない表情!!

此の石像を見ていると、どうしてこんな表情に彫ったのか? と、思わず微笑みが出る。

『 爆発寸前の顔なの~?』

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”鬼” 、中国では、祀るもののない霊魂、亡霊魂を意味するが・・・

日本では、姿が隠れて見えない隠(おぬ)の訛りで、仏教の影響を受けて、

幽鬼・邪鬼・悪魔・夜叉・羅刹など、性暴悪にして恐るべき妖怪、通力をもって人を害するものを指すようになった。

諺に、「鬼のような高利貸し」 「鬼神もこれを避く」 「親に似ない鬼っ子」 等など、強悪・怪力・勇猛・無慈悲と。

子どもの頃の遊びに 「鬼ごっこ」 があるが、鬼が現れて乱暴した後、鬼が恐れる唾液・尿・宝剣・燈火・観音経等で

鬼退治をすると言う神事芸能からきている。

一般的に鬼といえば、頭に角が生え、虎の皮のフンドシをして、金棒を持った ”地獄の獄卒” であるが、

「鬼に金棒」 「鬼の居ぬ間に洗濯」 「鬼の目にも涙」 「鬼殺し」 等など、鬼って強いんだよね~。

間違っても言ってはならない言葉に、「鬼も十八、番茶も出花」 がある。 ”鬼” を ”娘” に言い換えてもね。

不味い番茶でも出端は美味しい。 どんな鬼のような醜い娘でも、十八ぐらいなら花は盛りで、愛嬌がある。

一番いい年頃なのだが、器量よしの女が持て囃されるのに、鬼瓦にも化粧と言わんとばかりにね~。

やはり女性は、美人に生まれると、幸せの半分を手にしたようなもの・・・なのでしょうか?

「お妾は鬼も恐るる威勢なり」 「美しい鬼が去られた後へ来る」 「十八ぐらいの鬼では後家足らず」

等など、お姑さんを皮肉った言葉も多い。

「田圃から向こうに当たる鬼が城」・・・人の生血を吸う鬼の棲む処、吉原遊郭を言ったものもある。

「朝帰り、女房鬼一口に喰い」 なんて弁解出来ない不甲斐ない亭主も・・・

鬼に纏わる言い伝えは数々あれど、やはり鬼は怖い存在なのでしょうね。

其れにしては、”我慢の鬼” の今にも切れそうな顔つきには。

石像の表情の面白さって、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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