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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

黑八丈 

『 ”黄八丈” は知っていたが、”黒八丈” はね~ 』

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「多摩川に さらす手作り さらさらに なんぞこの子の ここだ愛(かな)しき」  万葉集

万葉の時代から、多摩川の沿岸では、人々が麻や絹の織物を織っていたと、万葉集は詠う。

先日、私用あって八王子に行く事があった。

駐車場に車を止め、ふと見れば 「八王子織物 ”黒八丈” 発祥の地」 と石碑が目に留まる。

八丈大島の ”黄八丈 ”は有名で、誰でもが知っている織物だが、八王子織物 ”黒八丈” は知らなかった。

小雨が降る中、傘を差し記念にと三枚ほどカメラに収めた。

『 湧水地も、今は枯れ果てて・・・』

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「あさかわを 渡ればふじの かげきよく 桑の都に あおあらしふく」 

鎌倉時代、西行法師の詩ではないか?と。

記念碑の奥は昔には湧水が豊富だったと聞くが、現在は湧水も無く枯れ池の状態となっている。

木道を設置し、両側には ”ただ今、菖蒲を植えています” と・・・

八王子は、高麗一族で覚えた養蚕や絹織物が盛んで、八王子一帯に桑の都に相応しく、

桑の葉が美しく風にたなびくことよ・・・と西行法師は詠ったのであろう。

天明から寛政にかけて、八王子の郊外・五日市を中心として ”黒八丈” が大人気を博した。

明治の初め頃の日記に、黒八丈を織って金、五両三分二朱との記録が。

当時、亭主は失業していて、内儀が家計を支えたのではないかと。

『 古の面影も失って・・・』

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「遊女にやるなら桐生物 本妻にやるなら八王子物」

染物をするには綺麗な豊富は水が必要であろうに。 小さな湧水の場から、水は何処へ流れていたのか?

少しばか離れた処に、其れらしき水路を見る事が出来るが、こんな処で染物や染織が出来るのかね~?

徳川時代の「奢侈禁止令」で、八王子織物は全国的に名を高めた。

京都西陣、上州桐生は高級織物。武州八王子織物は地味な柄物が多く、実用的で大衆商品であった。

桐生足利織物は外見は美しいけれど、八王子織物は徳用なりと。 そこで言われたのが上の文句だった。

古き織物の町を訪ねるの大好きだが、八王子織物、それも ”黒八丈” とは今の今まで知らなかった。

「八王子の歴史と織物」 を読みながら、知らない事ばかりだね~と知識の浅きを嘆いた事。

多種多様な織物に驚きを覚えるって、「こんなもんなの~?」



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category: 雑感

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コメント

わ!八王子ですね。
織物については詳しくないのですが、今でも「桑の都」という伝統を守ろうとすることに最近興味を持ち始めています。
「桑畑の風景を探して・・・」というサブタイトルだけは考えています(笑)

もうご存知かとは思いますが、横浜港の開港時、関東の生糸が八王子に集められ、横浜まで運ばれていた道が残っています。八王子の生糸も世界へ運ばれていました。横浜線が開通するとこの道の役目は終わりました。私はこの絹の道ストーリーが大好きです。
「八王子の歴史と織物」、私も読んでみたいと思います。ありがとうございました。

葉月 #- | URL | 2016/10/11 15:56 - edit

楽しみにしてますよ~

”葉月” さん、こんばんは

桑都、八王子が黒八丈で有名だったとは知りませんでした。
「桑畑の風景を探して・・・」 良いタイトルですね~。 でも何だか難しそうだな~。 
さて ”葉月” さんは、どう撮るのかな~? 楽しみにしていますよ~!!

桐生は町並みも織物の歴史も好きなので、何度か撮影に行きましたが・・・八王子には他にどんな撮影場所があるのかな~?
天皇の御陵には三度ほど行きましたがね。

夢旅人 #- | URL | 2016/10/12 18:34 - edit

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