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こんなもんなの~?

趣味の写真を添えて、日々の『戯言』を・・・

古窯を尋ねて 

『 煙突と窯垣の坂道を散策 』

「六古窯」 ”瀬戸” ”常滑” ”丹波” ”備前” ”越後” ”越前” ”信楽” を指し、長い歴史を持つ陶器産地である。

S23年頃 古陶磁研究家:小山冨士夫氏により 「六古窯」 と命名。 H29年、「日本遺産」 に認定登録される。

常滑焼は、すり鉢・甕・壺などの日常生活雑器が主体だが、急須・土管・建築衛生陶器も製造。

無骨で豪快な常滑焼は、中世には六古窯の中でも最古で最大規模を誇り繁栄を見た。


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「旅する千年、六古窯」  ”火と人 土と人 水と人が出逢った風景”


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観光案内図  時間が無く橙色の一部分を散策


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陶磁器会館前 さぁ~、やきもの散歩道へ出かけてみよう


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先ず出逢ったのは、コンクリート壁に子供たちの歓迎陶板が


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粘土に釘で彫ったのか? 様々な絵も楽しく


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無機質なコンクリートに、子供たちの温かみのある陶板、心も和む

「 古きを尋ねる・・・」

古墳、古文書、古美術・・・等々、”古” のつく文字は数えきれないほどある。

いつも思う事だが、人は何故 ”古” が好きなのであろうか?

”温故知新” と結びつく要素が其処には有るのであろうか?

此の度は、偶々機会があって ”古窯” を尋ねる事があった。

日本全国、いたる所に窯元は点在しているが、”六古窯” よりは茶道で名を馳せる窯元が無数にあり、

陶器市などでもその名を知られているようだ。

”古窯” といえば想い出すのは・・・山形県の「旅館 ”古窯”」。

ある雑誌社の依頼を請け館内・料理の撮影に入り、夕食の時に襖が開き、

”ナイス ミチュー” と若女将さんが挨拶に。 そう言えば、元・JALのCAで世界中を飛び回っていた美人さん。

夕食をご馳走になりながら話が弾み、若女将さんと私の出身県が同じで、

祖父が過ごした家と直ぐ近くの生まれとの事で、ますます話に花が咲いた。

”古窯” という旅館名は・・・その昔、旅館の敷地内から古い窯の跡が見つかり、館名を ”古窯” としたという。

”古” が付く物は何でも好きであるが、「女房と畳は、新しいほどイイ」 とも言われる。

今、TVを騒がしている事件は、77歳の”古”い男性が55歳も年下の”新”しい女性を妻にした事から事件に。

”新”らいい物ばかりがイイんではナイって、「こんなもんなの~?」



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涼を求めて 

『 いずれ ”あやめ” ”かきつばた”・・・』

近くの 「香澄公園」 には、天皇お手植え(?)の菖蒲園がある。

もう満開だと思い、梅雨時期前の晴れた日に、”らら” の散歩を兼ねて出掛けた。

気温が30度近くあったので、池では子供たちが水遊び。 広場ではバーべキューを楽しみ、

遊具で遊ぶ子らに、ザリガニ捕りを楽しむ少年もにも出逢った。

いずれが ”アヤメ” か?”カキツバタ” ?かはよく判らないが、満開を少し過ぎたようだった。

”アヤメ” ”カキツバタ” ”花ショウブ” と、どれも美しく見分け難いものだが、

”花菖蒲” は、日本伝統園芸植物で、”菖蒲” ”杜若”を 品種改良したもので、どれも楚々とした可憐さは・・・

いずれ劣らぬ初夏の華であろう。


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ザリガニ釣の少年


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空中ブランコ? 親の方はてんてこ舞い


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奇声を上げての水遊び


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バーベキューの香りが・・・


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今日の散歩目的は、”菖蒲” 鑑賞


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(参考図) 源 頼政 ”鵺退治の図”

源 頼政が妖怪 ”鵺” を退治した折、近衛天皇から ”あやめ御前” と同じ化粧に衣装を着けた美女二人と、

”あやめ御前” の三人を差し出され、「どれが本物か?見事当てられたら ”あやめ御前” をお前にやろう」と。

どれも余りの美しさ、選ぶに困った頼政は・・・

「五月雨 沼の石垣 水こえて いずれか ”あやめ” 引きぞわずらう」 と詠んだ。

後年、甲乙つけがたい美しい物を、「いずれ ”あやめ” ”かきつばた”」 と言うように ”あやめ御前” の逸話が誕生した。


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木陰で・・・我が家のペット ”らら”

