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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

野ざらしの吟遊俳人 

『 野ざらしを 心に風の しむ身哉 』

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             杉山杉風の別宅 「採茶庵」 を後に・・・

仙台堀に浮かぶ小舟に乗り、墨田川を遡って千住まで行く。「奥の細道」 への出発は船旅から始まった。

杉山杉風は、日本橋で幕府御用達の魚問屋で、豊かな経済力で芭蕉の生活の面倒をみていた御仁。

貞享元年(1684年)、「採茶庵」 を後にし ”奥の細道” へと旅立った門出の吟である。 ”野ざらしの旅” なのか?

「 荒海や 佐渡に横たう 天の川 」   旧暦7月4日 出雲崎にて

この一句、松尾芭蕉の真骨頂!!

出雲崎から佐渡島は、晴れた日なら夜目遠目にもくっきりと見えるであろうが・・・天の川は観る事は叶わぬ。

流人の島・佐渡島は女体が横たわっているようにも見えるが、実は多くの罪人が命を落とした島でもある。

句を詠んだ時期には、日本海は荒海とまではいかないが・・・

娑婆の本土との間には、如何にも荒海が横たわっているかのようだ。

罪人たちは、望みを天の川に掛けるが、実際には天の川は佐渡の荒海には架からない。

五七五の小さな世界に、雄大な抒情の広がりを見せる名句である。

写実と心情の一致、造化に従い造化に帰るという事なのか。

『 馬琴と北斎、男の本音とは・・・』

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       ”南総里見八犬伝” 実物大の銅像が・・・

滝澤馬琴は、原稿料のみで生計を立てる日本最初の文筆家。

処女作:黄表紙 ”尽用而二分狂言” を発表以後、

儒教思想に基づく教訓、因果応報による勧善懲悪を内容とした読本を続々と著し、読本作家の第一人者となる。

28年の長きに亘り著した超大作 ”南総里見八犬伝” は、全98巻・108冊の大作だが、

この時すでに馬琴は眼病を患い、晩年は失明しながらも口述筆記・代筆で作品を完成させる。

「 馬琴と葛飾北斎の変な友情 」

馬琴と北斎は生活を共にした時期があった。

馬琴の代表作の一つに ”椿説弓張月” があるが、北斎は挿絵を提供している。

仲が良いかと言えば、そうでも無そうである。 と言うのは・・・

馬琴が望むような挿絵を描かなかったり、しばしば二人は口喧嘩をしたようだが、

相手がいない時は、お互いが才能を認め合い褒め称えたようでもある。 男の友情と言う事なのかね~。

『 原風景は、何時も暖かい・・・』

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          記憶を懐かしみ立ち寄るのか?

幼稚園・小学低学年の頃、学校から帰ると五円か十円を貰い、駆け足で駄菓子屋に飛び込んだ事だった。

なにが買えるという程の ”おやつ代” でもないのだが、一つか二つの飴玉を買うのが楽しみだった。

戦後の子供たちの ”おやつ代” なんてそんなもんで、今の子供たちには想像すらできまいが・・・

門前仲町を歩いていて、ふと目に飛び込んだ駄菓子屋さん?

「江戸みやげ屋」 とはよく言ったもので、なるほど一昔前にあったような駄菓子も並んでいた。

深川は ”アサリ飯” が名物の一つで、御多分に漏れず ”アサリ飯” も並んでいた。

此の店屋には子供の姿は見られず、大人たちがとっかえひっかえ立ち寄っていた。

何を買うのか?と思えば、恐らく立ち寄る大人たちは、昔の記憶を辿り楽しむために?

子供では絶対に味わえない楽しみがある。それは歳を取り昔を懐かしむ楽しみである。

門仲を歩きながら耽る、昔の想い出って、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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コメント

奥の細見への門出の吟
佐渡島を眺める芭蕉の後ろ姿が目に浮かぶようです。
情景を思い浮かべるほど、深みを感じますね。


へぇ!滝沢馬琴と北斎が一緒に暮らしていことがあったなんて知りませんでした。 北斎の挿絵に注文をつけるなんて面白いエピソードですね。
心の内ではお互いを認め合っている信頼関係があってこそなのでしょうね。 


今の駄菓子屋は、すっかり大人のお店ですね!
「懐」がたくさん売っていますね^^

葉月 #- | URL | 2017/02/05 06:39 - edit

実は隠密?

”葉月” さん、こんにちは

駄菓子屋・・・響きも懐かしいですね。
子供相手の店ではなく、観光客が立ち寄っていました。
思えば、今の子供はこんな駄菓子なんか買わないよね~。
だって、好きな食事は? との答えが、一番がフランス料理・二番が懐石料理、三番がお寿司と・・・なんとも言えないご時世になったものです。

芭蕉は、実は幕府の隠密だった!!なんて説を説く学者もいるようですね。
人目を忍ぶ必要もなく、どうどうと俳句でもひねっていれば、誰も疑うことなし!!
嘘か?実か? どちらにしても面白く興味を惹かれるのは、私だけなのか?ね~。

夢旅人 #- | URL | 2017/02/05 17:37 - edit

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