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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

”ごま豆腐” の想い出 

『 「鮎屋」 の ”ごま豆腐” に舌鼓 』

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               滋賀県野洲市 「鮎屋」 の ”ごま豆腐”

滋賀県大津と言えば、琵琶湖や大和絵で有名である。

”鮒ずし” でも名を馳せているが、此の度大津の方から、「鮎屋」 の ”新ソフト ごま豆腐” が届いた。

”ごま豆腐” と言えば、高野山の僧侶が麓から豆腐を買い出しに行った帰り道、ウッカリと落としてしまった。

あくる朝、探しに行って見れば、余りにも寒さから豆腐は凍っていたが、食べてみれば格別の美味しさだった。

そんな事から、”凍り豆腐” は高野山が始まりと言われ、後に ”ごま豆腐” などが作られるようになった。

『 ”ごま豆腐” には、ロゼ・ワインがよく合う 』

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     「柚子ごま豆腐」 の香りを ”ロゼ” で楽しむ

”新・ごま豆腐” は、「鮎屋」 の新製品である。

琵琶湖で獲れる鮒や鯉、ウナギなどを昆布巻きにした製品で名を馳せているが、”ごま豆腐” も格別である。

”新” と言われる所以は、ソフトでくどくなく、あっさりとした爽やかな食感とゴマや柚子や青紫蘇の風味がたまらない。

少しばかりの甘みを含んだロゼ・ワインと ”ごま豆腐” のコクや ”ゆず豆腐” の風味を楽しんだ。

『 ”ごま豆腐” の想い出・・・』

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             大津市・逢坂に佇む ”月心寺”

何十年前か? 大津市・逢坂に佇む ”月心寺” に ”ごま豆腐” 造りの名人尼さんを取材・撮影で尋ねた事があった。

”月心寺” は、大正・昭和と日本画・「玄猿」 で有名な橋本関雪の別荘でもあった。

安藤広重の東海道五十三次に描かれている 「走いの井筒」 という井戸があり、

世阿弥の作庭と言われる庭園には、松尾芭蕉の 「大津絵の 筆のはじめは 何仏」 の句碑があり、

小野小町、終焉の地 「蝉丸の庵」 とも言われ、現在は村瀬明道尼が住職を務めている。

明道庵主が作る精進料理(特に ”ごま豆腐” )が有名で多くの観光客を魅了している。

精進料理で有名な(一時期、TVを騒がしたが)「吉兆」の創始者・湯木貞一をして 「 ”ごま豆腐” は、天下一品 」 と。

また、白洲正子女史に、「一休和尚を、女にしたような尼さん」 と言わしめた。

『 破天荒な人生を送った明道尼 』

村瀬明道尼は、あの厳しい修行で有名な臨済宗で出家得度(確か9歳で?)。

若い頃は、酒もタバコも嗜み、ステーキにトンカツ、ラーメンは大の好物だった。

33歳で25歳も年上の男性に恋い焦がれ不徳な人生を送るが、

39歳の時、交通事故に遭い、右足・右手に重傷を負い、不自由な生活を余儀なくされる。

『 ”ごま豆腐” 造りは、鎮魂の為なのか?』

朝方、未だ夜も開けぬ早朝に、料理場の方から、何やら軍歌?のような鼻歌が聞こえた。

近くのご婦人たちが5・6人、ボランティアで料理の手伝いにやって来るのだ。

その中、明道尼は黙々とすり鉢に精を出している。

此処は~御国の~何百里~・・・と微かな声であるが、御国の為に命を落とした戦死たちに鎮魂を込めて。

昼時にもなれば、全国から明道尼が作る ”ごま豆腐” を目当てに、昼の精進料理を楽しみにやって来る。

池の見える大広間には緋毛氈が敷かれ、正座用の細長いテーブルが幾つも用意される。

その中を、不自由な右足と右手を巧みに使いながら、明道尼が料理を運んでくる。

法話とまではいかないが、若い頃の自由奔放に生きた人生話を語り、

人生に於ける ”生と死” の意味をしみじみと巧に話す姿は、今でも思い出す。

大津の方から頂いた、”ごま豆腐” に想いをいたすって、「こんなもんなの~?」


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category: 雑感

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コメント

胡麻豆腐、

こんにちは 初めましてお邪魔致します、
明道尼さんの ごま豆腐 を味わいたくひと昔十年ほど前に稽古友の友人
一回りとふたまわり若いお二方と共に 明道尼さんも一回り年長の干支
確かにごま豆腐は美味だったけど立錐の余地もない詰め込み状態 早朝からの
作業ともてなしは こんなものなの〜!。

umi925 #uBX3JtyA | URL | 2017/03/23 11:08 - edit

困った時代だね~

”海925” さんへ。 コメント有難う!!

私は取材で訪問したのですが、どんな取材でもある程度の 「ヤラセ」 は避けられないものです。 面白く可笑しくする為でしょうがね。

腕と足は交通事故で思うように動かせないのは事実ですが、料理を運ぶ時などは、オーバーな演出もありますね。

人気が人気を呼び、観光客が多すぎて 「お・も・て・な・し」 も雑になる事でしょう。
寺も僧侶も、悟りを求めて精進する時代はとっくに昔の事となりました。
現世利益ではないが、寺も僧侶も悟りより経営という事でしょうよ。

こんな時代を招いたのも、マスメディアに責任の一端はあるのでしょうが・・・

夢旅人 #- | URL | 2017/03/23 12:11 - edit

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