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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

一万年のDNA? 

『 人それぞれの祈願 』

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明治の頃、月明かりの中、両国・回向院の境内にある鼠小僧次郎吉の墓前で、一心不乱に祈願する者がいた。

大工職人の某で、万引き稼ぎがはかばかしくなく、窃盗業に仕事替えをしたいと念じていたらしい。

怪しげな一心不乱の合掌祈願を不審に思い、哀れ御用となったという。

「一念、岩をも通す」 と言うが、不埒な思いは叶わないと言う事か。

ところで、このご婦人はどんな思いを叶えたいのかな~?

『 ミイラじゃぁ~ないよ、お賓頭盧さまだよ~ 』

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孫悟空の底本で有名な、世界三大旅行記の一つ 『大唐西域記』 の最後の場面に、

栴檀の木で造られた高さ6m程の仏像があり、大変霊験あらたかで光明を放っていた。

この仏像に、自分の患部と同じ場所に金箔を貼ると、直ぐに病が治るとされていた。

この仏像・お賓頭盧さまを崇拝した羅漢さんが困ったとき、食物を与えた人々がいた。

その親切な人々は、羅漢さんの予言で、災難を避けることが出来たと・・・

人がお賓頭盧さまに願いを託すのは、仏像ー羅漢ー賓頭盧尊者 と、何か繋がりを感じ、

食べ物に困らない、災いを除く、病を治す・・・と、現在の信仰へとつながったのでしょうか?

昔は、自分の患部に当てた紙切れを、お賓頭盧さまの頭に当て、願ったというが、原本では、金箔を貼りつけたと言う。

手で触るだけで病が治るなんて、虫のいい話だよね~!!

あっ、お賽銭箱が置いてあると言うことは、やはり只では治らないと言うんだろうね~。

『 ベンガラ塗装の ”赤御霊” 』

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県指定文化財 「御霊屋」。 足利大権現と称し、俗に 「赤御霊」 とも呼ばれている。

創建は鎌倉時代だが、現在の建物は徳川十一代将軍・家斉の寄進によるもの。

本殿に源氏の祖、拝殿に足利十五代将軍が祭られている。

『 関東の ”正倉院” ?』

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高床校倉造の宝物殿か? ベンガラ塗装は少々小振りではあるが、遠目にも人目を誘う。

奈良・東大寺正倉院は時代の波を被り木肌は風化しているが、もともとはベンガラ塗装だったのか?

ヨーロッパの石造りの構造物にベンガラ塗装を見受けることはないが、

日本建築物は木造に土壁・漆喰塗装がほとんどである。

そこで耐久性と美しさを兼ね備えたベンガラ塗装が好まれるのであろう。

ベンガラを塗布する技術の発明は、一万年も前、縄文時代まで遡る事ができる。

縄文の土偶や出土する土器には、すでにベンガラを塗布した事例が数多く発見されている。

現代の日本人がベンガラ色に心惹かれるのは、縄文人から受け継いだ一万年のDNAが作用しているのか?

『 鑁阿寺・本坊 』

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 粋な黑塀 見越しの松に・・・ 

こんな歌謡曲が昭和に時代に流行った事があるが、時代を経、黒ずんだ門塀はなぜか興味を惹かれる。

鑁阿寺・本坊である。 ”本坊” とは、住職の住む家であり、末寺からみた本寺なども本坊という。

”煤けた” と言う表現もあるが、時代を重ね古びて ”侘び・寂び” 感ただよう場合にも心惹かれるものである。

思えば、日本人の感覚では、ベンガラのような赤褐色、赤漆、黒漆などの色に、”侘び・寂び” を感じるのであろう。

能装束のごとき ”雅” は”動” であるが、”侘び・寂び” は”静” である。

”漆黒” と言う言葉があるが、漆といえば中国からの伝来と思われるが、

実は日本人が漆を使用した時代の方が古いのである。 それは縄文時代まで遡る事ができる。

木製品・編布・土器類に、其の使用跡を見ることができる。

神社仏閣を観光目的で訪ねる人々が最近急増しているようだ。

何を感じ、何を思うのも、人それぞれだが・・・

その中に日本人の歴史や文化・民俗などを見るのも、また一興かも。

鑁阿寺で日本人一万年のDNAを推察するって、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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コメント

赤御霊、なかなかの佇まいですね。
撮り方がいいのかな(^_^)/

ちくわ #- | URL | 2016/03/07 22:17 - edit

億劫だったね~

”ちくわ” さん、お久しぶりです。
神社仏閣を訪ねるのが最近の流行りのようですが、人は何を求め探しているのでしょうか?ね。
”ご利益”を求めてお参りするのも一つの手でしょうが・・・100円のお賽銭では、髪も仏も願いは聞いて呉れないでしょうに。
我が住処とはけた違いに広く大きな神社仏閣、時代を経た建物に一時の心の癒しを求めて行くのかしら?

ベンガラ塗装の建築物や黒々とした門塀などは、見ていて心落ち着く様な気がして、ついパチリと一枚という事に相成ります。
まぁ、ブログを書くには手ごろな被写体でしょうか。

カヤックを海まで運び、パドルを漕がなくても・・・車で近くに出かければすむのですが、それすら最近は億劫に感じていた。

四月に石垣島に行く予定だったが、これまたキャンセルしました。
行けばブログ用のカットがたくさん撮れる事でしょうが・・・

夢旅人 #- | URL | 2016/03/08 17:13 - edit

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