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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

私は セトモノ? 

『 そういうわたしは いつもセトモノ・・・』

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               国指定史跡 ” 加曾利貝塚 ”

「 セトモノと セトモノと ぶつかりあうと すぐこわれちゃう

どちらか やわらげば だいじょうぶ やわらかい こころをもちましょう 」


ACジャパンのTVコマーシャルである。 横断歩道で肩ぶつかり合い ”ニラメッコ”。

最近は若い人も老人も、些細な事ですぐ ”キレル” 。 本当に物騒な世の中になったものだ。

『 ”ヒト” も ”サル” も、似た者同士 』

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                  史 跡 案 内 図

生物学的・行動学的にみても、心理学的にも、”ヒト” と ”チンパンジー” の社会には共通性がある。

平等社会ではなく序列社会であると言う点が・・・

生物の本質は競争であり、環境の中で生き残るには有利な形質が重要となる。

平等という関係は、個体間では成り立たないのである。

”ヒト” も ”サル” も、厳しい序列のある複雑な社会環境の中で進化した。

こう考えれば、”ヒト” も ”サル” も、似た者同士と言えはしないか?

不平等社会は、”サル” も ”縄文人” も例外ではなかった。

『 智慧の進化が、大規模集落を作る 』

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        南貝塚 貝層断面観覧施設入口

文字は無かったが豊富な言語を使い、火を用いる事を発見し、道具を利用す事が出来ように、”ヒト” は進化した。

バラバラに生活していた ”ヒト” は、家族構成をし徐々に集団化する方法を見出した。

初めは家族が二・三軒の小集団であっただろうが、だんだんと多くなり、それでもせいぜい5~10家族の集団。

加曾利遺跡に見られ様な大規模集団(環状集落)は世界的にも珍しいものである。

豊かなコミュニケーションが物質文化を発展させ、その結果が大規模環状集落へと繋がった。

『 縄文時代は、果たして ”平等” だったのか?』

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            竪穴住居跡と貝塚断層

太陽を神と仰ぎ、神聖なものと火を大切にした縄文人は、アニミズムの世界に身を置いていた。

”ヒト” の中には、道具造りに巧であったり、シャーマン的能力に長けていた人が現れるのは当然の成り行きだった。

そんな人が、集団を率いていくようになるのが縄文人世界であった事だろう。

誰でも平等という時代から、徐々にではあるが集団を率いるものが現れ出す。

定住がもたらした地域のまとまりは、特別な能力を持つ者が上に立つようになる。

”平等主義” から ”階級序列制度” が生まれた瞬間であった。

近年、世界中で格差社会が叫ばれるが、”不平等” は縄文から始まっていたのだ。 平等は観念でしかナイ!!

『 環状集落に、高度な技術と構成を見る 』

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          貝殻・動物骨が蓄積跡

世界でも有数の規模を誇る 「加曾利貝塚遺跡」 。

直径170mと130mの大規模は馬蹄形貝塚で、8の字形をした特徴を持っている。

此れ程までに大規模化した要因には、千葉県という全国でも一番温暖で食物に恵まれた場所だったからである。

貝塚には、動物の骨だけではなく、様々な道具類・装飾品をはじめ、埋葬された人骨までも見る事ができる。

最も重要な事は、此の貝塚では食した後の殻の捨て場ではなかった事であろう。

縄文人が、貯蔵技術を身に着けた事が伺われる。

貝を生身で食しただけではなく、この場で干物や燻製にした事である。

加曾利貝塚遺跡から伺われる事は、”平等” から ”階級・序列” へと進化した事で、

環状の中心は墓域となり、其の外側が住居域となり集落を形成し、

墓の位置や副葬品の違いから現実の序列が伺われる事であろう。

肉体的・精神的・能力的に高低差がある事は、何時の世にも否定は出来ない。

”平等” から ”序列” が発生した原因だが、忘れてはならない事は・・・

”倫理観” も、縄文人が初めて身に着けた事ではなかろうか?

現代人はありとあらゆる物を手に入れ、近年 ”格差社会” が声高に言われるが、

その前に言うべき事があるのでは。 それは ”倫理観” の喪失ではなかろうか?

遺跡を回りながら考えた事って、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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