日々の散歩は、健康維持には ”モッテコイ” である。

昨年は腰部脊柱管狭窄症で、少し歩くと足が痛くなり立ち止まり座っていたが。今はリハビリのお蔭で解消。

二か月前からは頸部狭窄症で、首筋の右から方にかけ ”シビレ” が出始め、ただ今リハビリ中。

普段の散歩は妻とペットの ”らら” とで出かける事が多い。

妻は私の身の回りを全て面倒見てくれる。 ”らら” は、精神的に癒しを与えてくれる。

どちらも甲乙付けがたい大切な存在である。

「いずれ ”あやめ” ”あきつばた” 」 ではないが・・・どちらも女性だから、”あやめ” でも ”かきつばた” とでも言えよう。

元気で居られる幸せは、妻と” らら” の存在あってのことでしょう。

大切な物は身近に在るって、「こんなもんなの~?」






category: 雑感

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驚きの技法 

『 ”エマイユ” を、何故 ”七宝” というの? 』

図柄の輪郭に銅などのリボンを用い、その隙間にガラス釉のエナメルを焼き付ける工芸品で、

古くは、エジプトのツタンカーメン王の宝物などに用いられた。

フランス・リモージュでは聖器制作にも使われ、有名なリモージュの珈琲カップも ”エマイユ” 製である。

「日本では、何故”七宝”というの?」

紀元前18世紀頃のメソポタミアで類似したもの物が作られていたが、ヨーロッパ、中国を経て日本にも伝来。

日本で七宝焼の原型は、1833年に此の地に伝わり、梶常吉という人によって作られ始めたという。

ガラス質の装飾は光り輝き、当時の人々は眼を輝かして眺めた事であろう。

仏教経典 「仏説阿弥陀経」 があり、その中で極楽が如何に美しい処かが説かれている。

極楽浄土は、七重欄楯・七重羅網・七重行樹・皆是四寶で美し事この上ないので ”極楽” という。

極楽国には、七寶池があり八功徳水が溢れ、池底には・・・

”金” ”銀” ”瑠璃” ”玻璃” ”硨磲” ”赤珠” ”碼碯” 七つの宝で光り輝き池の中には蓮華が咲き誇っていると。

七つの寶で溢れたこの上なく美しい極楽の池・・・”七宝” も、これ程美しい事から名付けられたのである。

美しき ”七宝”、妙を得た名前である。


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愛知県あま市七宝町 「あま市七宝アートヴィレッジ」 外観


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見事な七宝画がお迎え 「ふれあい伝承館」 エントランス


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最初に出逢った作品・・・精巧さに驚き


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豪華絢爛の色彩に・・・七宝の特徴が


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20cm角の可愛い・・・壁に飾ると


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常設展示場 ①  七宝焼の歴史を学ぼう


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常設展示場 ②  名品の数々が


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常設展示場 ③  左端の大花瓶は、「間取り花鳥文大花瓶」


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「売店」 お土産に七宝は如何? 小物から花瓶まで

40年も前になろうか? 子供たちに ”七宝” 焼きを体験させた事があった。

指輪やペンダントにブローチなどの型があり、好きな釉薬を入れ小さな電気窯で焼くのである。

子供たちは綺麗!綺麗!と喜んでいたが、当時を振り帰れば簡単な”七宝”焼きでも楽しく遊んだものである。

そんな想い出の中だから・・・”七宝” 焼きアートヴィレッジと言われても、あまり期待はしていなかった。

”聞くと、観るとでは、大違い!!” と言われるが、正にその通りであった。

「七宝焼ふれあい伝承館」 で観た”七宝”焼は美術品その物で、改めて其の美しさに目を奪われた。

尾張七宝を未来に繋ぐために、美の継承・さらなる創造の場として努力が重ねられている。

見て・触れて・学んで・体験する・・・アートヴィレッジはそんな情報発信拠点であった。

聞くと観るとでは、大違い!!なんて、「こんなもんなの~?」



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三枚の絵に・・・ 

『 時の流れと共に・・・変わる作風 』

「大塚国際美術館」 に足を運んだのは、随分前の事だった。

世界の名画が一堂に再現展示されている様は圧巻である。

幾ら時間をかけ真剣に鑑賞し、記憶の奥にしっかりと留めていても、それは何時かは薄らぐものだ。

そこで、役に立つのが写真である。 記憶ではないが、記憶を甦らせてくれる。

いまも過日行った「大塚美術館」の作品群を眺めながら、消え失せそうな記憶を・・・写真は戦列に。

残念なのは、私は宗教画には興味が薄いので・・・写された写真を見てもブログにUPまでとはいかない。

特定の作家の展示会ではないので、展示作品の数は少ないが、時代と共に変わる作家の作風を観る事は出来る。

美術館での楽しみ方は、人それぞれであろうが、時系列で眺めるのも楽しみ方の一つと思う。


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クロード モネ 「印象ー日の出」  大塚国際美術館

モネの最も有名な印象派作品の一つで、色彩分割と呼ばれた細く小さい筆勢のよる絵具の質感を生かしたもの。

風景の細部の再現性は失われるも、陽光による自然の微妙な変化を色彩で表現。

鑑賞者は、独特な印象を深く心に刻むものである。

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クロード モネ 「ラ・ジャポネーズ」  大塚国際美術館

背景や床に扇子を配し、手にも扇子を持ち、色鮮やかな朱赤の着物を身に纏った女性は、

妻・カミューと言われ、作家の日本趣味的要素が強烈な印象を観る者に与える。

モネは、「只のがらくた 気まぐれに描いた作品」 と言っている。

着物の柄には、抜刀する武者が立体的に刺繍され、芸者風にポーズをとっている姿は笑みを浮かべ、

モネの日本趣味が最高潮に発揮された作品で、風景画とは違い色彩の鮮やかさと平面的画法とは、

当時のヨーロッパ画家たちに強烈な印象でもって魅了すら与えた事であろう。


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クロード モネ 「日傘の女(左向き)」  大塚国際美術館
 
前回もUPした作品であるが・・・

女性の顔は風になびくヴェールに包まれ、表情は全く描かれていず、輪郭のみで構成されている。

亡き妻への画家の心情の表れであり、陽光が織りなす色彩が特徴でモネ最後の人物がである。

『 三者、三様とは言うけれど・・・』

美術品の鑑賞・・・作家が有名なのか? 作品が有名なのか? そんな事はどうでもイイだろうと思う。

美術館で有名人の作品が展示されれば、蟻の行列の如く何時間も並ぶ日本人。

名作・名品を観たいと思う気持ちは理解できるが・・・私は、”好き” か ”嫌い” で観る方だ。

但し、どんなに有名な作品でも、入館まで何時間も並び、蟻の行列で作品の前では1・2分の鑑賞なんて、ね。

マネにしてもどんな作家にしても、時代と共に作品の風合いは変わる物である。

「三者三様」 と言うが、何事においても変わらぬとう事は無く、どの世界でも諸行無常と言う事でしょうか。

時代と共に表現が変わるモネの作品を眺めながら・・・ふと思う事って、「こんなもんなの~?」





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日傘が欲しい 

『 人物のルノワール 風景のモネ 』

モネ 「日傘の女」 最初の妻:カミーユの死から6年、何を想い描いたのか?

三枚ある 「日傘の女」 だが、私は最後の絵が一番好きである。

亡き妻への想いの所為なのか? 筆が止まったのか? 顔の表情は無く風になびくベールや輝く陽光と同化し、

あたかも風景画と見間違う。

前作の右を向いた作品では、土手に咲いた草花が描かれていたが、この作品では草花の代わりに、

腰に飾った ”ひなげし” のコサージュが描かれている。

どのような心境の変化があったのか? 表情なき顔と、赤いコサージュが鑑賞者を引き付ける名画である。


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クロード モネ 「日傘の女」 大塚国際美術館



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オーギュスト ルノワール 「浴女たち」 大塚国際美術館

ルノワール 「浴女たち」 豊満で肉感に富んだ理想の女性像である。

作家は 「生涯において探求した、絵画表現の総体的作品」 という言葉を残している。

ルノワールの生涯最高の作品とでも言えるものであろう。

田園風景の沐浴を楽しむ姿は、画家の眼にはヴィーナスと映っているのであろう。

陽光を浴びるヴィーナスたちは光り輝き、僅かに見える青空と、萌えるような草木が、

全体を色彩の饗宴へと誘ってくれるようだ。

『 日傘が欲しい・・・』

ヨーロッパでは、夏の日差しを惠として好み、”日傘” はそれ程使われないと言うが・・・

熱中症に警告が出る日本では、真夏のぎらつく太陽の日差しは敬遠されがちである。

女性は日差しを浴びて ”シミ” が出るのを嫌い、日焼け防止のクリームを塗り ”日傘” を愛用する。

湿度も高く気温も30度前後となれば、女性ならずも男性でも ”日傘” が欲しくなる。

今月末に、「明治村」 に行く予定にしているが、天候と気温が気になっている。

曇り空ならイイが、晴れで気温が高ければ、男性でも ”日傘” が欲しくなるよね~。

名画 「日傘の女」 に、”日傘の効用” を思うって、「こんなもんなの~?」




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